鋼構造学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 鋼構造学
科目番号 0071 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:宮本裕 他 『橋梁工学(第3版)』(技報堂出版)参考書:公益社団法人 日本道路協会 『道路橋示方書・同解説 I共通編 II鋼橋編』
担当教員 奥山 雄介

到達目標

以下の到達目標の達成をもって学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.
(1) 鋼構造物の種類,特徴について,説明できる.
(2) 橋梁に作用する荷重の分類(死荷重,活荷重等)を説明できる.
(3) 各種示方書に基づく設計法(許容応力度,終局状態等)の概要を説明でき,安全率,許容応力度などについて説明できる.
(4) 軸力を受ける部材,圧縮力を受ける部材,曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて,その設計法を説明でき,簡単な例に対し計算できる.
(5) 接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について,説明できる.
(6) 鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要,特徴,手順について,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1):橋の構成・分類橋の構成を十分に説明できる.橋の構成を説明できる.左記に達していない.
評価項目(2):荷重橋に作用する荷重について十分に説明できる.橋に作用する荷重について説明できる.左記に達していない.
評価項目(3):鋼材の性質鋼材の性質について十分に説明できる.鋼材の性質について説明できる.左記に達していない.
評価項目(4):構造部材の設計許容応力度設計法を用いて十分に安全照査ができる.許容応力度設計法を用いて安全照査ができる.左記に達していない.
評価項目(5):部材の接合部材の接合方法について十分に説明できる.部材の接合方法について説明できる.左記に達していない.
評価項目(6):プレートガーダー橋プレートガーダー橋の主桁の設計計算が十分にできる.プレートガーダー橋の主桁の設計計算ができる.左記に達していない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鋼構造物について,鋼材の性質,鋼材の強度,許容応力度,溶接およびボルト接合による部材の連結などを学ぶ.また,プレートガーダー橋を主題とした鋼橋の設計を通して,鋼構造の設計方法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
教科書に沿った内容で講義を行う.適宜,演習問題のプリントを用いる.
この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>2回の試験の平均点(80%),課題(20%)の計100点満点によって(D-1)及び(D-2)を評価し,60点以上の評価が得られた者を本科目の合格者とする.
<授業時間外の学修の評価> 授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は,評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00~17:00,C棟3階 C314教員室,時間によらず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は構造力学II,材料学
<備考>構造力学の基礎と材料学の基本的な知識をしっかりと身につけていることが前提である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 橋の構成および分類 橋の構成を説明でき,橋の形式を分類できる.
2週 橋の設計方法と設計基準 橋の設計法,各国の設計基準,橋のライフサイクルについて説明できる.
3週 橋に作用する荷重 橋に作用する荷重について説明できる.
4週 鋼材の性質と強さ 鋼材の性質と強さについて説明できる.
5週 許容応力度(1) ~許容応力度の種類~ 部材の許容応力度について説明できる.
6週 許容応力度(2) ~許容応力度設計法を用いた安全照査~ 許容応力度設計法を用いて部材の安全性を照査できる.
7週 理解度の確認① 1~6週の内容について,理解度を確認する.
8週 部材の連結(1) ~ボルト接合①~ ボルト接合の種類を説明できる.
2ndQ
9週 部材の連結(2) ~ボルト接合②~ 許容応力度設計法を用いてボルト接合部の安全性を照査できる.
10週 部材の連結(3) ~溶接接合①~ 溶接接合の種類を説明できる.
11週 部材の連結(4) ~溶接接合②~ 許容応力度設計法を用いて溶接接合部の安全性を照査できる.
12週 プレートガーダーの設計(1) ~概説~ 部材名称,役割について説明できる.活荷重合成桁の主桁の設計方法を説明できる.
13週 プレートガーダーの設計(2) ~死荷重強度・活荷重強度~ 設計に用いる死荷重強度・活荷重強度を計算することができる.
14週 プレートガーダーの設計(3) ~設計せん断力・設計曲げモーメント~ 主桁に作用する設計せん断力・設計曲げモーメントを計算することができる.
15週 理解度の確認② 8~14週の内容について,理解度を確認する.
16週 まとめ 各試験の内容について説明できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。4前1,前2,前4,前7,前15,前16
橋の構成、分類について、説明できる。4前1,前7,前15
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。4前3,前7,前15,前16
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。4前2,前5,前6,前7,前15
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。4前5,前6,前7,前15,前16
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。4前8,前9,前10,前11,前15,前16
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。4前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

試験小テスト平常点課題その他合計
総合評価割合8000200100
配点8000200100