応用物理Ⅲ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用物理Ⅲ
科目番号 0113 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 物理学基礎(第4版)(原 康夫・学術図番)
担当教員 河野 託也

到達目標

大学教養物理のうち,現代物理学入門につい
て講義し,古典物理学との相違点に関する理解
を深める。特に,相対論では速度が速い世界と
遅い世界における相違,量子論では電子の波動
性の物理的な意味とおよび原子核に関する知
識も含めたいくつかのミクロな現象について
理解する。 .
現代物理学入門として,
①電磁気学の4法則をベクトル解析の知識を使
い理解する。
②特殊相対性理論の概要,質量はエネルギーの
一形態であることを理解する。
③光電効果,コンプトン効果を理解する。
④物質の二重性を理解する。
⑤原子・原子核の構造を理解する。
⑥核反応を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電磁気学の4法則をベクト ル解析の知識によりほぼ正 確に(8割以上)理解でき る 電磁気学の4法則をベクト ル解析の知識によりほぼ正 確に(6割以上)理解でき る 電磁気学の4法則をベクト ル解析の知識により導出す ることができない。
評価項目2ローレンツ変換の応用例, 質量とエネルギーの概要, 等価原理の概要についてほ ぼ正確に(8割以上)理解 できる。 ローレンツ変換の応用例, 質量とエネルギーの概要, 等価原理の概要についてほ ぼ正確に(6割以上)理解 できる。 ローレンツ変換の応用例, 質量とエネルギーの概要, 等価原理に関する問題を解 くことができない。
評価項目3光電効果,コンプトン効果 についてほぼ正確に(8割 以上)理解できる。 光電効果,コンプトン効果 についてほぼ正確に(6割 以上)理解できる。 光電効果,コンプトン効果 に関する問題を解くことが できない。
評価項目4物質の二重性についてほぼ 正確に(8割以上)理解で きる 物質の二重性についてほぼ 正確に(6割以上)理解で きる 物質の二重性に関する問題 を解くことができない。
評価項目5原子・原子核の構造につい てほぼ正確に(8割以上) 理解できる。 原子・原子核の構造につい てほぼ正確に(6割以上) 理解できる。 原子・原子核の構造に関す る問題を解くことができな い。
評価項目6核反応についてほぼ正確に (8割以上)に理解できる。 核反応についてほぼ正確に (6割以上)に理解できる。 核反応に関する問題を解く ことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
・授業は教科書と板書を中心に行うので,各自学習ノートをとること。
・演習問題は自分で解いてみてはじめて身につくものと心得ること。毎回復習することが大切である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電磁気学の4法則のまとめ
2週 アンペールの法則の拡張
3週 マクスウェル方程式
4週 電磁波(波動方程式)
5週 特殊相対性理論,特殊相対性理論,光速度一定の原理
6週 特殊相対性理論,ローレンツ収縮,ローレンツ変換
7週 特殊相対性理論,質量とエネルギー課題レポート・ 教室外学修レポート提出
8週 光の二重性, 光電効果,光子
課題レポート・ 教室外学修レポート提出
2ndQ
9週 光の二重性, コンプトン効果
10週 物質の二重性,ド・ブロイ波
11週 物質の二重性,不確定性原理
12週 電子と原子,原子の構造
13週 原子核の構造,放射能
14週 核反応
15週 期末試験
16週 期末試験の解答の解説と現代物理学のまとめ,
課題レポート・ 教室外学修レポート提出

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート教室外レポート合計
総合評価割合403030100
得点403030100