到達目標
以下の各項目を到達目標とする。
① C言語の基礎(ソースとコンパイル)
② 制御構造
③ 配列
④ ユーザー定義関数
⑤ ファイル操作
を理解し,所望の処理を行うプログラムを作成できるスキルを身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| C言語の基礎(ソースの基本構造,コンパイル)を理解し,自らで簡単なプログラムをコーディングできる。 | C言語の基礎(ソースの基本構造,コンパイル)を理解している。 | C言語の基礎(ソースの基本構造,コンパイル)を理解していない。 |
| 制御構造(if, switch文など)を適切に使い分けることができる。
| 制御構造(if, switch文など)を理解している。 | 制御構造(if, switch文など)を理解できていない。 |
| C言語の配列を理解し,利用することができる。 | C言語の配列を理解している。 | C言語の配列を理解していない。 |
| ユーザー定義関数の引数,返戻値や配列にポインタを用いることができる。 | ポインタ変数を利用することができる。 | ポインタ変数を利用することができない。 |
| 所望のファイルを読み込み・書き込みを,テキスト形式,バイナリ形式で行うことができる。 | 所望のファイルの読み込み・書き込みをすることができる。 | 所望のファイルの読み込み・書き込みができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義ではC言語による基本的なプログラミング手法について演習を行い,小・中規模なプログラムの作成能力を修得する。また,電子計算機の原理や基本的なアルゴリズムの設計方法についての理解を深めることを目的としている。
授業の進め方・方法:
本授業では講義と演習,課題を組み合わせて進める。本授業で学んだプログラミング手法を,実験実習のデータ処理や5年次の卒業研究で利用してくれることを期待している。
注意点:
課題は毎授業に課すので,必ず提出すること。
教科書のサンプルプログラムを暗記するのではなく,プログラム手法の本質ならびにプログラムの流れを理解するように努めてもらいたい。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(C言語とは)/ プログラミングの基礎(”Hello world”とコンパイル)(ALレベルのC) |
C言語の概要が理解でき、簡単なプログラムが作成できる。
|
2週 |
変数と値,データ型,演算と演算子に関するプログラミング演習(ALレベルのC) |
変数と値,データ型,演算と演算子に関するプログラミングが作成できる。
|
3週 |
制御構文1 (if文,switch文による場合分け)に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
if文,switch文による場合分けに関するプログラムが作成できる。
|
4週 |
制御構文2 (while文,do-while文による反復処理)に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
while文,do-while文による反復処理に関するプログラムが作成できる。
|
5週 |
制御構文3 (for文による回数指定反復処理)に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
for文による回数指定反復処理に関するプログラムが作成できる。
|
6週 |
制御構文4 (for文による回数指定反復処理)に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
for文による回数指定反復処理に関するプログラムが作成できる。
|
7週 |
制御構文5 (for文による多重ループ処理)に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
for文による多重ループ処理に関するプログラムが作成できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
数の宣言,定義,呼び出しに関する演習(ALレベルのC) |
数の宣言,定義,呼び出しが理解できる。
|
10週 |
ユーザー定義関数に関するプログラム演習(ALレベルのC) |
ユーザー定義関数に関するプログラムが作成できる。
|
11週 |
関数における引数と返り値(ALレベルのC) |
関数における引数と返り値が理解出来る。
|
12週 |
ユーザー定義関数を用いたデータソートに関するプログラム演習(ALレベルのC) |
ユーザー定義関数を用いたデータソートに関するプログラムが作成できる。
|
13週 |
アドレスとポインタに関するプログラム演習(ALレベルのC) |
アドレスとポインタに関するプログラムが作成できる。
|
14週 |
ファイル操作の解説とプログラム演習(ALレベルのC) |
ファイル操作が理解でき、それに関連するプログラムが作成できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
総括 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 3 | |
定数と変数を説明できる。 | 3 | |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 3 | |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 3 | |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 3 | |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 3 | |
条件判断プログラムを作成できる。 | 3 | |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 3 | |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 3 | |
二次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
得点 | 50 | 50 | 100 |