日本文学特論

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本文学特論
科目番号 0013 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産環境システム専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:教科書は担当教員が用意するので,購入の必要はない.
担当教員 牧 千夏

到達目標

・近現代文学に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できること,また,自ら関心のある文学について説明でき、話し合いができて,学習・教育目標(A-1)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自らの考えを説明する力自らの考えを説明し,話し合いをすることができる.自らの考えを説明し,話し合いをすることがおおよそできる.自らの考えを説明し,話し合いをすることができない.
近現代文学に関する理解と鑑賞近現代文学に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できる.近現代文学に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを,おおよそ説明できる近現代文学に関して,大学の一般教養程度の知識と自らの考えや感想などを説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近現代文学についての多様な解釈を知る.その上で,教員の指定した作品,または自分が選んだ作品についてプレゼンをし,それについてレビューを書く.
この授業は,3点の目標がある.1点目に,文学作品に関する知識や背景を知ることで,新しい解釈が生まれることを知ること,2点目に,自分の解釈を人に発表し書く楽しさを知ること,3点目に,他の人の解釈を聞き、解釈の広がりを知ること,である.
これまでの読解のように,ひとつの読解を求めるという方法ではなく,解釈の多様なあり方を知ることを目標にしたい.
授業の進め方・方法:
・授業方法は,講義とプレゼンテーションとディスカッションを中心とする.

なお,この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>プレゼン(35%)発言(15%)選択問題(15%)レビュー(35%)の合計100点満点で(A-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>月・木 16:00 ~ 17:00,一般科棟3階.この時間以外はメールでアポイントをとること..

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
・本科目の目的や概要などについて理解できる.
・多くの人を相手に話す際,自らの意見を効果的に伝えるために留意する点について理解できる.
2週 太宰治「千代女」を読む、自分が考えるこの作品のテーマを説明する 太宰治「千代女」を読む、自分が考えるこの作品のテーマを説明することができる
3週 「千代女」のレビュー(千田洋幸「自壊する「女語り」」を読む 「千代女」のレビュー(千田洋幸「自壊する「女語り」」を読むことができる
4週 千田洋幸「自壊する「女語り」」のスライドを作る 千田洋幸「自壊する「女語り」」のスライドを作ることができる
5週 千田洋幸「自壊する「女語り」」のスライドを発表する 千田洋幸「自壊する「女語り」」のスライドを発表することができる
6週 自分が発表する作品を選ぶ・「土神と狐」を読む 自分が発表する作品を選ぶ・「土神と狐」を読むことができる
7週 「土神と狐」のレビュー(小森陽一「土神と狐」)を読む・ディスカッションをする 「土神と狐」のレビュー(小森陽一「土神と狐」)を読む・ディスカッションをすることができる
8週 プレゼン準備 プレゼン準備ことができる
2ndQ
9週 プレゼンテーション プレゼンテーションすることができる
10週 プレゼンテーション プレゼンテーションすることができる
11週 プレゼンテーション プレゼンテーションすることができる
12週 レビューを書くためのアウトラインを書く レビューを書くためのアウトラインを書くことができる
13週 レビューを書く レビューを書くことができる
14週 レビューミィーティング レビューミィーティングすることができる
15週 レビューのリライト レビューのリライトをすることができる
16週 予備日 予備日

評価割合

プレゼン発言選択問題レビュー合計
総合評価割合35151535100
配点35151535100