概要:
機械工学実験では材料力学・熱工学・流体および電気基礎の各分野における実験の準備,実施,実験結果のまとめ,レポートの作成を通して,技術者として必要な次の素養を身につけることを目標とする.
授業の進め方・方法:
・クラスを3班に分けて,3つの実験室を1週交代で4週ずつ(合計12週)実験を行う.
・レポートは指定された書式で記入し,提出期限を厳守すること.
・遅刻した場合は,点呼担当教員に遅れた旨連絡してから実験室に向かうこと.
・やむを得ない理由で欠席した場合のみ,再実験を実施する.
・英語導入計画:Technical terms
注意点:
・クラスを3班に分けて,3つの実験室を1週交代で4週ずつ(合計12週)実験を行う.
・レポートは指定された書式で記入し,提出期限を厳守すること.
・遅刻した場合は,点呼担当教員に遅れた旨連絡してから実験室に向かうこと.
・やむを得ない理由で欠席した場合のみ,再実験を実施する.
・別表1対象科目
・学習・教育目標(D-2)25%,(D-3)25%,(D-4)25%,(E)25%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
実験ガイダンス |
実験の概要、成績評価、レポート提出方法について理解できる。
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2週 |
レポート作成指導1 (ALのレベルC) |
レポートの書式について理解できる。
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3週 |
レポート作成指導2 (ALのレベルC) |
レポートの書式について理解できる。
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4週 |
金属材料の引張試験・流れの可視化と相似則・鉄鋼材料の組織観察 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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5週 |
金属材料の引張試験・流れの可視化と相似則・鉄鋼材料の組織観察 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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6週 |
金属材料の引張試験・流れの可視化と相似則・鉄鋼材料の組織観察 (ALのレベルB) (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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7週 |
金属材料のねじり試験・ピトー管による流速測定・炭素鋼の熱処理 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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8週 |
金属材料のねじり試験・ピトー管による流速測定・炭素鋼の熱処理 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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4thQ |
9週 |
金属材料のねじり試験・ピトー管による流速測定・炭素鋼の熱処理 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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10週 |
金属材料のシャルピー衝撃試験・直流回路の測定・炭素鋼の焼き入れ硬さの推定 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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11週 |
金属材料のシャルピー衝撃試験・直流回路の測定・炭素鋼の焼き入れ硬さの推定 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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12週 |
金属材料のシャルピー衝撃試験・直流回路の測定・炭素鋼の焼き入れ硬さの推定 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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13週 |
炭素鋼の弾性係数の測定・交流回路の測定・金属組織解析 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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14週 |
炭素鋼の弾性係数の測定・交流回路の測定・金属組織解析 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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15週 |
炭素鋼の弾性係数の測定・交流回路の測定・金属組織解析 (ALのレベルB) |
各実験の目的が理解でき、指示された方法で実験が実施できる。また、実験結果を適切にまとめることが出来る。 (授業外学習・事前) 配布資料について調査しておく(約1時間) (授業外学習・事後) 実験内容について自身の調査内容、考察を実験レポートとしてまとめる
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16週 |
レポートの総評 |
教員からのレポートの総評から、自分のレポートの客観的な評価が出来る。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 材料 | 引張試験の方法を理解し、応力-ひずみ線図を説明できる。 | 4 | |
硬さの表し方および硬さ試験の原理を説明できる。 | 4 | |
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。 | 4 | |
焼入れの目的と操作を説明できる。 | 3 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 4 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 4 | |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 4 | |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 4 | |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 4 | |