建築設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 建築設計製図Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:櫻井良明「改訂版 建築製図基本の基本」学芸出版社,山田正樹他「建築設計製図」実教出版社
参考書:日本建築学会編「第4版コンパクト建築設計資料集成」丸善
担当教員 西川 嘉雄,滝澤 秀人

到達目標

木造住宅の設計を通して以下の項目に取り組む.
(1)与えられた条件をもとに,分析された動線・ゾーニングを満たすように,コンセプトに基づき空間構成をまとめることができる.
(2)要求された平面図や立面・断面図を作成できる.
(3)図面化を目指して,模型により表現すべき建築の検討ができる.
(4)講評会等において,プレゼンテーションができる.
これらの内容を総合して評価し,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1) 条件に基づいた空間構成建築設計製図の作図方法を理解し,課題条件をもとに,分析された動線・ゾーニングを十分検討し,コンセプトに基づき空間構成をまとめることができる.建築設計製図の作図方法を理解し,課題条件をもとに,分析された動線・ゾーニングを満たした,コンセプトに基づき空間構成をまとめることができる.コンセプトに基づき空間構成をまとめることができる。最低限の到達レベルを満たさない。
評価項目(2) 要求図面の作図建築設計製図の作図方法を理解し,要求された平面図や立面・断面図を、細かい部分も丁寧に表現し作成できる。建築設計製図の作図方法を理解し,要求された平面図や立面・断面図を、丁寧に表現し作成できる。要求された平面図や立面・断面図を作成できる。最低限の到達レベルを満たさない。
評価項目(3) 模型による表現外観・内観も表現し,建物の状況が確認できるように丁寧に模型作成ができる.外観により建物の状況が確認できるように模型作成ができる.建物の模型作成ができる.最低限の到達レベルを満たさない。
評価項目(4) プレゼンテーション設計主旨を図面や模型を使って、相手に理解できるように説明できる.質問にも適切にこたえられる.設計主旨を図面や模型を使って相手に説明できる.質問に答えられる.設計主旨を図面や模型を使って相手に説明できる.教員の助言により質問に答えられる.最低限の到達レベルを満たさない。
課題を計画的に実施する項目提出期限まで計画的に作図を進め,丁寧な設計製図課題を完了し成果品を提出できる.丁寧さに欠ける部分はあるが設計製図課題を完了し,成果品を提出できる.提出期限まで作図を進め,成果品を提出できる.提出期限まで作図が完了せず,成果品を提出できない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
木造住宅の設計を通して,建築設計の過程,製図の習得の他に自分のプランの特徴を相手に伝えることのできるプレゼンテーションの方法を習得する.本科目は,企業で建築物の計画および検討を担当していた教員が,その経験を生かしプランの計画・作図について実習形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
授業は資料取集・エスキス・作図・模型作成を各自が主体になって行う.授業開始時に資料取集・エスキス・作図・模型作成の方法と注意点について解説をしたのち各自課題作成を行う.
注意点:
<成績評価>図面と模型の完成度(100点満点)で評価する.ただし図面(木造住宅平面図,立面図,断面図,矩計図)の重みは70%で,模型の重みは30%とする.また,完成度の低いものは教員の判断により,再提出してもらう場合がある.以上の内容を総合して(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,西川教員室・滝澤研究室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は建築計画,都市デザイン設計製図Ⅰ.後修科目は建築設計製図Ⅱ
<備考>図学と建築設計製図の基礎知識が身に付いていること.使用者の目線に立った設計を行うことが重要である.また作図はゆっくり丁寧に書く事,図面から空間を想像できるように心がけることが大切である.
卒業後に国家資格「二級建築士」の受験資格を得たい学生は,「建築設計製図Ⅰ(1単位)・建築設計製図Ⅱ(1単位)・CAD(2単位)」から2単位を取得すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 木造住宅の設計 課題の内容を理解し必要な資料を収集することができる.
2週 敷地条件の検討 建築場所の周辺の検討を行う。隣接する建物・風景・道路の位置・気候・日当たりなどを確認する。
3週 エスキス1 設計方針を整理し,設計主旨・必要諸室・機能を検討し平面・立面プランをまとめる.
4週 エスキス2・エスキスチェック 設計主旨を説明し,エスキスチェックを受ける.不十分な部分の資料等を収集し,さらにエスキスを進める.
5週 エスキス3・エスキスチェック 設計主旨を説明し,エスキスチェックを受ける.不十分な部分の資料等を収集し,さらにエスキスを進める.
6週 エスキス4・エスキスチェック 再度エスキスし最良のプランをまとめるできる.
7週 平面図の作成1 意図した内容が伝わるよう平面図を作成できる
8週 平面図の作成2 意図した内容が伝わるよう平面図を作成できる
4thQ
9週 立面図の作成1 立体的に建物をとらえ立面図を作図できる.
10週 立面図の作成2 立体的に建物をとらえ立面図を作図できる.
11週 断面図の作成 適切な位置の断面図を作図できる.
12週 矩計図の作成 木造住宅の構造を理解し矩計図を作図できる.
13週 模型作成 設計図をもとに模型を作成することができる.
14週 模型作成 設計図をもとに模型を作成することができる.
15週 プレゼン・合同講評会 作成した図面と模型を使って設計主旨や建物の特徴を相手に伝えることができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図図面化を目指して、模型又は3D-CADにより表現すべき建築の検討ができる。4後13,後14
与えられた条件をもとに、分析された動線・ゾーニングを満たすように、コンセプトに基づき空間構成をまとめることができる。4後1,後2,後3,後4,後6
要求された図面(配置図、各階平面図など)を作成できる。4後7,後8,後9,後10,後11,後12
講評会等において、プレゼンテーションができる。4後15

評価割合

図面模型プレゼン合計
総合評価割合603010100
配点603010100