電気電子設計製図

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気電子設計製図
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 講義 :わかりやすい電気基礎(高橋寛、増田英二・コロナ社)、 実習 :電子製図(小池敏男 他・実教出版社)
担当教員 田島 孝治,柴田 欣秀

到達目標

電気情報工学科へ入学し、初めて学ぶ専門科目として、電気電子工学の基礎と情報工学の基礎となるコンピュータリテラシーを学習する。この授業は、5年間の専門教育における導入的内容を取り扱う。週 1 時間の講義では論理的な考え方とAL手法の目的、実施方法を学んだ後に、電気電子工学の基礎を学ぶ。
週 1 回の製図・実習・実技では、実際にコンピュータや各種プログラム・機器等にふれながら演習を行う。具体的には達成度評価の基準で示した各項目を達成することにより、以下の項目を習得することを目標とする。

① 電気電子および製図に関する基礎知識の習得
② 情報発信と収集を可能とするコンピュータの基礎知識の習得

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オームの法則、キルヒホッフの法則について理解し、関連する問題を8 割以上正解できている。オームの法則、キルヒホッフの法則を問題に適用することができ、関連する問題を6 割以上正解できる。オームの法則、キルヒホッフの法則を問題に適用することができない。
評価項目2複素数、三角関数を使って、交流回路を記述する方法を理解し、関連する問題を 8 割以上正解できる。複素数、三角関数を使って、交流回路を記述する方法を理解し、関連する問題を6 割以上正解できる。複素数、三角関数を使って、交流回路を記述する方法を理解していない。
評価項目3静電気、磁気による現象について理解し、諸法則を使った問題を8割以上正解できる。静電気、磁気による現象について理解し、諸法則を使った問題を6割以上正解できる。静電気、磁気による現象について理解しておらず、諸法則を使った問題を6割以上正解できない。
評価項目4電気電子設計製図の基礎知識が十分に身に付いている。電気電子設計製図の基礎知識が身に付いている。電気電子設計製図の基礎知識が身に付いていない。
評価項目5意欲的に学習・実習に取り組み、また協調性を十分に持って実習ができている。意欲的に学習・実習に取り組み、また協調性を持って実習ができている。意欲的に学習・実習に取り組み、また協調性を持って実習ができていない。
評価項目6自分の考えをまとめ発表するための十分な基礎技術が身に付いている。自分の考えをまとめ発表するための基礎技術が身に付いている。自分の考えをまとめ発表するための基礎技術が身に付いていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
講義と実習に分けて行う、講義は教科書と補助プリントを用いるが、授業ノートを取り充実させること。
また、実習でもノートと筆記用具は常に用意し、必要なことは板書を書き写すこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (講義)第1回:自己紹介、学習目標、目的の記述
(実習)第1回:情報リテラシー
2週 (講義)第2回:アクティブラーニング入門①
(実習)第2回:ワードプロセッサ 表計算
3週 (講義)第3回:アクティブラーニング入門②
(実習)第3回:製図の基本1 投影図1
4週 (講義)第4回:電気情報工学科教員の紹介①
(実習)第4回:製図の基本2 投影図2,線と寸法
5週 (講義)第5回:電気情報工学科教員の紹介②
(実習)第5回:電子機器用部品、電気用図記号と回路図
6週 (講義)第6回:電気情報工学科教員の紹介③
(実習)第6回:抵抗器とカラーコード
7週 (講義)第7回:直流回路の基礎
(実習)第7回:CAD 電気回路の作図
8週 第8回:前期中間試験
2ndQ
9週 (講義)第9回:オームの法則と直並列回路
(実習)第9回:オシロスコープで交流波形を見てみよう
10週 (講義)第10回:回路網における電流と電圧
(実習)第10回:半導体素子、ICにさわってみよう
11週 (講義)第11回:キルヒホッフの法則①
(実習)第 11回: ICとコンピュータ
12週 (講義)第12回:キルヒホッフの法則②
(実習)第 12回:コンピュータとプログラム
13週 (講義)第13回:キルヒホッフの法則③
(実習)第13回:プログラミングに挑戦しよう1
14週 (講義)第14回:キルヒホッフの法則のまとめ
(実習)第14回:プログラミングに挑戦しよう2
15週 前期期末試験
16週 第15回:試験回答
後期
3rdQ
1週 (講義)第16回:三角関数の復習
(実習)第16回:プログラムの表現方法:フローチャート
2週 (講義)第17回:複素数の復習
(実習)第17回:CAD 初級編2:フローチャートを作る
3週 (講義)第18回:交流回路の基礎
(実習)第18回:UNIXにさわってみよう
4週 (講義)第19回:コンデンサと交流回路
(実習)第19回:静電気にさわってみよう
5週 (講義)第20回:コイルと交流回路
(実習)第20回:論理回路1
6週 (講義)第21回:RLC回路に関する演習問題①
(実習)第21回:論理回路2
7週 (講義)第22回:RLC回路に関する演習問題②
(実習)第22回:論理回路3
8週 後期中間試験
4thQ
9週 (講義)第24回:磁気による現象
(実習)第24回:プログラム実習1
10週 (講義)第25回:電流による磁界
(実習)第25回:プログラム実習2
11週 (講義)第26回:電磁力
(実習)第26回:プレゼンテーション資料の作成1
12週 (講義)第27回:静電気
(実習)第27回:プレゼンテーション資料の作成2
13週 (講義)第28回:コンデンサの原理と静電容量
(実習)第28回:コンテスト1(プレゼンテーション)
14週 (講義)第29回:総合演習
(実習)第29回:コンテスト2(プレゼンテーション)
15週 後期期末試験
16週 第30回:試験回答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

前期中間試験前期期末試験前期課題前期授業参加後期中間試験後期期末試験後期課題コンテスト合計
総合評価割合200200130202001001301001080
講義(得点)1001008020100100800580
実習(得点)100100500100050100500