歴史(EA)

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 歴史(EA)
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 人文教育 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳説世界史』(山川出版社)/『最新世界史図表タペストリー』(帝国書院)
担当教員 中村 史信

目的・到達目標

1年生の歴史は世界史を扱う。この授業では、世界史上の人物に焦点を当てる。授業の目標は、ある時代における世界史上の人物を評価する活動を通して、学生諸君が批判的に考える力を獲得することである。
この授業では歴史について以下のようなスタンスをとる。歴史と過去は異なる。過去は「在ったこと」であり、歴史は「書かれたこと」あるいは「残されたこと」をもとにつくられるものである。現代から過去にアプローチをすることによって歴史が生まれる。ゆえに歴史とは有限のパースペクティブを持つ一定の視点からしか語りえないものである。
学生諸君には歴史をそれしかないものと捉えることなく、別の歴史もありうることという多様な見方や考え方を身に付けてほしい。その上で、批判的に考える力をつけることによって、さまざまな歴史をめぐる言説を自ら吟味し判断することができるようになることを目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
世界史における人物とその時代を理解することができる。世界史における人物とその時代に関する問題を正しく(8割以上)答えることができる。世界史における人物とその時代に関する問題におおむね正確に(6割以上)答えることができる。世界史における人物とその時代に関する問題にほとんど答えることができない
世界史における人物に関わる複雑な文書を読むことができる。世界史における人物に関わる複雑な文書(史資料)を読解し、その内容を人物および当時の社会状況と関連付けることができる。 世界史における人物に関わる複雑な文書(史資料)を読み理解することができる。世界史における人物に関わる複雑な文書(史資料)を読むことができない。
世界史の人物に関わる史資料から重要な事実を集めることができる。世界史における人物に関わる史資料から、人物の評価をするための重要な事実を複数集めることができる。世界史における人物に関わる史資料から、人物の評価をするための事実を集めることができる。世界史における人物に関わる史資料から、人物の評価をするための事実を集めることができない。
世界史上の人物について,論理的な評価を行うことができる。世界史上の人物について、史資料から導いた複数の事実をもとにし、かつ当時の歴史的背景を踏まえた論理的で説得力のある評価を行うことができる。世界史上の人物について、史資料から導いた事実をもとにした論理的な評価を行うことができる。世界史上の人物について、具体的な事実にもとづかない感覚的な評価を行っている。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方と授業内容・方法:
授業は講義も必要に応じて行うが、基本的に学生の活動を中心に進める。したがって、授業を受ける際には課された課題を各自で準備してくることが必要である。授業後は各自で授業内容を整理するとともに、次の課題を実施し理解を深めていくこと。
注意点:

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期授業イントロダクション 
2週 権力による社会(1)―ローマ帝国の成立とオクタヴィアヌス―
3週 権力による社会(2)―史料からオクタヴィアヌスについて考える―
4週 権力による社会(3)―オクタヴィアヌスを評価する―
5週 権力が分立する封建制社会(1)―プランタジネット朝とアキテーヌのアリエノール―
6週 権力が分立する封建制社会(2)―史料からアリエノールを考える―
7週 権力が分立する封建制社会(3)―アリエノールを評価する―
8週 中間試験
2ndQ
9週 宗教とその改革(1)―キリスト教とルター―
10週 宗教とその改革(2)―史料からルターについて考える―
11週 宗教とその改革(3)―ルターを評価する―
12週 絶対王政から議会政治への変革(1)―クロムウェルとイギリス内戦―
13週 絶対王政から議会政治への変革(2)―史料からクロムウェルを考える―
14週 絶対王政から議会政治への変革(3)―クロムウェルを評価する―
15週 4つのテーマに対する歴史解釈の考察
16週
後期
3rdQ
1週 後期授業イントロダクション
2週 国家の近代化(1)―ピョートル大帝とロシアの西洋化―
3週 国家の近代化(2)―史料からピョートル大帝を考える―
4週 国家の近代化(3)―ピョートル大帝を評価する―
5週 貿易活動の活発化と奴隷貿易(1)―ジョン・ニュートンと大西洋三角貿易―
6週 貿易活動の活発化と奴隷貿易(2)―史料からジョン・ニュートンを考える―
7週 貿易活動の活発化と奴隷貿易(3)―ジョン・ニュートンを評価する―
8週 中間試験
4thQ
9週 革命による国家の変容(1)―ロベスピエールとフランス革命―
10週 革命による国家の変容(2)―史料からロベスピエールを考える―
11週 革命による国家の変容(3)―ロベスピエールを評価する―
12週 植民地化と抵抗運動(1)―義和団事件と植民地化―
13週 植民地化と抵抗運動(2)―史料から義和団事件を考える―
14週 植民地化と抵抗運動(3)―義和団を評価する―
15週 歴史から考える現代世界
16週

評価割合

中間試験期末試験課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合200200200000600
基礎的能力200200200000600
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000