技術者倫理

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 技術者倫理
科目番号 0125 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「技術者の倫理 入門(第5版)」(杉本泰治・高城重厚、丸善)
担当教員 田中 秀和

到達目標

技術と技術者倫理に関する基礎知織を身につけ、事例分析、グループ討論等によって、倫理実行の方法を理解する。
①安全と安心、リスクの概要を理解し,事故責任や事故の再発防止に関して議論できる。
②製品安全と製造物責任法の概要を理解し,それに関して議論できる。
③知的財産権の概要を理解し,それに関して議論できる。
④情報倫理の概要を理解し、それに関する具体的な問題について議論できる。
⑤組織と倫理綱領、技術者の社会的責任について理解し,それに関する具体的な問題について議論できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全と安心、リスクの概要を (8割以上)理解し,事故の責 任や事故の再発防止に関して 複数の立場から議論できる 安全と安心、リスクの概要を(6 割以上)理解し,事故の責任や再 発防止に関して1つの立場から議 論できる 安全と安心、リスクを理解してい ない,また事故の責任や再発防止 に関して議輪できない
評価項目2製品安全と製造物責任法の概 要を(8割以上)理解し,それ に関して複数の立場から議論 できる 製品安全と製造物責任法の概要を (6割以上)理解し,それに関して 1つの立場から議論できる 製品安全と製造物責任法を理解し ていない,またそれに関して議論 できない
評価項目3知的財産権の概要を(8割以上) 理解し,それに関して議論で きる 知的財産権の概要を(6割以上)理 解し,それに関しておおまかに雛 論できる 知的財産権を理解していない,ま たそれに関して議論できない
評価項目4情報倫理の概要を(8割以上) 理解し、それに関する具体的な 問題について、多くの立場に立 って議論できる 情報倫理の概要を(6割以上)理解 し、それに関する具体的な問題に ついて1つの立場から議論できる 情報倫理の概要を理解していない、 またそれに関して蟻論できない
評価項目5組織と倫理綱領、技術者の社 会的責任についての概要を(8 割以上)理解し,それに関する 具体的な問題について多くの 立場から議論できる 組織と倫理綱領、技術者の社会的 責任についての概要を(6割以上) 理解し,それに関する具体的な問 題について1つの立場から議論で きる 組織と倫理綱領、技術者の社会的 責任について理解していない、また それに関して議論できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
前半では、講義(各学科ごとのクラスルーム)を中心とする。瀦義の際にはいくつかの事例を取り上げる。後半で
は事例研究(グループ肘論のため、80人教室を希望)に多くの時間を割く。各事例について,教員の説明の後に少
人数のグループ内で討論を行い、それを資料としてまとめ、発表して全体で討論を行う。グループ討論への積極的な
参加が求められる。授業ごとに小テストあるいは課題レポートを課す。
教室外学修においては,事例研究やレポート作成時には綿密な調査を行う。また、グループ内討論の概要,自身の
討論における発言内容,討論終了後の考察をレポートにまとめる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 技術者倫理とは、倫理と技術者倫理との違い
2週 技術者と組織、利益の相反、ミニグループ討論
3週 安全と安心、リスク、事故の責任
4週 事故調査と再発防止
5週 製品安全と製造物責任法
6週 知的財産権(知的財産と知的財産権、特許)
7週 知的財産権(著作物と著作権)
8週 内部告発と警笛鳴らし
2ndQ
9週 事例研究1,事例研究の進め方、倫理実行の方法、討論
10週 事例研究1:プレゼンテーション、全体討論
11週 情報とネットワーク社会、情報の発信と受信と個人の責任
12週 個人情報の取扱いとプライバシーの保護
13週 事例研究2:個人情報の取扱い、グループ討論
14週 事例研究2:プレゼンテーション、全体肘論
15週 期末試験
16週 第15回:組織と倫理綱領、科学者・研究者の倫理、まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点100100