情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校	岐阜工業高等専門学校	開講年度	平成28年度 (2016年度)
授業科目	情報処理Ⅰ
科目番号	0119	科目区分	専門 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	機械工学科	対象学年	3
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	基礎から学ぶCプログラミング（荒木義彦他，共立出版，2011.9）を教科書として用いる。他に例題や参考資料を適宜配布する。また，図書館にはコンピュータ関連の書籍・雑誌が多く所蔵されているので，自主的に手にとりプログラミングに対する興味を深めることを大切にして貰いたい。
担当教員	山本 高久

到達目標

本講義ではC言語による基本的なプログラミング手法について演習を行い，小・中規模なプログラムの作成能力を修得する。また，電子計算機の原理や基本的なアルゴリズムの設計方法についての理解を深めることを目的としている。具体的には，
① C言語の基礎（ソースとコンパイル）
② 制御構造
③ 配列
④ ユーザー定義関数
⑤ ファイル操作
を理解し，所望の処理を行うプログラムを作成できるスキルを身につける。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	C言語の基礎（ソースの基本構造，コンパイル）を理解し，自らで簡単なプログラムをコーディングできる。	C言語の基礎（ソースの基本構造，コンパイル）を理解している。	C言語の基礎（ソースの基本構造，コンパイル）を理解していない。
評価項目2	制御構造(if, switch文など)を適切に使い分けることができる。	制御構造(if, switch文など)を理解している。	制御構造(if, switch文など)を理解できていない。
評価項目3	C言語の配列を理解し，利用することができる。	C言語の配列を理解している。	C言語の配列を理解していない。
評価項目4	ユーザー定義関数の引数，返戻値や配列にポインタを用いることができる。	ポインタ変数を利用することができる。	ポインタ変数を利用することができない。
評価項目5	所望のファイルを読み込み・書き込みを，テキスト形式，バイナリ形式で行うことができる。	所望のファイルの読み込み・書き込みをすることができる。	所望のファイルの読み込み・書き込みができない。

教育方法等

概要:

授業の進め方・方法:

本授業では講義と演習，課題を組み合わせて進める。特に課題は毎授業に課すので，必ず提出すること。
教科書のサンプルプログラムを暗記するのではなく，プログラム手法の本質ならびにプログラムの流れを理解するように努めてもらいたい。本授業で学んだプログラミング手法を，実験実習のデータ処理や５年次の卒業研究で利用してくれることを期待している。

注意点:

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ガイダンス（C言語とは）/ プログラミングの基礎（”Hello world”とコンパイル）
		2週	変数と値，データ型，演算と演算子に関するプログラミング演習
		3週	制御構文１ （if文，switch文による場合分け）に関するプログラム演習
		4週	制御構文２ （while文，do-while文による反復処理）に関するプログラム演習
		5週	制御構文３ （for文による回数指定反復処理）に関するプログラム演習
		6週	制御構文４ （for文による回数指定反復処理）に関するプログラム演習
		7週	制御構文５ （for文による多重ループ処理）に関するプログラム演習
		8週	中間試験
	2ndQ
		9週	数の宣言，定義，呼び出しに関する演習
		10週	ユーザー定義関数に関するプログラミング演習
		11週	関数における引数と返り値
		12週	ユーザー定義関数を用いたデータソートに関するプログラム演習
		13週	アドレスとポインタに関するプログラミング演習
		14週	ファイル操作の解説とプログラミング演習
		15週	期末試験
		16週	総括

評価割合

	試験	課題課題	合計
総合評価割合	50	50	100
得点	50	50	100