到達目標
高等学校卒業程度の現代文の国語力を身につけることで,学習・教育目標(A‐1)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
論理的文章の読解能力 | 論理的文章の論理の展開を理解し,要旨を把握することができる. | 論理的文章の文意を理解できる. | 論理的文章が理解できない. |
文学的文章の読解能力 | 文学的文章ついて,書き手の意図を理解することができる. | 文学的文章の場面や情景を想像でき,登場人物の心情を理解することができる. | 文学的文章が理解できない. |
表現する能力 | 自らの語彙を知的好奇心をもって,積極的に増やし,自分の意見・主張を効果的に表現できる. | 基本的な語彙を理解し,自分の意見・主張を表現できる. | 基本的な語彙力がなく,自分の意見・主張を表現できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
論理的な文章を客観的に理解する能力と,文学的な文章を読解し鑑賞する能力を育成する.
授業の進め方・方法:
・講義と,それについての課題を課す.
・適宜,宿題やノート提出を課すので,期限に遅れず提出すること.
注意点:
<成績評価>試験(80%)および課題など(20%)の合計100点満点で(A-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>一般科棟3階の教員室にお越しください.
<先修科目・後修科目>先修科目は基礎国語Ⅱ,後修科目は実践国語,日本文学.
<備考>意見や感想の表明などは,授業または提出物などで適宜行う.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本科目の目的,授業の進行について理解する.
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2週 |
評論①‐1:鷲田清一「自他の『間あい』」 |
論理的文章を正しく音読できる.
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3週 |
評論①‐2:鷲田清一「自他の『間あい』」 |
筆者の考えと一般論を区別する.
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4週 |
評論①‐3:鷲田清一「自他の『間あい』」 |
具体例と抽象的な論理を区別できる。
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5週 |
評論②‐1:森田良之「『私』中心の日本語」 |
文章の構成に従い,段落分けをすることができる.
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6週 |
評論②‐2:森田良之「『私』中心の日本語」 |
筆者の主張を理解し,文章の論理展開を理解する.
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7週 |
評論②‐3:森田良之「『私』中心の日本語」 |
接続詞の使用に着目し,論理を展開する方法を理解する.
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8週 |
評論②‐4:森田良之「『私』中心の日本語」 |
文章の論理展開を理解した上で,文章を要約する.
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2ndQ |
9週 |
小説①‐1:中島敦「山月記」 |
文学的文章を正しく音読できる.
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10週 |
小説①‐2:中島敦「山月記」 |
登場人物の心理を,本文に即して読み取ることができる.
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11週 |
小説①‐3:中島敦「山月記」 |
作品の主題を理解し、それに対して自分なりの意見を考え,述べることができる.
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12週 |
評論③‐1:清岡卓行「手の変幻」 |
文章のキーワードを理解することができる.
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13週 |
評論③‐2:清岡卓行「手の変幻」 |
文章の主題を理解し、挙げられた具体的事例の適切さを考えることができる.
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14週 |
評論③‐3:清岡卓行「手の変幻」 |
筆者の主張に関わる,身近な事例を挙げることができる.
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15週 |
まとめと復習 |
これまでの学習を振り返る.
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16週 |
試験 |
これまでの学習内容が定着する.
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後期 |
3rdQ |
1週 |
評論④‐1:福岡伸一「なぜ多様性が必要か」 |
論理的文章を正しく音読できる.
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2週 |
評論④‐2:福岡伸一「なぜ多様性が必要か」 |
引用などの説得力を上げるための筆者の工夫を理解する.
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3週 |
評論④‐3:福岡伸一「なぜ多様性が必要か」 |
筆者の主張を批判的に検討することができる.
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4週 |
小説②‐1:安部公房「棒」 |
作品に描かれている心理と情景を読み取ることができる.
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5週 |
小説②‐2:安部公房「棒」 |
文学作品における修辞を理解する.
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6週 |
小説②‐3:安部公房「棒」 |
文学作品に対し,自分なりの解釈・感想を持ち,他者にそれを説明できる.
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7週 |
詩①‐1:萩原朔太郎「風船乗りの夢」 |
韻文作品を正しく音読できる.
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8週 |
詩①‐2:宮沢賢治「永訣の朝」 |
詩のテーマと表現の関係を理解する. 修辞の役割を理解し、使用することができる.
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4thQ |
9週 |
評論⑤‐1:野矢茂樹「言語が見せる世界」 |
文章のキーワードを理解することができる.
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10週 |
評論⑤‐2:野矢茂樹「言語が見せる世界」 |
比較による文章展開を読み解くことができる.
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11週 |
評論⑤‐3:野矢茂樹「言語が見せる世界」 |
文章の論理展開を踏まえ,筆者の主張を要約することができる.
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12週 |
評論⑥‐1:丸山真男「『である』ことと『する』こと」 |
文章のキーワードと論理展開を理解できる.
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13週 |
評論⑥‐2:丸山真男「『である』ことと『する』こと」 |
文章の主張に関係する、具体的事例を自ら挙げることができる.
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14週 |
評論⑥‐3:丸山真男「『である』ことと『する』こと」 |
筆者の主張を批判的に検討することができる.
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15週 |
まとめと復習 |
これまでの学習を振り返る.
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16週 |
試験 |
これまでの学習内容が定着する.
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |