到達目標
振動および音の一般的特性が説明でき、必要な計算ができる.さらに,振動と音の計測と 制御の方法について説明できる.これにより,(D-1),(D-2)の目標を達成する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
振動 | 多自由度の振動及び強制振動について説明と計算ができる | 1自由度自由振動について説明と計算ができる | 1自由度自由振動について説明と計算ができない |
騒音 | 騒音に関する基本的な説明と計算がてき、かつ、騒音の人への影響,その防止方法について説明できる | 騒音の大きさ、周波数、波長などについて、説明や計算ができる | 騒音の大きさ、周波数、波長などについて、説明や計算ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
騒音の問題は様々な工業製品,それらを作る生産現場あるいは日常の社会生活の中で重要 な課題となっており,工学的観点からの低減化が望まれる.音源の振動の性質及び音の基 本的性質を理解し,騒音の人への影響,その防止方法について学ぶ.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とするが,適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・なお,この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>試験(80%)およびレポート課題(20%)の合計100点満点で(D-1)および(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>毎週 火曜日16:00~17:00 機械工学科棟3F計測準備室,または毎週 月曜日16:00~17:00 機械工学科棟2F宮下教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
振動の基礎 |
振動とは何か,振動の種類と特徴について説明できる.
|
2週 |
1自由度系の振動 |
1自由度系の自由振動,強制振動,振動系の過渡応答 などについて説明でき,必要な計算ができる.
|
3週 |
2自由度系の振動 |
直線振動,ねじり振動などの2自由度系の自由振動, 強制振動などについて説明でき,必要な計算ができる.
|
4週 |
多自由度系の振動 |
多自由度系の振動に関する運動方程式とその解法につ いて説明でき,必要な計算ができる.
|
5週 |
連続体の振動 |
連続体としての固体,流体の振動とその運動方程式と 解法について説明でき,必要な計算ができる.
|
6週 |
振動の計測と制御 |
振動の計測法と,その受動制御,能動制御について説 明できる.
|
7週 |
超音波振動 |
超音波振動の特徴と用途について説明できる.
|
8週 |
音波とその特性について |
音とは何か,また音波の放射,伝搬,反射,吸収,透過などの音波に関する物理現象を説明できる.
|
4thQ |
9週 |
音源と音の伝搬について |
点,線音源などに関して音の伝搬を説明できる.
|
10週 |
音に対する人間の感覚 |
等感度曲線,可聴域について学び,人間の音に関する 感覚が説明できる.
|
11週 |
騒音と音波の関係について |
騒音と音の違いが説明できる
|
12週 |
騒音評価について |
騒音評価の仕方が説明できる. 騒音職場での作業環境基準が説明できる.
|
13週 |
騒音測定について |
騒音の測定法について説明できる.
|
14週 |
騒音防止について |
騒音防止のための手法について説明できる.
|
15週 |
まとめ |
|
16週 |
学年末達成度試験 |
|
評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
配点 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |