科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 倫理
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書として『倫理』(東京書籍),資料集として『最新図説 倫理』(浜島書店)を使用する.
担当教員 久保田 圭司

到達目標

1. 歴史的思想及び近代的価値観の形成に関する理解を目的とする
2. 思想や価値観の多様性、他者尊重の精神、社会集団の規範の意味の理解を目的とする
3. 現代社会の企業と消費者との間に期待される倫理的関係の理解を目的とする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
到達目標1歴史的思想や近代的価値観の形成を理解し、応用的に考えられる歴史的思想や近代的価値観の形成を理解できる歴史的思想や近代的価値観の形成を理解できない
到達目標2思想や価値観の多様性、他者尊重の精神、社会集団の規範の意味を理解し、応用的に考えられる思想や価値観の多様性、他者尊重の精神、社会集団の規範の意味を理解できる思想や価値観の多様性、他者尊重の精神、社会集団の規範の意味を理解できない
到達目標3現代社会の企業と消費者の間に期待される倫理的関係を理解し、応用的に考えられる現代社会の企業と消費者の間に期待される倫理的関係を理解できる現代社会の企業と消費者の間に期待される倫理的関係を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界史的観点から代表的な思想の基礎を学ぶとともに、近代的価値観を整理する。
多様な価値観を尊重する姿勢や社会がもつ規範の意味を理解する。
技術者が備えるべき倫理観の基礎領域を学習する。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式を中心とする。
注意点:
テキストは必要に応じて参照するが、テキストに沿って授業を進めるわけではないので注意が必要である。課題は年2回期限を設ける形式で課し、提出は任意である。
学習・教育目標(A-1)100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
倫理とは何か(ALのレベルB)
シラバスに基づいて,授業の目標などを理解する
2週 古代ギリシア思想(1) ギリシャ思想の基礎を理解する
3週 古代ギリシア思想(2) ギリシャ思想の基礎を理解する
4週 古代ギリシア思想(3) ギリシャ思想の基礎を理解する
5週 古代中国思想(1) 古代中国思想の基礎を理解する
6週 古代中国思想(2) 古代中国思想の基礎を理解する
7週 古代中国思想(3) 古代中国思想の基礎を理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 近代合理主義(1) 地動説の基礎を理解する
10週 近代合理主義(2) 経験論の基礎を理解する
11週 近代合理主義(2) 大陸合理論の基礎を理解する
12週 社会契約論(1)(ALのレベルB) 社会契約論の基礎を理解する
13週 社会契約論(2)(ALのレベルB)
社会契約論の基礎を理解する
14週 功利主義(1)
功利主義の基礎を理解する
15週 功利主義(2) 功利主義の基礎を理解する
16週 期末試験(ALのレベルC) 試験返却の時間に総まとめを実施する
後期
3rdQ
1週 現代倫理学(1)_功利主義倫理学(1) 功利主義倫理学の基礎を理解する
2週 現代倫理学(2)_功利主義倫理学(2) 功利主義倫理学の基礎を理解する
3週 現代倫理学(3)_義務倫理学 義務倫理学の基礎を理解する
4週 現代倫理学(4)_徳倫理学 徳倫理学の基礎を理解する
5週 リスク論(1)(ALのレベルB) リスク論の基礎を理解する
6週 リスク論(2) リスク論の基礎を理解する
7週 リスク論(3) リスク論の基礎を理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 PL法に見る企業倫理
製造物責任を事例として企業倫理の基礎を理解する
10週 知的財産権(1) 知的財産権の基礎を理解する
11週 知的財産権(2) 知的財産権の基礎を理解する
12週 知的財産権(3) 知的財産権の基礎を理解する
13週 不正競争防止法 意匠権・商標権に関連する不正競争防止法の基礎を理解する
14週 著作権(1) 著作権の基礎を理解する
15週 著作権(2) 著作権の基礎を理解する
16週 期末試験(ALのレベルC) 試験返却の時間に総まとめを実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3

評価割合

試験課題平常点合計
総合評価割合40010040540
前期2005020270
後期2005020270