到達目標
1年次・2年次の製図知識を基に、簡単な機械を取り上げ、複数の要素からなる機構を理解し、仕様にあわせた設計計算の手法や規格の適用を学び、設計計算に基づく部品図の作成や部品を組み合わせた組立図を作成し、設計の妥当性を検討できる能力を養う。具体的には以下の項目を目標とする。
① 溶接記号の理解と適用
② 減速機の設計を基に部品を作成し、機構を理解する
③ 空気圧縮機の設計を基に部品を作成し、機構を理解する
④ 累積公差方式の理解と適用
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 溶接記号に関する問題を正確(8割以上)に解ける | 溶接記号に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解ける | 溶接記号に関する問題を解けない |
評価項目2 | 減速機の構成部品について正確(8割以上)に設計計算とモデルの作成ができる | 減速機の構成部品についてほぼ正確(6割以上)に設計計算とモデルの作成ができる | 減速機の構成部品について設計計算とモデルの作成できない |
評価項目3 | 空気圧縮機の構成部品について正確(8割以上)に設計計算とモデルの作成ができる | 空気圧縮機の構成部品についてほぼ正確(6割以上)に設計計算とモデルの作成ができる | 空気圧縮機の構成部品について設計計算とモデルの作成ができない |
評価項目4 | 累積公差方式による公差について正確(8割以上)に計算できる | 累積公差方式による公差についてほぼ正確(6割以上)に計算できる | 累積公差方式による公差について計算できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
授業の進め方・方法:
1. 簡単な機械を題材に、仕様に合せて設計計算を行い、部品図・組立図を作成することにより設計がどのように進められるかを理解すること
2. 3D-CADを利用して、部品同士を組み合わせ、運動をシミュレーションすることによって、問題を発見し改善改良を繰り返すことで、より良い機械を作り出そうとする設計プロセスを理解すること
3. やむなく遅刻した場合の記録の確認は学生の責任とし、到着後直ちに教員に申し出ること
4. 他人のデータをコピーするなど自らの努力なしに課題を提出したとみなした場合は、その真偽を問わず減点する
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
溶接記号の図示方法 |
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2週 |
溶接記号 演習 |
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3週 |
減速機 構造理解と基本設計 |
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4週 |
減速機 設計計算 |
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5週 |
減速機 設計計算 |
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6週 |
減速機 部品設計 |
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7週 |
減速機 部品設計 |
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
減速機 部品設計 |
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10週 |
減速機 部品図 3D-CAD(入力軸系) |
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11週 |
減速機 部品図 3D-CAD(中間軸系) |
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12週 |
減速機 部品図 3D-CAD(出力軸系) |
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13週 |
減速機 部品図 3D-CAD(歯車箱) |
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14週 |
減速機 部分アセンブリと修正3D-CAD |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
減速機 アセンブリ3D-CAD |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
累積公差 |
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2週 |
累積公差 |
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3週 |
圧縮機 機能と構造 |
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4週 |
圧縮機 基本設計 |
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5週 |
圧縮機 ピストン 基本設計 |
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6週 |
圧縮機 ピストン 部品図 3D-CAD |
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7週 |
圧縮機 連接棒 部品図 3D-CAD |
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8週 |
圧縮機 クランク軸 部品図 3D-CAD |
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4thQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
フォローアップ |
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11週 |
圧縮機 アセンブリ 3D-CAD |
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12週 |
圧縮機 ピストン 製作図2D |
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13週 |
圧縮機 クランク軸 製作図2D |
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14週 |
圧縮機 連接棒 製作図2D |
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
圧縮機 組立図 分解図2D |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 提出課題 | 中間試験 | 期末試験 | 合計 |
総合評価割合 | 34 | 33 | 33 | 100 |
得点 | 34 | 33 | 33 | 100 |