宇宙における地球の形成から現在の地球への進化の様子を時間を追って説明できること.さらに,プレートテクトニクスに基づく,日本列島の形成と地震について説明できること.これらを学習し,宇宙の中での地球の特異性と普遍性を説明できること.また,災害のメカニズムを理解し,防災についての理解を得ること.これらの内容を満足する事で,学習・教育目標の(C-1)、および、(D-1)の達成とする.
本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.
概要:
前半では,地球科学に関係する基本的な内容を学び,宇宙の中での「地球」の特異性と普遍性を理解する.後半は,地球科学,特にプレートテクトニクスに基づく,日本列島の形成と地震についての基礎を学び,東日本大震災後の地球科学の進む道を考える.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,毎回、授業時間内の出席小テストと授業終了後の演習問題やレポート課題をTEAMSで行う.
・単元ごとに,小テストや用語の確認,あるいは,レポート課題を課す.小テスト・用語の確認テストは,毎授業終了時にTEAMSにて提出のこと.レポートは,期限内に遅れず提出すること.
・本科目では BYOD パソコンを持参すること.
注意点:
<成績評価> 試験(50%),小テスト・レポート等(30%)の合計80点満点で(C-1)、試験(10%)、小テスト・レポート(10%)の合計20点満点で(D-1)を評価する.合計100点満点で6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,機械工学科棟3F大西教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は物理Ⅰ,物理Ⅱ,化学Ⅰ,化学Ⅱ,応用物理Ⅰとなる.
<備考>いくつかの専門分野がかかわる複合領域を含むため,既存の知識のみでは理解が困難になる場合がある.自ら積極的に考え,調べる必要がある.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
宇宙から地球を眺める |
宇宙における地球の位置づけと特徴を理解する.
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| 2週 |
地球と取り巻く時空の階層構造 |
地球を取り巻く時空の階層構造の存在を理解し,その原因に付いて説明できる.
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| 3週 |
膨張宇宙からビックバン |
ビックバンとはなにか理解し,ビックバンや星での元素合成を説明できる.
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| 4週 |
太陽系の中の地球 |
太陽系の広がりが説明できる.太陽系の形成について説明できる.金星,火星と比較して地球環境を理解する.
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| 5週 |
惑星としての地球から生命の星としての地球へ |
地球の形成から現在の地球への進化の様子を時間を追って説明できる。地球に最初に誕生した生命がどのように進化して現在に到るかを説明できる.
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| 6週 |
地球大気と海洋の運動 |
地球大気構造や気温分布を熱輸送の観点から説明できる.大気の大循環を理解し,大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。
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| 7週 |
惑星としての地球 |
地球の熱収支を熱放射の観点から調べ,温室効果の意味を説明できる.金星や火星と地球の違いを温室効果ガスや放射平衡温度から理解する.
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| 8週 |
前期中間理解度確認 |
現在の地球環境に到るまでの進化の過程の基本的な理解度を確認する.
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| 2ndQ |
| 9週 |
生物の多様性と共通性 |
地球上の生物の多様性について説明できる. 生物に共通する性質について説明できる.
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| 10週 |
地球上の植生と 生態系 |
世界のバイオームとその分布について説明できる。日本のバイオームの水平分布,垂直分布について説明できる。生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。
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| 11週 |
日本列島を作った作用 |
プレートテクトニクスを理解し,日本列島の特徴を理解する.
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| 12週 |
地震・火山のメカニズム |
地震や火山のメカニズムを理解し、ハザードとリスクについて考える.
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| 13週 |
地震災害・火山災害と防災 |
地震災害,火山災害の特徴と防災を理解する.地震や火山災害のハザードマップを読めるようにする。
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| 14週 |
気象災害と防災
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気象災害の特徴と防災を理解する.気象災害のハザードマップを読めるようにする。
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| 15週 |
前期末達成度試験 |
地球のグローバルな環境問題を理解しているか,災害の起こるメカニズムと防災に付いての基礎的な理解度を確認する.
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| 16週 |
まとめと復習
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これまで学習した内容を振り返りながら、過去に起きた大災害(阪神・淡路大震災や東日本大震災、令和元年台風19号による千曲川の氾濫)を確認し、技術者としての今後を考える.
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 2 | 前2,前4 |
| 地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 2 | 前1,前2,前4 |
| 陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 2 | 前2,前5 |
| 地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 2 | 前5,前11 |
| マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 2 | 前11,前12,前13 |
| 地震の発生と断層運動について説明できる。 | 2 | 前11,前12,前15 |
| 地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 2 | 前11,前12 |
| プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 2 | 前11,前15 |
| 地球上の生物の多様性について説明できる。 | 2 | 前1,前9 |
| 生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 2 | 前9 |
| 生物に共通する性質について説明できる。 | 2 | 前9,前10 |
| 大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 2 | 前6,前14 |
| 大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 2 | 前6,前7,前14 |
| 大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 2 | 前6,前7,前14 |
| 海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 2 | 前6 |
| 植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 2 | 前9,前10 |
| 世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 2 | 前10 |
| 日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 2 | 前10 |
| 生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 2 | 前10 |
| 生態ピラミッドについて説明できる。 | 2 | 前10 |
| 生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 2 | 前7,前10 |
| 熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 2 | 前10 |
| 有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 2 | 前10 |
| 地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 2 | 前7 |
| 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 2 | 前1,前13,前14,前15 |
| 環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | 前13,前15 |
| 科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 2 | |
| 科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 2 | |