材料力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 材料力学Ⅲ
科目番号 0115 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 材料力学第3版(黒木剛司郎著,森北出版)
担当教員 小栗 久和

到達目標

3年からの学習内容を簡単に復習して,材料力学の考え方を整理する.またひずみエネルギを使って,力のつり合いでは解決できない問題の解法を習得する.次に,曲がりはりおよび柱の設計の基礎を学習する.
①様々な荷重の作用する部材の,ひずみエネルギを求めることができる.
②ひずみエネルギを応用した諸問題を解くことができる.
③曲がりはりの応力,変形が理解できる.
④短柱の核を求めることができる.
⑤柱の座屈荷重の基礎式が理解でき,様々な条件の柱の座屈問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々な荷重の作用する部材のひずみエネルギを正確に(8割以上)解くことができる.様々な荷重の作用する部材のひずみエネルギをほぼ正確に(6割以上)解くことができる.様々な荷重の作用する部材のひずみエネルギを求めることができない.
評価項目2ひずみエネルギを応用した諸問題を正確に(8割以上)解くことができる.ひずみエネルギを応用した諸問題をほぼ正確に(6割以上)解くことができる.ひずみエネルギを応用した諸問題を解くことができない.
評価項目3曲がりはりの応力,変形の問題を正確に(8割以上)解くことができる.曲がりはりの応力,変形の問題をほぼ正確に(6割以上)解くことができる.曲がりはりの応力,変形の問題を解くことができない.
評価項目4短柱の核を正確に(8割以上)求めることができる.短柱の核をほぼ正確に(6割以上)求めることができる.短柱の核を求めることができない.
評価項目5柱の座屈荷重の基礎式が理解でき,様々な柱の座屈問題を正確に(8割以上)解くことができる.柱の座屈荷重の基礎式が理解でき,様々な柱の座屈問題をほぼ正確に(6割以上)解くことができる.柱の座屈荷重の基礎式が理解できず,様々な柱の座屈問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
・授業は基本的には教科書に沿って,板書を中心に行う.
・3・4年次の材料力学の知識が必要となるため,十分に復習しておくこと.
・また,授業中,学習内容の理解度を確認する例題を出題するので,自ら解答し,復習すること.
・遅刻した場合,必ず教員にその旨申し出ること.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 材料力学の復習1 引張・ねじり
2週 材料力学の復習2 はりの曲げ
3週 ひずみエネルギ1 引張・圧縮・単純せん断のひずみエネルギ
4週 ひずみエネルギ2 曲げおよびねじりのひずみエネルギ
5週 ひずみエネルギ3 衝撃応力
6週 ひずみエネルギ4 カスティリアノの定理
7週 ひずみエネルギ5 マクスウェルの定理
8週 中間試験
2ndQ
9週 曲がりはり1 曲がりはりの基礎式と応力
10週 曲がりはり2 曲がりはりの断面係数
11週 曲がりはり3 曲がりはりのたわみ
12週 柱1 短柱の核
13週 柱2 長柱の座屈と限界荷重柱
14週 柱3 長柱の座屈の実験公式
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点100100