論理回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 論理回路Ⅱ
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 工学科(専門科目:情報エレクトロニクス系) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:浜辺隆二「論理回路入門(第4版)」森北出版
担当教員 姜 天水

到達目標

ディジタル回路の基本素子である組合せ論理回路やフリップフロップを活用した応用回路について学習し,それらの回路についてしくみや動作および設計方法を説明できることで学習・教育目標の(D-1)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
応用的な論理回路の理解ディジタル回路の基本素子である組合せ論理回路やフリップフロップとそれらの回路についてしくみや動作および設計方法を応用できる.ディジタル回路の基本素子である組合せ論理回路やフリップフロップとそれらの回路についてしくみや動作および設計方法を説明できる.ディジタル回路の基本素子である組合せ論理回路やフリップフロップとそれらの回路についてしくみや動作および設計方法を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータの基礎となる組合せ回路やフリップ・フロップのしくみと動作を学習したうえで,その応用回路として各種機能回路や計算機に必要な基本的な構成回路および周辺回路のしくみと動作を習得する.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題を課す.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>定期試験の成績(80%)レポート(20%)の合計 100 点満点で(D-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,電気電子工学科棟3F 姜教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>専修科目は電子回路Ⅰで、後修科目は電気電子応用となる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数の表現と各種コード 符号体系及び誤り検出の基礎を理解し,説明できる.
2週 組合せ回路1 NANDゲートのみを用いて回路を構成できる.
3週 組合せ回路2 NANDゲートのみを用いた回路設計の演習をする.
4週 順序回路1 順序回路の表現に用いる「状態遷移図」及び「状態遷移表」を作成できる.
5週 順序回路2 順序回路の設計法を説明できる.
6週 順序回路3 同期式n進カウンタ回路のしくみと動作を説明できる.
7週 順序回路4 シフトレジスタのしくみと動作を説明できる.
8週 これまでのまとめ これまで学習したNANDゲートのみを用いた回路設計及び順序回路の設計について整理し,説明できる.
2ndQ
9週 順序回路5 各種順序回路を設計し,その動作を説明できる.
10週 順序回路6 各種順序回路を設計し,その動作を説明できる.
11週 順序回路7 各種順序回路を設計し,その動作を説明できる.
12週 身近な論理回路1 身近な論理回路について調べ,そのしくみと動作を説明できる.
13週 身近な論理回路2 身近な論理回路について調べ,そのしくみと動作を説明できる.
14週 演習
15週 まとめ
16週 達成度試験

評価割合

試験レポートその他合計
総合評価割合8020000100
配点8020000100