到達目標
以下の各項目を到達目標とする。
①総和規約、テンソル量の考え方が理解できる。
②テンソル量としての応力、ひずみが理解できる。
③弾性体の構成式が理解できる。
④エアリーの応力関数による平面問題の解法が理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 総和規約、テンソル量の考え方が正確に理解できる。 | 総和規約、テンソル量の考え方がほぼ理解できる。
| 総和規約、テンソル量の考え方が理解できない。 |
評価項目2 | テンソル量としての応力、ひずみの問題が正確に解ける。 | テンソル量としての応力、ひずみの問題がほぼ正確に解ける。 | テンソル量としての応力、ひずみの問題が解けない。 |
評価項目3 | 弾性体の構成式が正確に理解できる。 | 弾性体の構成式がほぼ理解できる。 | 弾性体の構成式が理解できない。 |
評価項目4 | 直角座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により正確に解くことができる。 | 直角座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数によりほぼ正確に解くことができる。 | 直角座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により正確に解くことができない。 |
評価項目5 | 円柱座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により正確に解くことができる。 | 円柱座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数によりほぼ正確に解くことができる。 | 円柱座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により正確に解くことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本授業ではテンソル量としての応力,ひずみおよび応力・ひずみ関係の学習と,エアリーの応力関数による2次元問題の解法の理解を目標とする.
授業の進め方・方法:
・授業は板書を中心に行い,必要に応じてプリントを配布する.
・授業中,学習内容の理解度を確認する例題を出題するので,自ら解答し,復習すること.
・英語導入計画:Technical terms
注意点:
・平面の方程式,ベクトル解析が基礎となるので十分復習しておくこと.
・遅刻した場合,必ず教員にその旨申し出ること.
・学習・教育目標(D-2力学系)100%
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
弾性力学の基礎 連続体とは・弾性力学の体系 |
連続体力学の体系と、弾性力学の位置付け・目的について理解できる。
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2週 |
直交座標系におけるベクトルとテンソル 総和規約(ALレベルのC) |
クロネッカーのデルタ、交替記号、総和規約について理解できる。
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3週 |
座標変換(ALレベルのC) |
直交座標系の座標変換公式について理解できる。
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4週 |
応力と応力の平衡方程式1 応力・応力の平衡方程式(ALレベルのC) |
応力と意味が理解でき、応力の平衡方程式が導出できる。
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5週 |
応力と応力の平衡方程式2 コーシーの関係・主応力と応力の不変量(ALレベルのC) |
コーシーの関係が理解でき、3次元状態における主応力・主応力方向・応力の不変量を計算することができる。
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6週 |
変形とひずみ1 変形・ひずみ |
変形の意味と、ひずみの導出過程が理解できる。
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7週 |
変形とひずみ2 ひずみの適合方程式・主ひずみとひずみの不変量(ALレベルのC) |
ひずみの適合方程式の意味、主ひずみ・ひずみの不変量を計算することができる。
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8週 |
中間のまとめ |
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4thQ |
9週 |
弾性体の構成式1 弾性材料と線形弾性理論(ALレベルのC) |
弾性体の構成式、弾性体の応力ひずみ関係について理解することができる。
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10週 |
弾性体の構成式2 等方弾性体の構成式(ALレベルのC) |
等方弾性体の応力ひずみ関係の導出過程が理解できる。
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11週 |
2次元問題の解析1 平面問題の構成式(ALレベルのC) |
平面問題における応力ひずみ関係が理解でき、応力ひずみ関係式が導出できる。
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12週 |
2次元問題の解析2 直角座標系におけるエアリーの応力関数(ALレベルのC) |
直角座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により解くことができる。
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13週 |
2次元問題の解析3 円柱座標系におけるエアリーの応力関数(ALレベルのC) |
円柱座標系における基本的な問題を、エアリーの応力関数により解くことができる。
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14週 |
2次元問題の解析4 エアリーの応力関数の応用例(ALレベルのC) |
やや複雑な平面問題の、エアリーの応力関数による解法が理解できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 4 | |
応力とひずみを説明できる。 | 4 | |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 4 | |
多軸応力の意味を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
得点 | 100 | 100 |