電気工学概論

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気工学概論
科目番号 0192 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリント
担当教員 小栗 久和

到達目標

以下の各項目を到達目標とする。
①各種電源、発電所、送電の基礎知識の習得
②電源回路の仕組みの理解
③電気回路素子の種類と役割の理解
④電気回路における基本法則の理解と修得
⑤トランジスタ応用技術の理解
⑥各種電動モーターとその制御回路の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種電源、発電所、送電に関して正確に(8割以上)理解できる。各種電源、発電所、送電に関して6割以上理解できる。各種電源、発電所、送電に関して理解できない。
電源回路とその仕組みを正確に(8割以上)理解できる。電源回路とその仕組みを6割以上理解できる。電源回路とその仕組みを理解できない。
各種電気素子の種類と役割を正確に(6割以上)理解できる。各種電気素子の種類と役割を6割以上理解できる。各種電気素子の種類と役割を理解できない。
電気回路の基本法則を理解でき、関連する問題を正確に(8割以上)解くことができる。電気回路の基本法則を理解でき、関連する問題をほぼ正確に(6割以上)解くことができる。電気回路の基本法則を理解でき、関連する問題を解くことができない。
トランジスタの原理と応用について正確に(8割以上)理解できる。トランジスタの原理と応用について6割以上理解できる。トランジスタの原理と応用について理解できない。
各種電動モーターの種類およびDCモーターの制御について正確に(8割以上)理解できる。各種電動モーターの種類およびDCモーターの制御について6割以上理解できる。各種電動モーターの種類およびDCモーターの制御について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の機械システムでは、動力源として電力が、また運転制御において電気回路・電子回路が多用されている。したがって、機械技術者といえども、電気機器ならびに電気・電子回路の知識は欠かせない。
この講義では、その基礎として電源、電気回路、電動モーターの基礎的知識について講義する。
授業の進め方・方法:
・授業は板書・プリントを利用して行う。
・電気回路の理解を深めるため、ブレッドボードを使用して実習を行う。
注意点:
・実習では電気を扱うため、注意事項に従い慎重に作業すること。
・遅刻した場合、必ず教員にその旨申し出ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電源1:電気とは・電源の種類・各種発電所・送電 電気、電源の種類、発電所と送電について理解出来る。
2週 電源2:交流電源・変圧器 交流電源と変圧器について理解出来る。
3週 電源3:整流回路(ALレベルのC) 整流回路の仕組みについて理解出来る。
4週 電源4:整流回路実習(ALレベルのC) 整流回路に使用する各素子の役割と回路について理解出来る。
5週 電気回路1:各種電気素子(ALレベルのC) 電気回路に使用する各種素子の名称と、その役割について理解出来る。
6週 電気回路2:キルヒホッフの法則(ALレベルのC) キルヒホッフの法則が理解出来る。
7週 電気回路3:キルヒホッフの法則演習(ALレベルのC) 具体的な回路において、キルヒホッフの法則を応用して電圧・電流について理解出来る。
8週 中間試験
4thQ
9週 トランジスタ1:トランジスタの仕組み(ALレベルのC) トランジスタの仕組みについて理解出来る。
10週 トランジスタ2:増幅作用・スイッチ(ALレベルのC) トランジスタの増幅作用・スイッチ作用について理解出来る。
11週 トランジスタ3:トランジスタ回路実習(ALレベルのB) トランジスタのスイッチ作用の回路を組み、動作を確認出来る。
12週 電動モーター1:モーターの種類(ALレベルのC) モーターの原理と種類について理解出来る。
13週 電動モーター2:DCモーターの制御(ALレベルのC) DCモーターの回転方向の制御(Hブリッジ)について理解でき、回路を組むことが出来る。
14週 電動モーター3:DCモーターの制御実習(ALレベルの) DCモーターの制動について理解でき、回路を組むことが出来る。
15週 期末試験
16週 期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
得点100100