環境生態学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 環境生態学
科目番号 0073 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)宇野宏司・渡部守義,環境・都市システム系教科書シリーズ 環境生態工学,コロナ社
担当教員 浅野 憲哉

到達目標

(1) 環境影響指標について理解しており,環境影響評価の目的および一連の流れや事例を説明できる.  
(2) 環境影響評価について,リスクアセスメントおよびライフサイクルアセスメントを説明できる. 
(3) 生物多様性の現状や危機を理解しており,生態系の保全手法や保全対策等を説明できる. 
(4) 生態系における物質循環と生物や微生物との関係を説明できる. 
(5) 陸域生態系と水域生態系の特徴を理解し,生態系ごとの構造や相互作用について理解している.
(6) 一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系の特徴と保全意義を説明できる.
これらにより学習・教育目標(D-1およびD-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境影響指標について十分に理解しており,環境影響評価の目的および現状や事例に関連する問題について詳細に説明することができる.環境影響指標について理解しており,環境影響評価の目的および現状や事例を説明できる.環境影響指標や環境影響評価の目的および現状や事例を理解できず説明ができない.
評価項目2環境影響評価について,リスクアセスメントおよびライフサイクルアセスメントに関連する問題について詳細に説明することができる.環境影響評価について,リスクアセスメントおよびライフサイクルアセスメントを説明できる.環境影響評価について,リスクアセスメントおよびライフサイクルアセスメントを理解できず説明ができない.
評価項目3生物多様性の現状や危機を十分に理解しており,生態系の保全手法や保全対策等に関連する問題について詳細に説明することができる.生物多様性の現状や危機を理解しており,生態系の保全手法や保全対策等を説明できる.生物多様性の現状や危機および,生態系の保全手法や保全対策等を理解できず説明ができない.
評価項目4生態系における物質循環と生物や微生物に関連する問題について詳細に説明することができる.生態系における物質循環と生物や微生物との関係を説明できる.生態系における物質循環と生物や微生物との関係を理解できず説明ができない.
評価項目5陸域生態系と水域生態系の特徴を十分に理解し,生態系ごとの構造や相互作用に関連する問題について詳細に説明することができる.陸域生態系と水域生態系の特徴を理解し,生態系ごとの構造や相互作用について理解している.陸域生態系と水域生態系の特徴および,生態系ごとの構造や相互作用を理解できず説明ができない.
評価項目6一次遷移と二次遷移を十分に理解し,森林生態系の特徴と保全意義に関連する問題について詳細に説明することができる.一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系の特徴と保全意義を説明できる.一次遷移と二次遷移および,森林生態系の特徴と保全意義を理解できず説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
生態学を基礎とし,自然環境におけるビオトープの必要性と理念を学び,その上で自然と共生したまちづくり,川づくり,さらにこれらに係るビオトープ型志向の土木工学や都市・農村づくりなどの計画・設計に応用できる基礎知識を得る.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題をだす.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>2回の到達度試験およびレポートで評価する.ただし,各定期試験の重みは同じとする.合計100点満点でD-3を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<授業時間外の学修の評価> 授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は,評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>放課後16:00~17:00,浅野教員室.この時間にとらわれずに必要に応じて来室してください.また,会議などで不在の場合があります.
<先修科目・後修科目>先修科目は,生物,地球環境学
<備考>動物・植物の分布,生態学,ビオトープと結びついた建設工法などの知識が大切である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生態系の基本的構造 生態系の基本的構造が説明できる.
2週 生態系の種類と分布 生態系を区分でき,陸域生態系と水域生態系の特徴を説明できる.
3週 生態系機能と生態系サービス 生態系サービスを区別でき,説明できる.
4週 生態系の個体と個体群(1) 生物の分類ができ,生物種による成長曲線の特徴を説明できる.
5週 生態系の個体と個体群(2) 生物の種内競争と移動・分散等による生存戦略を説明できる.
6週 生物群集と種間関係 生物の相互関係が区別でき,生態学的ニッチの意味を説明できる.
7週 生態系に対する理解度確認 各種生態系の構造や相互作用について理解していること.
8週 植生の生態遷移と里地里山(1) 一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系の特徴を説明できる.
4thQ
9週 植生の生態遷移と里地里山(2) 一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系を保全する意義を説明できる.
10週 栄養段階と生態系ピラミッド(1) 生態系におけるエネルギーフローを理解して説明できる.
11週 栄養段階と生態系ピラミッド(2) 生態系における物質循環を理解しており,説明できる.
12週 生物多様性 希少種や指標種などの指標生物の種類を区別でき,説明できる.
13週 水域の富栄養化 水域生態系を例に,環境問題の現状と課題を説明できる.
14週 環境関連法 自然環境に関する法制度を理解し,代表的な環境関連法について説明できる.
15週 自然環境に対する理解度確認 自然環境における物質循環や環境問題について理解していること.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境環境影響評価の目的を説明できる。4後2
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。4後3
環境影響指標を説明できる。4後13
リスクアセスメントを説明できる。4後14
ライフサイクルアセスメントを説明できる。4後14
生物多様性の現状と危機について、説明できる。4後6,後12
生態系の保全手法を説明できる。4後8
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。4後8
物質循環と微生物の関係を説明できる。4後10,後11

評価割合

試験小テスト平常点ポートフォリオその他合計
総合評価割合8000200100
配点8000200100