日本史

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本史
科目番号 0024 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『高校日本史B 新訂版』(君島和彦ほか、実教出版)、その他、授業内で配布するプリントをもとに授業を進める。
担当教員 稲垣 知子,小早川 裕悟

目的・到達目標

1.歴史は資料に基づいて論理的・客観的に説明されていることを理解する。
2.歴史的事象には複数の解釈が成り立つことや、それらの解釈を成り立たせる根拠や論理を理解する。
3.資料を読み取ったり、複数の資料を比較して、共通性や相違性を考察することができる。 
4.歴史事象を現代の問題とつなげて考えることができる。
岐阜高専ディプロマシー:(A)および(C)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
到達目標1歴史が資料に基づいて論理的・客観的に説明されていることを理解できる。歴史が資料に基づいて説明されていることは理解できる。歴史が資料に基づいて説明されていることがあまり理解できない。
到達目標2解釈を成り立たせる根拠や論理を理解した上で、自分はどう考えるかを説明できる。歴史的事象には複数の解釈が成り立つこと、及び解釈を成り立たせる根拠や論理を大まかに理解できる。歴史的事象には複数の解釈が成り立つこと、及び解釈を成り立たせる根拠や論理があまり理解できない。
到達目標3資料を読み取ったり、資料を比較して共通性や相違性、違いが生じた理由を考察することができる。資料を読み取ったり、資料を比較して共通性や相違性を見つけることができる。資料を読み取ったり、資料を比較して違いを見つけることができない。
到達目標4過去の出来事が現代の問題とつながっていることを、具体的な事例を用いて考えられる。過去の出来事が現代の問題にもつながっていることを理解できる。過去の出来事が現代の問題にもつながっていることを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学・高校の日本史の教科書の記述は、歴史学者たちの膨大な研究成果が要約されたものです。本講義では、まず、教科書に掲げられている質問が日本史の基本文献(通史)の中でどのように解説されているのかを具体的に見ていきます。歴史家たちが資料に基づき描いてきた豊かな歴史像や多彩な資料解釈に触れることで、暗記学習とは異なる歴史の面白さを知ってもらいたいと思います。後半は、歴史学習で大切とされる、時代を通して見る(通貫的にみる)という視点について見ていきます。古代から現代まで時代を通して見ることで、他の時代とは異なるその時代の特徴が浮き出てくることがあります。本授業では、通貫的な視点で見るとともに、なぜそのような特徴が表れたのか、その原因や理由についても理解を深めてもらいたいと思います。
<身につけたい力>
1 歴史は資料に基づいて論理的・客観的に説明されていることを理解する。
2 資料を読み取ったり、複数の資料を比較して考察することができる。
3 歴史事象を現代の問題とつなげて考えることができる。
授業の進め方と授業内容・方法:
主として講義形式で行いますが、授業の最後に、本時の重要点・疑問点等をコメント用紙に記載してもらい、理解を確かめます。後期には、史料から読み取ったり、資料を比較して共通性や相違性を考察することなども行いたいと思います。
(事前準備の学習)「授業計画」の各回のタイトルに関係する部分について教科書を読み、分からない用語があれば、調べておくこと。
英語導入計画:なし
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。                                  

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
(ALのレベルC)
信頼できる情報とは何かを理解する。
2週 日本史の基本文献[通史と各種事典]
(ALのレベルC)
日本史の基本文献を知る。
3週 鉄砲とキリスト教が日本に与えた影響はなにか①[日本人とヨーロッパ人の出会い方の特徴]
(ALのレベルC)
世界史的な視点から、日本人とヨーロッパ人の出会い方の特徴を理解する。
4週 鉄砲とキリスト教が日本に与えた影響はなにか②[キリスト教]
(ALのレベルC)
キリスト教が日本に与えた影響を理解する。
5週 鉄砲とキリスト教が日本に与えた影響はなにか③[鉄砲]
(ALのレベルC)
鉄砲が日本に与えた影響を理解する。
6週 信長はなぜ一向一揆と対決したのか
(ALのレベルC)
信長に敵対していた他の勢力と一向一揆の違いを理解する。
7週 秀吉はなぜ検地・刀狩をおこなったのか①[検地] 
(ALのレベルC)
検地によって何が可能になったのかを理解する。
8週 秀吉はなぜ検地・刀狩をおこなったのか②[刀狩]
(ALのレベルC)
資料から刀狩の目的を読み取る。
2ndQ
9週 秀吉はなぜ朝鮮を侵略したのか①[秀吉の目的に対する見方の変化]
(ALのレベルC)
秀吉の朝鮮侵略が現代の問題にもつながっていることを知る。
10週 秀吉はなぜ朝鮮を侵略したのか②[現代の通説の見方]
(ALのレベルC)
秀吉の朝鮮侵略の目的について、現代の通説の捉え方を理解する。
11週 城郭建築にはどのような特徴があるのか①[戦闘・政治的側面]
(ALのレベルC)
中世と近世では城の役割がどのように変化するのかを理解する。
12週 城郭建築にはどのような特徴があるのか②[文化的側面]
(ALのレベルC)
文化の特徴にも政治や経済的側面が大きくかかわっていることを理解する。
13週 徳川氏は大名や朝廷をどのように統制したのか
(ALのレベルC)
徳川氏がただ力で大名たちを支配したわけではないことを理解する。
14週 幕藩体制とはどのような仕組みの社会か   
(ALのレベルC)
江戸幕府の統治体制やシステムの特徴を他の時代や現代の諸外国の統治体制と比較しながら理解する。
15週 期末試験
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
(ALのレベルC)
後期の講義のねらい、授業の進め方について理解する。
2週 法から見た日本の歴史
(ALのレベルC)
法から見た各時代の特徴について概観する。
3週 古代の法1
(ALのレベルC)
古代の日本が唐から律令制を導入した理由を理解する。
4週 古代の法2
(ALのレベルC)
古代日本の律令法とは、どのような内容だったかを理解する。
5週 古代の法3               
(ALのレベルC)
日本と唐の律令との違いを理解する。
6週 中世の法1
(ALのレベルB)
北条泰時の書状から、御成敗式目が編纂された理由を読みとる。
7週 中世の法2
(ALのレベルB)
御成敗式目の各条文を読み、どのような内容が多いかを考える。
8週 中世の法3
(ALのレベルC)
御成敗式目の条文(内容)から、御成敗式目が編纂された理由を理解する。
4thQ
9週 近世の法1
(ALのレベルC)
江戸幕府が制定した武家諸法度の内容と制定理由を理解する。
10週 近世の法2
(ALのレベルC)
江戸幕府が制定した禁中並公家諸法度の内容と制定理由を理解する。
11週 近代の法1
(ALのレベルC)
近代日本が欧米から憲法を始め様々な制度を導入した理由を理解する。
12週 近代の法2
(ALのレベルC)
日本初の近代憲法(大日本帝国憲法)とは、どのような内容だったかを理解する。
13週 現代の法1
(ALのレベルC)
日本国憲法の特徴と誕生の経緯を理解する。
14週 現代の法2
(ALのレベルB)
大日本帝国憲法と日本国憲法を読み、変化の内容を読み取るとともにその理由を考える。
15週 期末試験
16週

評価割合

期末試験コメントシート合計
総合評価割合80120200
前期4060100
後期4060100