材料学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 材料学
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:三浦尚,「土木材料」,コロナ社
担当教員 遠藤 典男

到達目標

金属材料の力学的特性,種類,形状を説明できる.
セメントの物理的,化学的特性,特徴や用途を説明できる.
骨材や混和材料の種類,物性,特性,含水状態、等を説明できる.
フレッシュコンクリートの評価項目と評価方法を説明できる.
硬化コンクリートの力学的特性,凍害,ASR,中性化,塩害を説明できる.
配合設計の手順を説明し,単位量を計算できる.
コンクリート構造物の維持管理に関して説明できる.
これらの内容を満足することでD-1,D-2の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
金属材料の力学的特性金属材料の応力-ひずみ関係,力学的特性を説明できる.金属材料の力学的特性を説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,金属材料の力学的特性を説明できる.左記を満たさない.
セメントの性質ポルトランドセメント,混合セメントの種類,特性,構成物質を説明できる.ポルトランドセメント,混合セメントの特性を説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,ポルトランドセメント,混合セメントの特性を説明できる.左記を満たさない.
骨材,混和材料骨材や混和材料の種類,物性,特性,含水状態、等を説明できる.骨材や混和材料の種類と特性を説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,骨材や混和材料の種類と特性を説明できる.左記を満たさない.
フレッシュコンクリートフレッシュコンクリートを評価する項目と評価方法を説明できる.フレッシュコンクリートを評価する項目を説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,フレッシュコンクリートを評価する項目を説明できる.左記を満たさない.
硬化コンクリート硬化コンクリートの力学的特性を説明でき,凍害,ASR,中性化,塩害の発生過程を説明できる.硬化コンクリートの力学的特性,凍害,ASR,中性化,塩害を説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,硬化コンクリートの力学的特性,凍害,ASR,中性化,塩害を説明できる.左記を満たさない.
コンクリートの配合設計要求性能に応じた配合設計ができる.単位量の計算ができる.単位量の計算ができる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,単位量の計算ができる.左記を満たさない.
コンクリート構造物の維持管理コンクリート構造物の維持管理のための要求性能に関して説明できる.コンクリート構造物の維持管理に関して説明できる.本を読み,友人に聞いたり,教員に聞いたりすれば,コンクリート構造物の維持管理に関して説明できる.左記を満たさない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建設分野における主要材料であるコンクリートを中心に,鋼材,木材,石材,高分子材料,および歴性材料の特性を把握し,構造物の設計の際に適用できる基礎知識を習得する.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし,授業内容に応じ演習問題を行う.
注意点:
<成績評価>年4回の定期試験(各25%)の合計100点満点で(D-1) および(D-2)を評価し,60点以上の評価が得られたものを本科目の合格者とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00~17:00,C棟,遠藤教員室. この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>後修科目はコンクリート構造学Ⅰ,鋼構造学.
<備考>基本的な物理現象に対する知識が必要.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土木材料の分類 土木構造物に適用される材料を分類し,その特徴を説明できる.
2週 土木材料の力学的特性 土木構造物に適用される主としてコンクリート,鋼材の力学的特性を説明できる.
3週 鋼の製造と形成 鋼材の製造法を説明できる.
4週 鋼板 鋼の形成方法と形成された鋼の特徴を説明できる.
5週 形鋼・平鋼 鋼板,形鋼・平鋼の特性を説明できる.
6週 RC用鋼棒,PC鋼棒 RC用鋼棒,PC鋼棒の特性を説明できる.
7週 その他の鋼材 ボルトナット,リベット,鋼矢板,鋼杭等の用途と特徴を説明できる.
8週 理解度の確認 1~7週の内容について理解度を確認する.
2ndQ
9週 コンクリート概説と組成,セメントの製造 コンクリートを構成する材料を説明できる.セメントの製造方法を説明できる.
10週 セメントの種類と化学的性質 セメントの種類と特徴,セメントの構成成分の特徴、化学的性質を説明できる.
11週 セメントの水和反応1 セメントと水との水和反応を説明できる.
12週 セメントの水和反応2 セメントと水との水和反応を説明できる.
13週 骨材に要求される性能と物理的性質,混和材料,練り混ぜ水 コンクリートに混合する骨材に要求される性能と物理的性質を説明できる.混和材料(混和剤,ポゾラン等の混和材)の特性と練り混ぜ水に要求される条件を説明できる.
14週 アルカリシリカ反応 コンクリートのアルカリシリカ反応を説明できる.
15週 達成度試験 9週~14週までの内容に関して説明できるかを評価する.
16週 まとめ 達成度試験に出題された問題について説明できる.
後期
3rdQ
1週 フレッシュコンクリートの性質1 フレッシュコンクリートの性質を説明できる.
2週 フレッシュコンクリートの性質2 フレッシュコンクリートの性質を説明できる.
3週 配合設計概説,配合条件の設定 コンクリートの配合の表し方,配合条件を説明できる.コンクリートの配合に影響を及ぼす項目を説明できる.
4週 配合設計1 コンクリートを構成する水,セメント,細骨材,粗骨材の単位量を計算できる.
5週 配合設計2 細骨材率により骨材量を制御し,要求性能を満足するようコンクリートを構成する水,セメント,細骨材,粗骨材の単位量を計算できる.
6週 圧縮強度とセメント水比の関係 圧縮強度の試験方法と強度に及ぼす要因、セメント水比との関係を説明できる.
7週 引張強度,曲げ強度,弾性係数 引張強度,曲げ強度の試験方法を説明できる.コンクリートで用いるヤング係数を説明できる.
8週 理解度の確認 1週~7週までの内容に関して説明できるかを評価する.
4thQ
9週 硬化コンクリートの性質1-クリープ,乾燥収縮 硬化コンクリートに発生するクリープ,乾燥収縮を説明できる.
10週 硬化コンクリートの性質2-耐久性(凍害,化学的作用,アルカリシリカ反応) 硬化コンクリートの凍害,化学的作用,アルカリシリカ反応を説明できる.
11週 特殊な配慮を要するコンクート-マスコンクリート マスコンクートの特徴,施工時の留意点を説明ができる.
12週 特殊な配慮を要するコンクート-暑中,寒中コンクリート 暑中,寒中コンクリートの特徴,施工時の留意点を説明ができる.
13週 特殊な配慮を要するコンクート-自己充填コンクリート 自己充填コンクリートの特徴,施工時の留意点を説明ができる.
14週 歴青材料,石材,木材,コンクリート工場製品 歴青材料,石材,木材,および各種コンクリート工場製品の特徴を説明できる.
15週 達成度試験 9週~14週までの内容に関して説明できるかを評価する.
16週 まとめ 達成度試験に出題された問題について説明できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料到達目標4後4,後5
材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4前1,前2,前3
鋼材の種類、形状を説明できる。4前3,前4,前5,前6,前7
応力-ひずみ関係、降伏応力、引張強度、弾性係数に関する鋼材の力学的性質を説明できる。4前1,前2
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。4前9,前11,前12
各種セメントの特徴、用途を説明できる。4前10,前11,前12
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。4前13
骨材の種類、特徴を説明できる。4前13
混和剤と混和材の種類、特徴を説明できる。4前13
コンクリートの長所、短所を説明できる。4後1,後2
フレッシュコンクリートのワーカビリティー、スランプ、空気量を説明できる。4後1,後2
硬化コンクリートの圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮を説明できる。4後6,後7,後9
硬化コンクリートの耐久性に関して、凍害、アルカリシリカ反応、中性化、塩害を説明できる。4前13,前14,後10
配合設計の手順を理解し、計算できる。4後3,後4,後5
鉄筋コンクリート、プレストレストコンクリートに関して、構造と特徴を説明できる。4前6
コンクリート構造物の維持管理、非破壊検査、補修、補強の基礎を説明できる。4後7,後10

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合1000000100
配点1000000100