到達目標
・古典和歌に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できること,また,自らの研究について一般の人でも分かるように説明することができて,学習・教育目標(A-1)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自らの研究について,一般の人が理解できるように説明することができる. | 自らの研究について,一般の人がおおよそ理解できるように説明すること | 自らの研究について,一般の人が理解できるように説明できない. |
評価項目2 | 古典和歌に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できる. | 古典和歌に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを,おおよそ説明できる | 古典和歌に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できない. |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
正岡子規が短歌の革新を行うまで,和歌の規範であり,我が国の美意識の基にもなってきた,『古今和歌集』の表現について,『万葉集』『新古今和歌集』を視野に入れながら講義する.また,学生の国語表現の力を育成するために,学生自身の研究について,一般の人でもわかるようにプレゼンテーションを行う.
授業の進め方・方法:
・授業方法は,講義を中心とする.
なお,この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>筆記試験(80%)・プレゼンテーション(20%)の合計100点満点で(A-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,一般科棟3階.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
〈注意点〉
①古典の表現に興味関心のある学生が受講していることを前提とした講義となる.
②本科で使用した国語便覧,古典文法の教材,古語辞書も必ず持参すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス プレゼンテーションの仕方 |
・本科目の目的や概要などについて理解できる. ・多くの人を相手に話す際,自らの意見を効果的に伝えるために留意する点について理解できる.
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2週 |
プレゼンテーションの原稿作成 |
自らの研究について,専門外の人でもわかるように,図表などを用いながら,3分間でまとまったプレゼンテーションができる原稿を書くことができる.
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3週 |
プレゼンテーション① |
・自らの研究について,多くの人を前に,適切な表現でプレゼンテーションをすることができる. ・他者の話を理解し,意見を述べることができる.
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4週 |
・プレゼンテーション② ・相互評価 |
・自らの研究について,多くの人を前に,適切な表現でプレゼンテーションをすることができる. ・他者の話を理解し,意見を述べることができる. ・他者のプレゼンテーションについて,客観的に評価するとともに,建設的な助言ができる.
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5週 |
和歌文学と日本文化① |
和歌が日本の文化と密接に関係していることが理解できる.
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6週 |
和歌文学と日本文化② |
和歌が日本の文化と密接に関係していることが理解できる.
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7週 |
和歌の文字・表記と表現 |
『万葉集』と『古今集』に使用された文字の相違が,『古今集』の表現に影響を与えたことが理解できる.
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8週 |
物名 |
前の時間を踏まえて,『古今集』の「物名」巻の成立に,仮名文字が不可欠だったことが理解できる.
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2ndQ |
9週 |
『古今集』の修辞① |
『古今集』の表現を掛詞から理解できる.
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10週 |
『古今集』の修辞② |
『古今集』の表現を縁語から理解できる.
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11週 |
『古今集』の修辞③ |
『古今集』の表現を構文から理解できる.
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12週 |
『古今集』の歌ことば① |
『古今集』の表現を歌ことば(地名)から理解できる.
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13週 |
『古今集』の歌ことば② |
『古今集』の表現を歌ことば(地名以外の名詞)から理解できる.
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14週 |
『古今集』の歌ことば③ |
『古今集』の表現を歌ことば(地名以外の名詞)から理解できる.
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15週 |
三大歌集の表現の特徴 |
いわゆる三大歌集の表現の違いの1つは,歌末語によることが理解できる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
配点 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |