工業英語

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0201 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 青柳忠克著,やさしい機械英語,オーム社(1994),ISBN:4-274-12959-4
担当教員 加藤 浩三

到達目標

以下の各項目を到達目標とする。
① 使用頻度の高い技術英単語の意味を理解している。
② 高等学校英語の基本的な英文法を理解している。
③ 技術英文の構成を理解し,英文の趣旨を理解することができる。
④ 技術英文の趣旨を理解し,平易で妥当な和文に訳すことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1使用頻度の高い術英単語の意味を理解している。(8割 使用頻度の高い技術英単語の意味を理解している。(6割) 頻出の同じ単語を何度も辞書で引く。(describe等)
評価項目2高等学校英語の基本的な英文法を理解している。(8割) 高等学校英語の基本的な英文法を理解している。(6割) 高等学校はおろか,中学校程度の英文法も修得していない。
評価項目3技術英文の構成を理解し,英文の趣旨を理解することがで きる。(8割) 技術英文の構成を理解し,英文の趣旨を理解することがで きる。(6割) 技術英文の構成を理解し,英文の趣旨を理解することができない。(6割未満)
評価項目4技術英文の趣旨を理解し,平易で妥当な和文に訳すことが できる。(8割) 技術英文の趣旨を理解し,平易で妥当な和文に訳すことができる。(6割) 技術英文の趣旨を理解し,平易で妥当な和文に訳すことが できる。(6割未満)

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では技術英文献の読解能力の向上を目的としている。
授業の進め方・方法:
① 毎回,教科書のテーマから構成した演習問題が配布されグループで取組む。
② 講義の後半ではパワーポイントにより解説がなされる。
③ 講義で利用されたパワーポイントはPDF化されてMoodleにアップグレードされるので復習に利用する。
注意点:
① この機会に機械工学の基本的な専門用語は覚えよう。1日に少しずつ覚える努力なしには能力は身につかない。
② 翻訳ソフトを利用していては,英文解釈能力はいつまでたっても身につかない。
③ やむなく遅刻した場合に,その都度,授業担当教員に関連の記録を確認することは各学生の責任である。
なお,以下の項目により総得点を最大50点まで減ずる。
① 授業中の私語(-5)
② 授業中の熟睡,あるいは本教科目以外の業務等(-5)
③授業中ノートを執らない(-5)
④ 宿題等の提出物の未提出(-5)
⑤ 所定の教科書を準備しない(-5)
学習教育目標:(C-2)100% JABEE基準1(1):(f)100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス解説,五文型,教科書:応力ひずみ線図(ALのレベルC) 応力ひずみ線図について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
2週 接続詞,「S+V」が複数ある場合にどっちが主役? ,
教科書:金属の性質(ALのレベルC)
金属の性質について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
3週 存在の意味の There is ~,教科書:合金(ALのレベルC) 合金について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
4週 関係代名詞,現在分詞・過去分詞が名詞を修飾,教科書:機械(ALのレベルC) 機械について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
5週 influence of A on B とeffect of A on B,
教科書:旋盤(ALのレベルC)
旋削について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
6週 the比較級S+V~,the比較級S+V~ の構文,教科書:フライス盤(ALのレベルC) フライス加工について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
7週 数式の後のwhereは『ただし』, 教科書:ボール盤(ALのレベルC) 穴あけ加工について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
8週 中間のまとめ
2ndQ
9週 同じ単語群を繰り返す代わりに「that of」,教科書:研削盤(ALのレベルC) 研削加工について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
10週 実験レポートの構成は英技術文献の構成を真似ている, 教科書28節 溶接(ALのレベルC) 溶接について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
11週 ”Because”を「なぜならば~」と訳すとは限らない, 教科書:鍛造(ALのレベルC) 鍛造について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
12週 教科書:鋳造(ALのレベルC) 鋳造について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
13週 教科書:切削の機構(ALのレベルC) 切削機構について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
14週 教科書:冷間圧延鋼板(ALのレベルC) 圧延と鉄鋼製造法について機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける
15週 期末試験
16週 期末試験の解説 半期の総復習(ALのレベルC) 機械技術者の観点から英文和訳する能力を身に着ける

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合100100200
得点100100200