到達目標
計算モデルに関する基礎的な知識を習得することで(D-1)を達成目標とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
計算モデルに関する知識 | 計算機モデルに関する知識をほぼ完全に説明できる. | 計算機モデルに関する知識を概ね説明できる. | 計算機モデルに関する知識を説明できない. |
各プログラミング言語 | 本授業で用いるプログラミング言語をほぼ完全に使いこなせる. | 本授業で用いるプログラミング言語を概ね使いこなせる. | 本授業で用いるプログラミング言語を使いこなせない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では計算モデルとプログラミングに関して基礎的な内容から説明していく.
授業の進め方・方法:
授業の序盤では,本授業で必要な数学的知識を学ぶ.その後,それぞれの計算モデルに関する技術要素を理解するとともに,いくつかのプログラミング言語を実際に記述して計算モデルの理解を促す.
注意点:
<成績評価>定期テスト70点,課題30点で(D-1)を評価し,6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>水曜日16:00~17:00,芦田教員室.
<先修科目・後修科目>先修科目は無く,後修科目はコンパイラとなる.
<備考>BYODが必要であるので毎回持参すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
計算の世界と計算モデル |
計算モデルとプログラミング言語の概要について説明できる.加えて,本授業で扱う集合論等の数学分野について理解できる.
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2週 |
抽象機械型計算モデル1 |
機械による計算のモデル化や順序機械について説明できる.
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3週 |
抽象機械型計算モデル2 |
有限オートマトンやチューリング機会について説明できる.
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4週 |
命令型計算モデル1 |
命令による計算のモデル化について説明できる.
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5週 |
命令型計算モデル2 |
レジスタ機械について説明できる.
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6週 |
命令型計算モデル3 |
流れ図の計算可能性について説明できるようにするとともに,Scratchによる流れ図の実行ができる.
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7週 |
関数型計算モデルー帰納的関数ー1 |
関数による計算のモデル化について説明できるとともに,基礎的なHaskell(プログラミング言語)を用いることができる.
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8週 |
関数型計算モデルー帰納的関数ー2 |
帰納的関数の計算可能性について説明できる.
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4thQ |
9週 |
関数型計算モデルー帰納的関数ー3 |
関数型プログラミングについて説明できる.
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10週 |
関数型計算モデルーラムダ計算ー1 |
ラムダ記法による計算のモデル化について説明できるとともに,基礎的なScheme(プログラミング言語)を用いることができる.
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11週 |
関数型計算モデルーラムダ計算ー2 |
ラムダ式による計算対象の表現ができるとともに,β変換について説明できる.
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12週 |
関数型計算モデルーラムダ計算ー3 |
ラブだけ遺産と計算可能性について説明できる.
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13週 |
論理型計算モデル1 |
論理による計算のモデル化について説明できるとともに,基礎的なProlog(プログラミング言語)を用いることができる.
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14週 |
論理型計算モデル2 |
1階述語理論について説明できる.
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15週 |
論理型計算モデル3 |
SDL導出と計算について説明できる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |