建築環境

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 建築環境
科目番号 0077 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:今村仁美 「図解 やさしい建築環境」学芸出版社
参考書:田中俊六他「最新 建築環境工学」井上書院,田中俊六他「建築環境工学[演習編]」井上書院
担当教員 西川 嘉雄

到達目標

(1)環境原論:風土と建築・気候、気象、温湿度の形成・ヒートアイランドの現象・環境性能・省エネルギーについて説明できる。
(2)日照・日射環境:日射・日照について説明できる。
(3)光環境:視覚と光の関係・採光及び採光計画・ 人工照明、照明計画及び照度について説明できる。
(4)色彩環境:表色系について説明できる。
(5)熱環境:伝熱の基礎、物の熱特性・温熱環境要素および温熱環境指標・結露現象を湿り空気線図で説明できる。
(6)空気環境:空気汚染の種類と室内空気環境基準・必要換気量、自然換気と機械換気について説明できる。
(7)音環境:音の性質と単位・吸音と遮音、残響について説明できる。
これらの内容を総合して評価し,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
(1)環境原論風土と建築・気候、気象、温湿度の形成・ヒートアイランドの現象・環境性能・省エネルギーについて環境の良否を含め説明できる。風土と建築・気候、気象、温湿度の形成・ヒートアイランドの現象・環境性能・省エネルギーについて説明できる。教員の助言や教科書などの本を見れば,風土と建築・気候、気象、温湿度の形成・ヒートアイランドの現象・環境性能・省エネルギーについて説明できる。最低限の到達レベルを満たさない。
(2)日照・日射環境日射・日照の基礎事項と室内の最適条件を理解し,与えられた条件の計算をして,室内環境の良否を判定できる.日射・日照の基礎事項,室内環境の良否を判定できる.教員の助言や教科書などの本を見れば,日射・日照の基礎事項,室内環境の良否を判定できる.最低限の到達レベルを満たさない。
(3)光環境視覚と光の関係・採光及び採光計画・人工照明、照明計画及び照度について室内の最適条件を理解し,与えられた条件の計算をして,室内環境の良否を判定できる.視覚と光の関係・採光及び採光計画・人工照明、照明計画及び照度について理解し説明できる教員の助言や教科書などの本を見れば,視覚と光の関係・採光及び採光計画・人工照明、照明計画及び照度について理解し説明できる最低限の到達レベルを満たさない。
(4)色彩環境表色系について最適条件を理解し,室内環境の良否を判定できる.表色系について理解し,説明できる.教員の助言や教科書などの本を見れば,表色系について理解し,説明できる.最低限の到達レベルを満たさない。
(5)熱環境伝熱の基礎、物の熱特性・温熱環境要素および温熱環境指標・結露現象を湿り空気線図で,与えられた条件の計算をして,室内環境の良否を判定できる.伝熱の基礎、物の熱特性・温熱環境要素および温熱環境指標・結露現象を湿り空気線図を説明できる.教員の助言や教科書などの本を見れば,伝熱の基礎、物の熱特性・温熱環境要素および温熱環境指標・結露現象を湿り空気線図を説明できる.最低限の到達レベルを満たさない。
(6)空気環境空気汚染の種類と室内空気環境基準・必要換気量、自然換気と機械換気について理解し,与えられた条件の計算をして,室内環境の良否を判定できる.空気汚染の種類と室内空気環境基準・必要換気量、自然換気と機械換気について説明できる.教員の助言や教科書などの本を見れば,空気汚染の種類と室内空気環境基準・必要換気量、自然換気と機械換気について説明できる.最低限の到達レベルを満たさない。
(7)音環境音の性質と単位・吸音と遮音、残響について室内の最適条件を理解し,与えられた条件の計算をして,室内環境の良否を判定できる.音の性質と単位・吸音と遮音、残響について説明できる。教員の助言や教科書などの本を見れば,音の性質と単位・吸音と遮音、残響について説明できる。最低限の到達レベルを満たさない。

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
快適な建築環境及び居住空間を創造する上で必要な温熱環境, 空気環境, 音環境, 光環境に関する基礎知識を習得する.具体的な設計に生かせる計算方法を理解し,快適性や省エネルギーに対する検討を行える能力を身につける.
授業の進め方・方法:
・授業は講義を中心とする.復習問題を出すので,期限に遅れず提出する事.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>試験(70%)および復習問題レポート(30%)の合計100点満点で(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<授業時間外の学修の評価> 授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は,評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科棟3F,西川教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は建築計画
<備考>建築環境では, 物理の基礎的知識が必要.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概論・快適条件 室内環境(温熱・空気・音・光)の概要を理解し、快適条件について説明できる.
2週 太陽の位置と日照・日影1 太陽の位置を求めることができる.
3週 太陽の位置と日照・日影2 日照時間,日影時間を求めることができる.
4週 熱環境1 熱貫流量を理解し説明できる.
5週 熱環境2 建物の断熱性能を計算できる.
6週 湿気と結露1 空気線図を理解し説明できる.
7週 湿気と結露2 結露の条件を求めることができる.
8週 換気計画 換気に関する基本事項が説明できる..
2ndQ
9週 必要換気量 必要換気量が計算できる.
10週 音に関する基本事項 音に関する基本事項が説明できる..
11週 騒音防止計画1/遮音 騒音防止計画の概念を説明できる.
12週 騒音防止計画2/吸音 吸音の諸量を算出できる.
13週 残響時間 部屋の残響時間を算出できる.
14週 光に関する基本事項 採光に関する基本事項が説明できる.窓からの照度を求めることができる.
15週 達成度試験 9週~14週までの内容に関して説明できるかを評価する.
16週 まとめ 達成度試験に出題された内容について説明できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備ヒートアイランドの現象について説明できる。4前1
大気汚染の歴史と現象について説明できる。4前1
都市環境における緑の役割について説明できる。4前1
建設地と太陽位置について説明できる。4前2,前3
日照時間および日照時間図について説明できる。4前2,前3
日照と日射の使い分けについて説明できる。4前2,前3
紫外線、赤外線、可視光線の効果の違いを説明できる。4前2,前3
日照および日射の調節方法について説明できる。4前2,前3
視覚と光の関係について説明できる。4前14
明視、グレアの現象について説明できる。4前14
採光および採光計画について説明できる。4前14
人工照明について説明できる。4前14
照明計画および照度の計算ができる。4前14
表色系について説明できる。4前14
色彩計画の概念を知っている。4前14
伝熱の基礎について説明できる。4前4,前5
熱貫流について説明できる。4前4,前5
室温の形成について理解している。4前4,前5
温熱環境要素について説明できる。4前4,前5
温熱環境指標について説明できる。4前4,前5
湿り空気、空気線図について説明できる。4前6,前7
結露現象について説明できる。4前6,前7
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。4前8,前9
必要換気量について計算できる。4前8,前9
自然換気と機械換気について説明ができる。4前8,前9
音の単位について説明できる。4前10
聴覚の仕組みについて説明できる。4前10
音心理の三大特性、大きさとうるささ、音の伝搬、減衰、回折について説明できる。4前10
吸音と遮音、残響について説明できる。4前11,前12,前13
遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。4前11,前12,前13

評価割合

試験復習問題レポート合計
総合評価割合7030100
配点7030100