環境防災学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 環境防災学
科目番号 0074 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:自作テキストを使用する。
担当教員 ジン タンダテゥン,浅野 憲哉

到達目標

地震・洪水・津波の発生メカニズムおよびそれらの相互関係を理解し、国内外の被害事例およびその特徴を通して、構造物ならびに地盤の災害時挙動(地震応答,浸水影響等)を踏まえ、防災対策の現状について説明できること.また、サイスミックマイクロゾーニングおよび洪水ハザードマップ等の手法を理解し、大規模災害における構造物、地盤、建築物、ライフラインの被害を通して、減災の考え方および複合災害に対する対応について説明できる.これらにより、学習・教育目標の(D-1)および(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
構造物ならびに地盤の挙動地震および洪水・津波の発生メカニズムを理解し、構造物ならびに地盤の災害時挙動(地震応答・浸水影響等)を総合的に説明できる.地震または洪水・津波時における構造物ならびに地盤の挙動について説明できる.地震および洪水・津波時における構造物ならびに地盤の挙動を理解していない.
災害の特徴と防災対策の現状国内外の地震・洪水・津波災害の特徴を体系的に理解し、国・自治体の防災対策およびハザードマップの活用について具体的に説明できる.国内外の地震・洪水・津波災害の特徴を理解し、防災対策の現状について説明できる.災害の特徴および防災対策の現状を理解していない.
減災および複合災害への対応洪水ハザードマップ等の手法を理解し、複合災害(地震・洪水・津波)に対する減災の考え方および地域防災のあり方を総合的に説明できる.各種ハザード評価手法を理解し、減災の考え方について説明できる.減災の考え方および複合災害への対応を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる
F F-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自然災害対策について学ぶ.特に洪水災害対策について,過去の洪水被害,国・自治体の洪水対策事例ならびに近年の大規模水害の教訓を通して防災対策を検討する.
授業の進め方・方法:
(記入例)・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題をだす.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>到達度試験を70点満点,プレゼンテーションおよび授業への取り組み状況を30点満点として,合計100点満点で評価し,60点以上をもって(D-1)および(D-2)の達成とする.
<授業時間外の学修の評価> 授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は,評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00 ~ 17:00,環境都市工学科棟3F 第1教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は土質力学II.後修科目はなし.
<備考>自分の住む自治体の防災体制および日常の災害関連報道に関心を持つことが大切である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 自然災害の概要と減災の考え方 ・地震・洪水・津波を含む自然災害の基本概念を理解し,減災の考え方について説明できる.
2週 活断層と地震発生メカニズム ・活断層と地震発生の関係について説明できる.
3週 構造物ならびに地盤の地震時挙動 ・大地震時における構造物および地盤の地震応答特性について説明できる.
4週 国内外の主な地震災害と被害特性 ・阪神・淡路大震災および東日本大震災をはじめとする国内外の主な地震災害の被害特性について説明できる.
5週 洪水発生メカニズムと河川氾濫 ・降雨流出過程,河川氾濫,および都市型浸水の発生メカニズムについて説明できる.
6週 津波発生メカニズムと沿岸浸水 ・津波の発生,伝播,および沿岸浸水過程について説明できる.
7週 国内外の主な洪水・津波災害と被害特性 ・国内外の主な洪水・津波災害について整理し,その被害特性を説明できる.
8週 中間総括・事例検討 ・地震災害と洪水・津波災害の発生機構を比較し,事例を通して教訓を考察できる.
4thQ
9週 地震防災対策とハザードマップ ・国および自治体における地震防災対策とハザードマップについて説明できる.
10週 洪水予測と早期警戒システム (その1) ・洪水予測,流量予測,および早期警戒システムについて説明できる.
11週 洪水予測と早期警戒システム
(その2)
・洪水予測,流量予測,および早期警戒システムについて説明できる.
12週 洪水ハザードマップと浸水解析 ・洪水ハザードマップ,浸水深解析,および避難計画について説明できる.
13週 構造物・建築物・ライフラインの被害 ・地震および洪水による構造物,建築物,ライフラインへの被害について説明できる.
14週 地域防災とレジリエンス計画 ・減災対策,避難計画,および地域レジリエンスについて説明できる.
15週 複合災害マネジメント(地震・洪水・津波) ・地震・洪水・津波を対象とした複合災害マネジメントの統合的アプローチについて説明できる.
16週 到達度試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4

評価割合

試験プレゼンテーション平常点レポートその他合計
総合評価割合7030000100
配点7030000100