世界史

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 世界史
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史(山川出版社)
担当教員 空 健太

到達目標

➀世界史における人物とその時代を理解することができる。
②世界史における人物に関わる複雑な文書を読むことができる。
③世界史の人物に関わる史資料から重要な事実を集めることができる。
④世界史上の人物について,論理的な評価を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
世界史におけるキーとなる人物とその時代背景の理解人物とその時代に関する問題について8割以上正しく答えることができる。人物とその時代に関する問題について6割程度正しく答えることができる。人物とその時代に関する問題についてほとんど答えることができない。
複雑な文書の読解歴史上の資料のような複雑な文書から,その内容を理解し,その内容を関わる人物や社会状況と関連付けて説明することができる。歴史上の資料のような複雑な文書から,当時の人物や社会状況を正しく読み取ることができる。歴史上の資料のような複雑な文書から,当時の人物や社会状況を正しく読み取ることができない。
歴史の解釈の構築歴史上の資料から読み取った複数の事実と,当時の歴史的な背景を踏まえた,論理的で説得力のある歴史の解釈に関する主張を行うことができる。歴史上の資料から読み取った事実をもとに,論理的な主張を行うことができる。主張は行っているものの,具体的な事実にもとづかないものになっている。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1年生の歴史は世界史を扱う。この授業の目標は次の二つである。一つは、近代以降の世界でどのようなことが起こったのかを理解することを通して、現代世界の理解を深めること。もう一つは、出来事としての歴史と説明としての歴史を区別し、批判的に考える力を獲得することである。 この授業では歴史について以下のようなスタンスをとる。歴史と過去は異なる。過去は「在ったこと」であり、歴史は「書かれたこと」あるいは「残されたこと」をもとにつくられるものである。現代から過去にアプローチをすることによって歴史が生まれる。ゆえに歴史とは有限のパースペクティブを持つ一定の視点からしか語りえない。学生諸君には歴史をそれしかないものと捉えることなく、別の歴史もありうることという 多様な見方や考え方を身に付けてほしい。その上で、批判的に考える力をつけることによって、さまざまな歴史をめぐる言説を自ら吟味し判断することができるようになることをこの授業では目指している。
授業の進め方・方法:
授業は講義も必要に応じて行うが、基本的に学生の活動(個人・グループ)を中心に進めていく。授業を受ける際には課された課題を各自で準備してくることが必要である。授業後は各自で授業内容を整理するとともに、次の課題を実施し理解を深めていくこと。
注意点:
学習・教育目標:(A-1)100%
英語導入計画:なし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期イントロダクション
(ALのレベルC)
前期授業の進め方を理解する.
2週 現代の世界(1)
(ALのレベルC)
現代世界を「グローバル化」というキーワードから理解する.
3週 現代の世界(2)
(ALのレベルC)
現代世界を「グローバル化」というキーワードから理解する.
4週 現代の世界(3)
(ALのレベルC)
現代世界を「グローバル化」というキーワードから理解する.
5週 日常生活の中のグローバル化(1)
(ALのレベルC)
自分たちの身近な「グローバル化」を調べ、考察する。
6週 日常生活の中のグローバル化(2)
(ALのレベルC)
自分たちの身近な「グローバル化」を調べ、考察する。
7週 現代の世界(4)
(ALのレベルC)
現代世界を「グローバル化」というキーワードから理解する.
8週 中間試験
2ndQ
9週 平和な社会を目指して
(ALのレベルC)
資料を読み取り、資料を踏まえて自分の考えを論述する。
10週 冷戦の時代(1)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
11週 冷戦の時代(2)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
12週 冷戦の時代(3)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
13週 冷戦の時代(4)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
14週 冷戦の時代(5)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
15週 冷戦の時代(6)
(ALのレベルC)
第二次世界大戦後の世界の歩みを理解する。
16週
後期
3rdQ
1週 後期イントロダクション
(ALのレベルC)
後期授業の進め方を理解する。
2週 現代社会へ向かう社会(1)
(ALのレベルC)
扱う歴史事例の出来事や背景を把握する。
3週 現代社会へ向かう社会(2)
(ALのレベルC)
複数の史資料を読解し,必要な歴史的スキルを活用する。
4週 帝国主義の拡大と民族運動(2)
(ALのレベルC)
歴史解釈を構築する。
5週 帝国主義の拡大と民族運動(3)
(ALのレベルC)
扱う歴史事例の出来事や背景を把握する。
6週 2つの世界大戦(1)
(ALのレベルC)
複数の史資料を読解し,必要な歴史的スキルを活用する。
7週 2つの世界大戦(2)
(ALのレベルC)
歴史解釈を構築する。
8週 中間試験
4thQ
9週 2つの世界大戦(3)
(ALのレベルC)
扱う歴史事例の出来事や背景を把握する。
10週 2つの世界大戦(4)
(ALのレベルC)
複数の史資料を読解し,必要な歴史的スキルを活用する。
11週 2つの世界大戦(5)
(ALのレベルC)
歴史解釈を構築する。
12週 テーマから考える世界史(1)
(ALのレベルC)
複数の資料を読解し、歴史家が行う歴史的なスキルについて学習する。
13週 テーマから考える世界史(2)
(ALのレベルC)
複数の資料を読解し、歴史家が行う歴史的なスキルについて学習する。
14週 テーマから考える世界史(3)
(ALのレベルC)
複数の資料を読解し、歴史家が行う歴史的なスキルについて学習する。
15週 テーマから考える世界史(4)
(ALのレベルC)
複数の資料を読解し、歴史家が行う歴史的なスキルについて学習する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。2
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。2

評価割合

試験課題合計
総合評価割合200100300
前期10050150
後期10050150