機械工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械工学実験Ⅰ
科目番号 0122 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 プリント
担当教員 小栗 久和,山本 高久,本塚 智

到達目標

機械工学実験では材料力学・金属材料・流体および電気基礎の各分野における実験の準備,実施,実験結果のまとめ,レポートの作成を通して,技術者として必要な次の素養を身につけることを目標とする.
①計測機器の原理を理解し,安全に配慮し適切に使用する.
②実験で得られた結果等を効率よく図,表,グラフに表現する.
③実験で得られた結果に対し自らの考えを展開し,物理現象を考察することが出来る.
④実験で得られた結果の考察に必要な文献を調査することが出来る.
⑤定められた記述法でレポートを作成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1測定機器の原理を理解し,自ら安全に配慮し,適切に使用することが出来る. 測定機器の原理を理解し,使用することが出来る.測定機器の原理を理解しておらず,また,安全に配慮し使用することが出来ない.
評価項目2実験で得られた結果等を効果的に図,表,グラフに表現することが十分に出来る.実験で得られた結果等を図,表,グラフに表現することが出来る.実験で得られた結果等を図,表,グラフに表現することが出来ない.
評価項目3実験で得られた結果等に対し自らの考えを展開しつつ,物理現象を深く考察することが出来る. 実験で得られた結果等に対し自らの考えを展開しつつ,物理現象を考察することが出来る. 実験で得られた結果等を理解しておらず,考察することが出来ない.
評価項目4実験で得られた結果等の考察に必要な文献を調査および精査することが十分に出来る.実験で得られた結果等の考察に必要な文献を調査することが出来る.実験で得られた結果等の考察に必要な文献を調査することが出来ない.
評価項目5定められた記述方法でレポートを作成することが十分に出来る. 定められた記述方法でレポートを作成することが出来る. 定められた記述方法でレポートを作成することが出来ない .

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
・クラスを3班に分けて,3つの実験室を1週交代で4週ずつ(合計12週)実験を行う.
・レポートは指定された書式で記入し,提出期限を厳守すること.
・遅刻した場合は,点呼担当教員に遅れた旨連絡してから実験室に向かうこと.
・やむを得ない理由で欠席した場合のみ,再実験を実施する.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験ガイダンス
2週 レポート作成指導
3週 金属材料の引張試験・熱分析・流れの可視化と相似則
4週 金属材料の引張試験・熱分析・流れの可視化と相似則
5週 金属材料の引張試験・熱分析・流れの可視化と相似則
6週 金属材料のねじり試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・ピトー管による流速測定
7週 金属材料のねじり試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・ピトー管による流速測定
8週 金属材料のねじり試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・ピトー管による流速測定
4thQ
9週 金属材料のねじり試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・ピトー管による流速測定
10週 金属材料のシャルピー衝撃試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・直流回路の測定
11週 金属材料のシャルピー衝撃試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・直流回路の測定
12週 金属材料のシャルピー衝撃試験・炭素鋼の焼入れ硬さの推定・直流回路の測定
13週 炭素鋼の弾性係数の測定・金属組織分析・交流回路の測定
14週 炭素鋼の弾性係数の測定・金属組織分析・交流回路の測定
15週 炭素鋼の弾性係数の測定・金属組織分析・交流回路の測定
16週 レポートの総評

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

報告書合計
総合評価割合100100
得点100100