材料学Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 材料学Ⅱ
科目番号 0186 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 図解機械材料学第3版,打越二彌,東京電機大学出版局
担当教員 本塚 智

到達目標

以下の各項目を到達目標とする。
① 転位と再結晶
② 原子の拡散
③ 時効硬化
④ Fe-C状態図
⑤ 熱処理

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1転位と再結晶に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。転位と再結晶に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。転位と再結晶に関する問題を解くことができない。
評価項目2原子の拡散に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。原子の拡散に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる原子の拡散に関する問題を解くことができない。
評価項目3時効硬化に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。時効硬化に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。時効硬化に関する問題を解くことができない。
評価項目4Fe-C状態図に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。Fe-C状態図に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。Fe-C状態図に関する問題を解くことができない。
評価項目5熱処理に関する問題をほぼ正確(8割以上)に解くことができる。熱処理に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。熱処理に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料学の基礎と熱処理について習得する.
授業の進め方・方法:
特に転位,Fe-C状態図,熱処理の原理,について重点的に習得する.特にFe-C状態図における共析反応が重要である.
注意点:
遅刻した場合は授業を中断しても良いので遅れた旨を教員に知らせること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 転位論,塑性変形,格子欠陥 転位論,塑性変形,格子欠陥についての知識を習得する
2週 すべり変形に必要な臨界せん断応力,理論的なせん断応力 すべり変形に必要な臨界せん断応力,理論的なせん断応力についての知識を習得する
3週 刃状転位,らせん転位,混合転位,転位ループ,転位を動かすためのせん断応力 刃状転位,らせん転位,混合転位,転位ループ,転位を動かすためのせん断応力についての知識を習得する
4週 転位の増殖機構,転位密度,転位の特徴 転位の増殖機構,転位密度,転位の特徴についての知識を習得する
5週 加工硬化と再結晶 加工硬化と再結晶についての知識を習得する
6週 恒温再結晶,拡散,フィックの第1,2法則
ALのレベルC
恒温再結晶,拡散,フィックの第1,2法則についての知識を習得する
7週 浸炭 浸炭についての知識を習得する
8週 中間試験
2ndQ
9週 拡散係数,拡散機構 拡散係数,拡散機構についての知識を習得する
10週 時効処理,時効硬化曲線 時効処理,時効硬化曲線についての知識を習得する
11週 時効過程,時効と状態図,ジュラルミン 時効過程,時効と状態図,ジュラルミンについての知識を習得する
12週 固溶による硬化,転位と析出物 固溶による硬化,転位と析出物についての知識を習得する
13週 Fe-C状態図 Fe-C状態図についての知識を習得する
14週 炭素鋼に現れる変態 炭素鋼に現れる変態についての知識を習得する
15週 期末試験
16週 熱処理の基礎,焼なまし,焼ならし 熱処理の基礎,焼なまし,焼ならしについての知識を習得する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点100100