倫理学特論

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 倫理学特論
科目番号 0019 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報システム専攻(先端融合テクノロジー連携教育プログラム) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 指定しない.授業においてプリントを配布する.
担当教員 嶋﨑 太一

到達目標

科学技術およびそれに携わる技術者の社会的責任や役割をグローバル規模で理解し,科学技術の直面する倫理的課題について自ら考え,論理的にそれを説明,表現することができる.これをもって学習・教育目標(B-1)および(B-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
倫理学理論の基礎を理解できる.倫理学理論の基礎を十分に理解している.倫理学理論の基礎を,おおむね理解している.倫理学理論の基礎を理解していない.
科学技術のもつ倫理的課題について広い視野から考察できる.科学技術のもつ倫理的課題について,グローバル規模で十分に考察できる.科学技術のもつ倫理的課題について,おおむね考察できている.科学技術のもつ倫理的課題について考察できていない.
技術者の倫理について主体的に探究し,それを表現できる.技術者の倫理について主体的に探究し,論理的かつ明晰にそれを表現できる.技術者の倫理について考え,それをおおむね表現できている.技術者の倫理について考え,表現することができていない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
倫理学の基礎的な理論について講義した上で,それを踏まえて技術者の倫理について学生自身がプレゼンテーションし,相互に検討する.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義およびプレゼンテーション,ディスカッションとする.対話によってより高次の答えを見出すプロセスを重視するため,積極的にディスカッションに参加してもらいたい.
・科学技術の倫理について,ケース・スタディを活用し,相互に検討する.

なお,この科目は,学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>ケース・スタディに関するプレゼンテーション(30%),プレゼンテーションに対するコメント(30%),および学期末レポート(40%)の合計100点満点で(B-1)(B-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー> 木曜日 16:00 ~ 17:00
<先修科目・後修科目>先修科目は倫理学


授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 技術者倫理の意義 技術者倫理の意義について理解する.
2週 ケース・スタディのテーマ設定,プレゼンテーションの基本 ケース・スタディに関するプレゼンテーションの方法を理解する.
3週 倫理学基礎論①義務論(正義論を含む) カントの義務論やロールズの正義論について理解する.
4週 倫理学基礎論②功利主義 ベンサム,ミルの古典的功利主義とその発展について理解する.
5週 倫理学基礎論③徳倫理 徳倫理について理解する.
6週 ケース・スタディ① 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
7週 ケース・スタディ② 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
8週 ケース・スタディ③ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
2ndQ
9週 ケース・スタディ④ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
10週 ケース・スタディ⑤ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
11週 ケース・スタディ⑥ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
12週 ケース・スタディ⑦ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
13週 ケース・スタディ⑧ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
14週 ケース・スタディ⑨ 技術者倫理について自ら意見を表明し,討論に参加して考えを深められる.
15週 総合討論,まとめ 授業で扱ったケース・スタディを振り返り,全体を通して議論を深められる.
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合0060400100
配点0060400100