日本語

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語
科目番号 0066 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 松野 恵美,安里 陽子

到達目標

① 聞き手にとってわかりやすい自己表現を行うことができる。
② 聞き手に伝わりやすい日本語表現を使用することができる。
③ 作品作成を通して、自身の経験や自分自身を内省することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 文章から筆者の主張を読み取ることができる。文章の内容をほとんど理解し、他の人に説明することができる。文章のポイントとなる部分を理解することができる。全て理解することは難しい。文章のポイントを捉えることができない。
評価項目2 自分の考えや疑問を他者に伝えることができる。自分の考えや疑問を、的確に他者に伝えることができる。 自分の考えや疑問を、他者の助けを得ながら伝えることができる。 自分の考えや疑問を伝えることをしない。または、あきらめてしまう。
評価項目3 適切なスタイルで、レポートを書くことができる。適切なスタイルを用いて,読み手が理解するのにほぼ負担を感じさせないレポートが書ける。適切なスタイルを用いて,読み手がほぼ理解可能な作文が書ける。所々論旨や日本語の表現で理解が難しいところがある。適切なスタイルを用いておらず、内容も読み手が理解するのに非常に負担がかかる,もしくは理解不可能である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、デジタルストーリーテリングの作成と発表を通して、自分自身に関わる様々なテーマについてふりかえり、発信する活動を行います。自分の経験をふりかえりながら、価値観や意見をストーリーとしてまとめます。そして、自分自身をふりかえり、目標を明確にしていきます。
授業の進め方・方法:
この授業では、デジタルストーリーテリングを作成し発表する。作成の過程で自身の経験や考えなどについて、クラスメイトや教師と対話を行う。そのため、他者と積極的に交流することが求められる。授業内容は学生の関心に合わせて適宜変更することがある。
注意点:
授業の内容を確実に身につけるため、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1回:オリエンテーション+デジタルストーリーテリング(DST)とは デジタルストーリーテリングの概要を理解する
2週 第2回:DST①「わたしってこんな人」
:話し合い
対話を通して自分自身についてふりかえることができる
3週 第3回:DST①「わたしってこんな人」
:原稿作成とFB
対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
4週 第4回:DST①「わたしってこんな人」
:デジタルストーリーテリング作成
聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
5週 第5回:DST②「日本語でしたいこと」 対話を通して自分自身についてふりかえることができる
6週 第6回:DST②「日本語でしたいこと」 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
7週 第7回:DST②「日本語でしたいこと」 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
8週 第8回:DST②「日本語でしたいこと」 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
2ndQ
9週 第9回:DST③ 対話を通して自分自身についてふりかえることができる
10週 第10回:DST③ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
11週 第11回:DST③ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
12週 第12回:DST③ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
13週 第13回:DST③ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
14週 第14回:最終発表 他者の作品を鑑賞し、自身の経験と合わせてふりかえることができる
15週 期末試験
16週 第15回:授業のふりかえり 授業で考えたことをまとめることができる
後期
3rdQ
1週 第16回:前期のふりかえり デジタルストーリーテリングの概要を理解する
2週 第17回:DST④ 対話を通して自分自身についてふりかえることができる
3週 第18回:DST④ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
4週 第19回:DST④ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
5週 第20回:DST④ 対話を通して自分自身についてふりかえることができる
6週 第21回:DST⑤ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
7週 第22回:DST⑤ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
8週 第23回:DST⑤ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
4thQ
9週 第24回:DST⑤ 対話を通して自分自身についてふりかえることができる
10週 第25回:DST⑥ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
11週 第26回:DST⑥ 対話を通して、わかりやすい文章を作成・修正することができる
12週 第27回:DST⑥ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
13週 第28回:DST⑥ 聞き手に伝わるデジタルストーリーテリングを作成することができる
14週 第29回:最終発表 他者の作品を鑑賞し、自身の経験と合わせてふりかえることができる
15週 期末試験
16週 第30回:授業のふりかえり 授業で考えたことをまとめることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験(4回)課題(レポート等)態度合計
総合評価割合200260140600
前期10013070300
後期10013070300