プログラミング

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 プログラミング
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語入門編 第2版(柴田望洋,ソフトバンククリエイティブ)
担当教員 山田 博文

到達目標

以下の項目を目標とする。
① C言語のプログラムを理解できる。
② C言語の簡単なプログラムを作成できる。
③ 有用なアルゴリズムを理解する。
④ データの表現方法を理解する。
⑤ 実際にアルゴリズムやデータ表現を利用する。
⑥ コンピュータを用いて,実際にプログラムを作成し,実行できる。
岐阜高専ディプロマポリシー:(E)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語のプログラム理解に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム理解に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム理解に関する問題を解くことができない。
評価項目2C言語のプログラム作成に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム作成に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム作成に関する問題を解くことができない。
評価項目3アルゴリズムの理解に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。アルゴリズムの理解に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。アルゴリズムの理解に関する問題を解くことができない。
評価項目4データの表現方法に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。データの表現方法に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。データの表現方法に関する問題を解くことができない。
評価項目5アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについて正確(8 割以上)に説明することができる。アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについてほぼ正確(6 割以上)に説明することができる。アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについて説明することができない。
評価項目6実際にプログラムを作成・実行し,これについて正確(8 割以上)に説明することができる。実際にプログラムを作成・実行し,これについてほぼ正確(6 割以上)に説明することができる。実際にプログラムを作成・実行し,これについて説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C言語のプログラミングを通じて,手続型のプログラミングの基本的な概念を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は配布資料に基づき実施する。演習では各自課題に取り組みレポートを作成すること。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
積極的に演習等のプログラムを作成すること。教科書の例題等のプログラムを作成して,理解を深めるとよい。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラミング言語
最も簡単なCプログラム
いくつかのプログラミング言語の名前を覚える
main関数を覚える
2週 画面表示 printf関数を覚える
3週 整数の計算 整数型変数を理解する
4週 実数の計算, 誤差 実数型変数を理解する
誤差の種類を覚える
5週 数学関数 数学関数を覚える
6週 演習(実数の計算)(AL のレベル C) 実数型変数を使ったプログラムが作成実行できる
7週 キーボード入力 scanf関数を覚える
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 条件分岐1 if文を覚える

10週 条件分岐2 switch文を覚える
11週 演習(キーボード入力と条件分岐)(AL のレベル C) scanf関数とif文を使ったプログラムが作成実行できる
12週 繰り返し1 while文を覚える
do while文を覚える
13週 繰り返し2 for文を覚える
2重ループを理解する
14週 演習(繰り返し)(AL のレベル C) 繰り返しを使ったプログラムが作成実行できる
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 関数 関数作成手法を覚える
2週 引数の受け渡し 引数の受け渡し手法を覚える
3週 変数の種類 自動変数・静的変数,局所変数・大域変数を覚える
4週 演習(関数)(AL のレベル C) 関数を使ったプログラムが作成実行できる
5週 構造体 構造体を覚える
6週 構造体と関数 構造体を扱う関数を覚える
7週 演習(構造体)(AL のレベル C) 構造体を扱う関数を使ったプログラムが作成実行できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 配列 配列を覚える
10週 多次元配列 多次元配列を覚える
11週 ソート 単純挿入法、バブルソートを覚える
12週 演習(配列・ソート)(AL のレベル C) 配列を使ったプログラム、ソートプログラムを作成実行できる
13週 文字型 文字型変数を覚える
14週 演習(文字型)(AL のレベル C) 文字型を使ったプログラムを作成実行できる
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミングプログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4後9

評価割合

中間試験期末試験レポート課題合計
総合評価割合2002002000600
得点(前期)1001001000300
得点(後期)1001001000300