都市計画

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 都市計画
科目番号 0082 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 工学科(専門科目:都市デザイン系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:森田・柳澤・轟ら『図説わかる都市計画』,学芸出版
参考書:川上光彦『都市計画』,森北出版/竹内伝史ほか『交通工学』,鹿島出版
担当教員 轟 直希

到達目標

(1) 国土・地域・都市の考え方と、それにかかわる法律や都市計画の手続きを説明できる.
(2) 日本と世界の都市計画の歴史的変遷について説明できる.
(3) 都市と自然環境のバランスを保ち、土地を適性かつ合理的に利用するための土地利用計画について説明できる.
(4) 市街地整備手法を説明できる.
(5) 防災、景観、緑化の観点で、計画の考え方を説明できる.
これらにより学習・教育目標(D-1:基盤となる工学分野において、事象を理解するとともに、技術士第一次試験相当の学力を身につける),(D-2:基盤となる工学分野において、論理展開に必要な基礎問題を解くことができる)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1)国土・地域・都市の考え方と都市計画に関わる法律の適用範囲を理解し、内容の説明ができる.国土・地域・都市の考え方と都市計画に関わる法律の説明ができる.教員が助言したり本を見れば国土・地域・都市の考え方と都市計画に関わる法律の説明ができる.最低限の到達レベルを満たさない.
評価項目(2)国内外の都市計画の経緯、意義、目的について具体的事例を挙げて説明できる.国内外の都市計画の経緯、意義、目的について説明できる.教員が助言したり本を見れば国内外の都市計画の経緯、意義、目的について説明できる.最低限の到達レベルを満たさない.
評価項目(3)土地利用計画(各区域の位置づけ)および都市計画施設について具体的事例を挙げて説明できる.土地利用計画(各区域の位置づけ)および都市計画施設について説明できる.教員が助言したり本を見れば土地利用計画(各区域の位置づけ)および都市計画施設について説明できる.最低限の到達レベルを満たさない.
評価項目(4)市街地整備手法について具体的事例を挙げて説明できる.市街地整備手法について説明できる.教員が助言したり本を見れば市街地整備手法について説明できる.最低限の到達レベルを満たさない.
評価項目(5)都市の防災や景観、緑化に関わる考え方や計画を具体例を挙げて説明できる.都市の防災や景観、緑化に関わる考え方や計画を説明できる.教員が助言したり本を見れば都市の防災や景観、緑化に関わる考え方や計画を説明できる.最低限の到達レベルを満たさない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市計画の意義・必要性,歴史、プロセスとフレームワークを把握する.また都市計画を構成する土地利用、都市施設計画、市街地開発事業など、都市計画事業に必要な専門用語、行政の仕組みと技術的手法についての基礎的な知識を身につける.
授業の進め方・方法:
・授業は講義を中心として、演習問題や課題を与える. 
・講義に関わる資料は、配布するとともにpdfにて随時閲覧可能とする.
・この科目は学修単位科目であり、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに、与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>
2回の到達度試験および課題により、合計100点満点で(D-1)、(D-2)を評価し、合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.なお、各定期試験の重みは同じとする.
<授業時間外の学修の評価>
授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は、評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>
原則として、毎週水曜日 16:00~17:00、C棟 轟教員室にて対応する.この時間に関わらず必要に応じて来室して良い.
<先修科目・後修科目>
先修科目:計画数理学
<備考>
毎時間、webフォームを利用した理解度確認を行うため、ネッワークに接続可能なデバイスを持参すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 都市計画の概要 都市計画の目的と対象を説明できる.
2週 近代イギリスの都市計画の歴史 ハワードの田園都市論の内容を説明できる.
3週 近代アメリカの都市計画の歴史 具体的な建築物の例を挙げながら近隣住区論、衛星都市の内容を説明できる.
4週 都市計画のプロセス 住宅基盤の整備など都市計画事業化までのプロセスを説明できる.

5週 土地利用計画 土地利用計画の考え方と制度について説明できる.
6週 都市計画区域 都市計画区域の区域区分と用途地域について説明できる.
7週 用途地域と建築規制 用途地域の意義と建築の規制について説明できる.
8週 都市施設 都市計画法による都市施設と都市計画決定プロセスを説明できる.
2ndQ
9週 市街地開発・再開発事業 減歩,換地による住宅地区の計画について説明ができる.市街地高度利用による新住宅市街地開発の技法を説明できる.
10週 地区計画 地区計画の考え方や手続きを説明できる.
11週 都市交通計画 交通計画の立案プロセスや交通需要推計手法を説明できる.
12週 都市交通施設計画1 道路の機能分類や都市道路の種類について説明できる.
13週 都市交通施設計画2 宅地計画におけるラドバーン・システムの概念と歩者分離・歩者共存の考え方を説明できる.
14週 公園緑地・景観計画 公園緑地の効果や計画・設計フローを説明できる.グリーンインフラの意義を説明できる.
15週 防災都市計画 都市防災の考え方や都市防災計画について説明できる.
16週 到達度試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
風景、景観と景観要素について、説明できる。4
都市の防災構造化を説明できる。4
土地区画整理事業を説明できる。4
市街地開発・再開発事業を説明できる。4

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
配点7030100