到達目標
都市デザインとして都市空間に望まれる音環境を説明できること.特に,その都市空間にふさわしい音環境を「景観への調和・騒音制御・信号音や音声情報の伝達など」の視点で説明ができる.以上の内容を満足することで学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
都市デザインのあり方を,都市空間における音環境の快適性と情報伝達を題材とし習得する.まず,都市計画法の用途地域や都市計画事業について理解する.さらに,都市空間における音環境の現状を理解し,騒音制御・信号音や音声による情報伝達・サウンドスケープ手法などを用いて景観に調和した音環境の創造について考える.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とする.適宜,レポート課題・演習問題を課すので,期限に遅れず提出する事.
注意点:
<成績評価>学年末試験(70%)および教科書を基に適宜出題するレポート(30%) の合計100 点満点で評価し,合計の6 割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,西川教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<備考>都市計画,地域計画,建築計画,建築環境に関する基礎的事項を習得していることが前提であり,これらの知識が不足する場合は各自が事前に補っておくこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
都市計画法 |
都市計画法による用途地域と都市計画事業について説明できる.
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2週 |
都市空間の音環境の概要/公共空間の音環境 |
都市空間の音環境の基礎事項として,公共空間の分類が説明できる.
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3週 |
騒音による生理的・心理的影響 |
環境が都市の印象に与える影響,生理・心理的影響について説明できる.
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4週 |
会話・作業・聴取妨害 |
音の評価かかわる基本事項について説明できる.
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5週 |
都市空間の音環境に関する法規制 |
国際規格や国内法規(環境基準や騒音規制など)の概要を説明できる.
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6週 |
都市空間における音環境の実態/調査方法・評価方法 |
音環境の調査方法,目的,結果の考察方法について的確に説明できる.
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7週 |
交通機関(駅,空港・乗り物など) |
音環境の調査結果により,その場に応じた望ましい音環境について説明できる.
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8週 |
商店街・地下街・商業施設 |
音環境の調査結果により,その場に応じた望ましい音環境について説明できる.
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4thQ |
9週 |
公共施設・公園・緑地 |
音環境の調査結果により,その場に応じた望ましい音環境について説明できる.
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10週 |
都市空間の信号音のデザイン/危険・情報を知らせる音 |
警告音,サイン音,報知音や音声による避難情報などの特徴を説明できる.
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11週 |
高齢社会に配慮した音 |
高齢者の聴覚特性を考慮した信号音について説明できる.
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12週 |
景観と音の相互作用/視覚と聴覚の相互作用の基礎知識 |
視覚と聴覚が景観に及ぼす影響を説明できる.
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13週 |
音が景観に及ぼす影響 |
音が景観に及ぼす影響について説明できる.
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14週 |
サウンドスケープデザイン |
サウンドスケープの概念を説明できる.
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15週 |
学年末試験 |
学年末試験
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
配点 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |