プログラミング基礎

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミング基礎
科目番号 0046 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 工学科(専門科目:情報エレクトロニクス系) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 教科書:「学生のためのC」,内山章夫,河野吉伸,津村栄一,中村隆一,長谷川洋介著,東京電機大学出版局.
参考書:「C言語によるプログラミング-基礎編-第2版」,内田智史監修,オーム社.「やさしいC 第5版」,髙橋麻奈,SBクリエイティブ.
担当教員 萱津 理佳

到達目標

情報処理入門で学習したプログラミング技法をベースに,ポインタ,文字列操作・ファイル操作,構造体・共用体について学習し,C言語を用いた発展的なプログラムが書けることを到達目標とする.授業内容を理解し,その成果を表現できることで(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1:ポインタポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプログラムを作成することができる.ポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプロラムを理解することができる.ポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプログラムを理解することができない.
評価項目2:文字列操作・ファイル操作文字列操作・ファイル操作の用いたプログラムを作成することができる.文字列操作・ファイル操作の用いたプログラムを理解することができる.文字列操作・ファイル操作の用いたプログラムを理解することができない.
評価項目3:構造体・共用体構造体・共用体を使ったプログラムを作成することができる.構造体・共用体を使ったプログラムを理解することができる.構造体・共用体を使ったプログラムを理解することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・選択処理,反復処理,配列,関数に関するプログラミング技法を身につけていることを前提とする.
・ポインタの理解および操作のためのプログラムを学ぶ.
・文字列操作・ファイル操作の用いたプログラムを学ぶ.
・構造体・共用体を使ったプログラムを学ぶ.
授業の進め方・方法:
・授業では,基本的な知識を講義で学習し,パソコンを用いた演習にて実践する.
・随時,レポート課題および小テストを課すので,レポート課題は期限に遅れずに提出し,小テストにて各回の内容を振り返ること.
注意点:
<成績評価>試験(50%),その他(50%)の合計100点満点で(D-2)を評価し,6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>授業日に対応する.それ以外の時間は,メールにてまたは窓口教員が対応する.
<先修科目>情報処理入門
<後修科目>アルゴリズムとデータ構造(情報コース)・マイクロコンピュータ(電気コース・情報コース)
<備考>本科目では,BYODパソコンを持参すること.授業後の復習やレポート作成に重点を置くこと.また,わからない点は質問するようにして,未解決のまま次回の授業に臨むことがないようにすること.レポート(課題・小テスト)については,原則として,授業時間内に提出を完了すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,選択処理,反復処理,配列,関数の復習 選択処理,反復処理,配列,関数に関する基礎的なプログラミングができる.
2週 ポインタ(1) ポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプログラミングができる.
3週 ポインタ(2) ポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプログラミングができる.
4週 ポインタ(3) ポインタを理解し,ポインタの操作を用いたプログラミングができる.
5週 関数へのポインタ渡し(1) ポインタを介して,記憶領域を操作するプログラミングができる.
6週 関数へのポインタ渡し(2) ポインタを介して,記憶領域を操作するプログラミングができる.
7週 文字列操作(1) 文字列の構造を理解し,文字列を操作するプログラミングができる.
8週 文字列操作(2) 文字列の構造を理解し,文字列を操作するプログラミングができる.
4thQ
9週 ファイル操作(1) ファイルの使い方を理解して,読み込み・書き込みのプログラミングができる.
10週 ファイル操作(2) ファイルの使い方を理解して,読み込み・書き込みのプログラミングができる.
11週 ファイル操作(3) ファイルの使い方を理解して,読み込み・書き込みのプログラミングができる.
12週 構造体 構造体を理解し,構造体の定義,構造体の操作のプログラミングができる.
13週 共用体 共用体を理解し,共用体の定義,共用体の操作のプログラミングができる.
14週 演習 新たに学んだ手法を用いたプログラムを作成することができる.
15週 まとめ 学んだ内容を振り返ることができる.
16週

評価割合

試験その他合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100