電気・電子工学概論

科目基礎情報

学校	岐阜工業高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	電気・電子工学概論
科目番号	0087	科目区分	専門 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	機械工学科	対象学年	5
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	教科書は使用せず、主に板書により講義する。授業内でブレッドボードを用いた演習を行う。
担当教員	小栗 久和

到達目標

本授業では電気回路・電子回路を中心に機械工学科として最低限必要な知識について学ぶ。具体的な目標を以下に挙げる。
① 電源の種類
② オームの法則・キルヒホッフの法則
③ ダイオード・トランジスタ
④　モーターの種類とその制御
⑤　論理回路
岐阜高専ディプロマポリシー：（Ｄ）

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
電源の種類	様々な電源の種類とその原理・用途について正確に理解出来る	様々な電源の種類とその原理・用途について理解出来る	様々な電源の種類とその原理・用途について十分に理解出来ない
オームの法則・キルヒホッフの法則	オームの法則・キルヒホッフの法則を応用して、基本的な回路における電位差・電流等を正確に計算することが出来る	オームの法則・キルヒホッフの法則を応用して、基本的な回路における電位差・電流等を計算することが出来る	オームの法則・キルヒホッフの法則を応用して、基本的な回路における電位差・電流等を計算することが出来ない
ダイオード・トランジスタ	ダイオード・トランジスタの原理を正確に理解出来る	ダイオード・トランジスタの原理を理解出来る	ダイオード・トランジスタの原理を正確に理解出来ない
モーターの種類とその制御	モーターの種類とその制御方法について正確に理解出来る	モーターの種類とその制御方法について理解出来る	モーターの種類とその制御方法について理解出来ない
論理素子と論理回路	論理素子と基本的な論理回路について正確に理解出来る	論理素子と基本的な論理回路について理解出来る	論理素子と基本的な論理回路について理解出来ない

教育方法等

概要:

本授業では電源・電気回路・モーター・論理回路について機械工学科学生として最低限必要な知識について学ぶ。

授業の進め方・方法:

授業は板書を中心に進めるが、理解を深めるため、ブレッドボードによる演習を行う。
（事前準備の学習）ブレッドボードの使用方法について復習しておくこと。
英語導入計画：Technical terms

注意点:

授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。なお，成績評価に教室外学修の内容は含まれる。

授業の属性・履修上の区分

ICT 利用

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	電気関係の基本事項に関する演習問題 電気とは（ALのレベルC）	電気関係の演習問題により自身の理解度を確認する 電気について認識を深める （授業外学習・事前） 電気現象について復習する（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		2週	電源の種類（ALのレベルC）	一次電池・二次電池等、電源の種類について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		3週	商用電源（ALのレベルC）	商用電源について、発電・送電、三相交流・力率・実効値について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		4週	電源回路（ALのレベルC）	電源回路の種類と原理について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		5週	オームの法則・キルヒホッフの法則１（ALのレベルC）	オームの法則・キルヒホッフの法則について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		6週	オームの法則・キルヒホッフの法則２（ALのレベルC）	オームの法則・キルヒホッフの法則に関する例題をブレッドボードを用いて理解する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		7週	回路素子（ALのレベルC）	電気回路を構成する抵抗・コンデンサ・コイルについて学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		8週	中間のまとめ
	4thQ
		9週	トランジスタ（ALのレベルC）	トランジスタの原理とスイッチング回路について、ブレッドボードを用いて学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		10週	モータについて（ALのレベルC）	モーターの種類、日本におけるモーターの電力消費量について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		11週	直流モーターの制御（ALのレベルC）	直流モーターの制御について、ブレッドボードを用いて学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		12週	2進数と１６進数（ALのレベルC）	電子制御に重要な２進数・１６進数について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		13週	論理素子と論理回路（ALのレベルC）	論理素子と論理回路、加算回路について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		14週	AD変換器（ALのレベルC）	AD変換器の種類とその原理について学習する （授業外学習・事前） 事前配布したプリントについて予習しておく（約1 時間） （授業外学習・事後）配布されたプリントの演習問題をとして提出する（約３時間）
		15週	期末試験
		16週	期末試験の解答と解説

評価割合

	中間のまとめ	期末試験			合計
総合評価割合	100	100	0	0	200
得点	100	100	0	0	200