情報エレクトロニクス実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報エレクトロニクス実験Ⅰ
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:情報エレクトロニクス系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:電子情報工学科製作したプリントおよびWeb上のテキストを用いる
担当教員 芦田 和毅,力丸 彩奈,斎藤 栄輔,姜 天水

到達目標

正確に実験及び実習を遂行できること及び課題に解答できることで(D-1)及び(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ハードウェアに関する実習各テーマで取り上げられる実験器具,電子部品を理解した上で,使用することができる.各テーマで取り上げられる実験器具,電子部品を使用することができる..各テーマで取り上げられる実験器具,電子部品を使用することができない.
ソフトウェアに関する実習各テーマの課題について指定された内容のプログラムを工夫して作成することができる.各テーマの課題について指定された内容のプログラムを作成することができる.各テーマの課題について指定された内容のプログラムを作成することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
まず,この授業では2グループに分かれて実施する.また,授業の内容はハードウェア分野(以下HW)とソフトウェア分野(以下SW)に分かれている.片方のグループがHWの実験を行っている時,もう片方のグループはSWの実験を行う.これを交代しながら行い,最終的にそれぞれのグループはすべて同じ内容の実験を行える.なお,SWについては実習を中心に行うために事前に説明用動画を視聴する必要がある.
授業の進め方・方法:
・SWでは事前に説明用動画を視聴しておく.また,動画の内容を理解したか確認するための小テストを行う.
・授業方法は実験および実習を中心とする.
・適宜課題やレポートを期限に遅れずに提出すること.
注意点:
<成績評価>SWについては,視聴した動画の内容を確認する小テスト(10%)とレポート(40%)とし,HWについてはレポート(50%)で評価し,合計100点満点で(D-1)および(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>事前にメール等でアポイントを取ったうえで,各教員室にて行う.
<先修科目・後修科目>後修科目は情報エレクトロニクス実験Ⅱとなる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 報告書の書き方1 実験の進め方,報告書の作成方法が理解できる.
2週 グループ1: エレクトロニクス基礎実験I(分流器・倍率器)
グループ2: C言語の基礎1
グループ1: 分流器と倍率器に関して理解できる.
グループ2: C言語プログラムをビルドし実行できる.
3週 グループ1: 直流回路網(キルヒホッフの法則・テブナンの定理・重ねの理)1
グループ2: C言語の基礎2
グループ1: 直流回路網の基本的な法則や法則を理解できる.
グループ2: C言語における変数,四則演算,画面表示を行える.
4週 グループ1: 直流回路網(キルヒホッフの法則・テブナンの定理・重ねの理)2
グループ2: 条件分岐1
グループ1: 直流回路網の基本的な法則や法則を理解できる.
グループ2: C言語における条件分岐について理解できる.
5週 グループ1: Arudino実習I(はんだ付け1)
グループ2: 条件分岐2
グループ1: プリント基板にはんだ付けを行える.
グループ2: C言語における条件分岐について理解できる.
6週 グループ1: Arudino実習I(はんだ付け2)
グループ2: 1次元配列
グループ1: プリント基板にはんだ付けを行える.
グループ2: C言語の一次元配列について理解できる.
7週 グループ1: C言語の基礎1
グループ2: エレクトロニクス基礎実験I(分流器・倍率器)
グループ1: C言語プログラムをビルドし実行できる.
グループ2: 分流器と倍率器に関して理解できる.
8週 グループ1: C言語の基礎2
グループ2: 直流回路網(キルヒホッフの法則・テブナンの定理・重ねの理)1
グループ1: C言語における変数,四則演算,画面表示を行える.
グループ2: 直流回路網の基本的な法則や法則を理解できる.
2ndQ
9週 グループ1: 条件分岐1
グループ2: 直流回路網(キルヒホッフの法則・テブナンの定理・重ねの理)2
グループ1: C言語における条件分岐について理解できる.
グループ2: 直流回路網の基本的な法則や法則を理解できる.
10週 グループ1: 条件分岐2
グループ2: Arudino実習I(はんだ付け1)
グループ1: C言語における条件分岐について理解できる.
グループ2: プリント基板にはんだ付けを行える.
11週 グループ1: 1次元配列
グループ2: Arudino実習I(はんだ付け2)
グループ1: C言語の一次元配列について理解できる.
グループ2: プリント基板にはんだ付けを行える.
12週 グループ1: Arudino実習I(プログラミング1)
グループ2: 関数
グループ1: Arduinoマイコンで動作する基礎的なプログラムを書ける.
グループ2: C言語の関数を作成して呼び出せる.
13週 グループ1: Arudino実習I(プログラミング2)
グループ2: アルゴリズム(再帰を含む)
グループ1: Arduinoマイコンで動作する基礎的なプログラムを書ける.
グループ2: C言語で基礎的なアルゴリズムを理解できる.
14週 グループ1: 関数
グループ2: Arudino実習I(プログラミング1)
グループ1: C言語の関数を作成して呼び出せる.
グループ2: Arduinoマイコンで動作する基礎的なプログラムを書ける.
15週 グループ1: アルゴリズム(再帰を含む)
グループ2: Arudino実習I(プログラミング2)
グループ1: C言語で基礎的なアルゴリズムを理解できる.
グループ2: Arduinoマイコンで動作する基礎的なプログラムを書ける.
16週
後期
3rdQ
1週 報告書の書き方2 実験の進め方,報告書の作成を行える.
2週 グループ1: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)1
グループ2: ポインタ1
グループ1: オシロスコープの使い方の基礎を理解できる.
グループ2: C言語のポインタについて概要を理解できる.
3週 グループ1: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)2
グループ2: ソート
グループ1: コイル及びコンデンサの基礎を理解できる.
グループ2: C言語にて簡単なソートについて理解できる.
4週 グループ1: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)3
グループ2: 2次元配列1
グループ1: 簡単なコイルの作成方法を理解できる.
グループ2: C言語の2次元配列について概要を理解できる.
5週 グループ1: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)4
グループ2: 2次元配列2
グループ1: 簡単なコンデンサの作成方法を理解できる.
グループ2: C言語の2次元配列についてプログラミングできる.
6週 グループ1: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)5
グループ2: 構造体・共用体
グループ1: 作成したコイル及びコンデンサについて特性を測定できる.
グループ2: C言語の構造体と共用体について理解できる.
7週 グループ1: ポインタ1
グループ2: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)1
グループ1: C言語のポインタについて概要を理解できる.
グループ2: オシロスコープの使い方の基礎を理解できる.
8週 グループ1: ソート
グループ2: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)2
グループ1: C言語にて簡単なソートについて理解できる.
グループ2: コイル及びコンデンサの基礎を理解できる.
4thQ
9週 グループ1: 2次元配列1
グループ2: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)3
グループ1: C言語の2次元配列について概要を理解できる.
グループ2: 簡単なコイルの作成方法を理解できる.
10週 グループ1: 2次元配列2
グループ2: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)4
グループ1: C言語の2次元配列についてプログラミングできる.
グループ2: 簡単なコンデンサの作成方法を理解できる.
11週 グループ1: 構造体・共用体
グループ2: 交流実験(オシロスコープの使い方,コイル・コンデンサの製作と測定)5
グループ1: C言語の構造体と共用体について理解できる.
グループ2: 作成したコイル及びコンデンサについて特性を測定できる.
12週 グループ1: 論理回路(デジタルICの入出力レベル,デジタルICの遅延)1
グループ2: 応用課題1
グループ1: 論理回路における入出力レベルについて理解できる.
グループ2: C言語にて特定の応用課題について理解できる.
13週 グループ1: 論理回路(デジタルICの入出力レベル,デジタルICの遅延)2
グループ2: 応用課題2
グループ1: 論理回路における遅延について理解できる.
グループ2: C言語にて特定の応用課題についてプログラミングできる.
14週 グループ1: 応用課題1
グループ2: 論理回路(デジタルICの入出力レベル,デジタルICの遅延)1
グループ1: C言語にて特定の応用課題について理解できる.
グループ2: 論理回路における入出力レベルについて理解できる.
15週 グループ1: 応用課題2
グループ2: 論理回路(デジタルICの入出力レベル,デジタルICの遅延)2
グループ1: C言語にて特定の応用課題についてプログラミングできる.
グループ2: 論理回路における遅延について理解できる.
16週

評価割合

小テストレポート合計
総合評価割合1090100
ハードウェア分野05050
ソフトウェア分野104050