情報リテラシー

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 情報リテラシー教科書-Windows 11/ Office 2021 対応版-を教科書として用いる。他に例題や参考資料を適宜配布する。また,図書館にはコンピュータ関連の書籍・雑誌が多く所蔵されているので,自主的に手にとり情報リテラシーに対する興味を深めることを大切にして貰いたい。
担当教員 岸田 真幸

到達目標

以下の各項目を到達目標とする
①情報を収集、処理、発信するための基本的なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する知識を活用できる。
②情報セキュリティに配慮して情報を正しく取扱うことができる。
③自らが必要とする情報システムの概要を第三者に説明できる。
④Office 系ソフトウェアの活用
岐阜高専ディプロマポリシー:(E)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報を収集、処理、発信するための基本的なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する知識を理解し活用できる。情報を収集、処理、発信するための基本的なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する知識を活用できる。情報を収集、処理、発信するための基本的なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する知識を活用できない。
評価項目2情報セキュリティに配慮して情報を正しく取扱うことができる。情報セキュリティに配慮して情報を取扱うことができる。情報セキュリティに配慮して情報を正しく取扱うことができない。
評価項目3自らが必要とする情報システムの概要を第三者に正確に説明できる。自らが必要とする情報システムの概要を第三者に説明できる。自らが必要とする情報システムの概要を第三者に説明できない。
評価項目4実例に基づいたOffice 系ソフトウェアの活用に関する問題を解くことができる。Office 系ソフトウェアの活用に関する問題を解くことができる。Office 系ソフトウェアの活用に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年、工業製品の研究開発、設計・製造プロセスにおいてコンピュータを利用する機会が飛躍的に増えている。また、グローバル化やSociety 5.0が言われている現代において、多種多様な人々にわかりやすく自分の考えをデジタルデータで発信する能力が求められていることは明らかである。このため,非情報系であるエンジニアにおいても必要となる情報セキュリティ等の知識を習得しなければならない。
本講義ではこの背景に基づき、以下に示す情報技術に関係する基礎的な内容を扱い、講義と実践を通じてコンピュータリテラシーを修得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
情報技術に関係して重要と思われる題材を幾つか採り上げ,これらについて講義と実習を組み合わせて進めていく。
(事前準備の学習)教科書の第1章に記載されているキーボードのキーの配置やマウス操作等の基礎的な操作方法を確認しておくこと。
なお、いくつかの専門用語は英語で記載される。 英語導入計画:Technical terms
注意点:
本授業では実習時間を多く取ることで、個々人が直接コンピュータを扱いながらIT 能力向上に努めていけるよう配慮している。なお、学生諸君の理解度に応じて、シラバスの内容と進度を変更することも有り得る。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要説明、機械工学と情報技術 との関わり、タッチタイピング
ALのレベルC
機械工学と情報技術との関わりおよびタッチタイピングを習得する。
(授業外学習・事前)PCの基礎的な操作方法についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習、タッチタイピングの練習(約2時間)。
2週 PCおよびインターネットの基礎、情報セキュリティ、メールの基礎 PCおよびインターネットの基礎を習得する。
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
3週 情報モラル、リスク管理 情報モラルおよびリスク管理の基礎を習得する。
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
4週 Wordの基本操作
ALのレベルC
Wordの基礎操作を習得する.
(授業外学習・事前)Wordの操作方法の予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
5週 Wordの書式設定
ALのレベルC
Wordの書式設定を習得する.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
6週 Wordを使った文章作成「レポートの作成」
ALのレベルC
Wordを使い資料を作成できるようになる.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)Wordの復習(約2時間)。
7週 Excelの基本操作
ALのレベルC
Excelの基本操作を習得する.
(授業外学習・事前)Excelの操作方法の予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
8週 中間の振り返り
2ndQ
9週 Excelを使った計算
ALのレベルC
Excelを使った計算を習得する.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
10週 Exceを使った表作成
ALのレベルC
Exceを使った表作成を習得する.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
11週 Excelを使ったグラフ作成
ALのレベルC
Excelを使ったグラフ作成を習得する.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
12週 Excelを使った関数およびデータベース
ALのレベルC
Excelを使った関数およびデータベースを習得する.
(授業外学習・事前)授業内容についての予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)Excelの復習(約2時間)。
13週 Power Pointの基礎操作および発表会用資料の作成
ALのレベルC
Power Pointの基礎操作を習得する.
(授業外学習・事前)Power Pointの操作方法の予習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業資料の復習(約2時間)。
14週 プレゼンテーション発表会(講義・実習)
ALのレベルB
(授業外学習・事前)Power Pointの復習および発表練習(約2時間)。
(授業外学習・事後)授業の復習(約2時間)。
15週 期末試験
16週 期末試験の解答・解説
プレゼンテーション発表会(講義・実習)
ALのレベルB

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
得点6040100