プログラミング

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 プログラミング
科目番号 0064 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新版明解C言語入門編(柴田望洋,ソフトバンククリエイティブ)
担当教員 山田 博文

到達目標

以下の項目を目標とする。
① C言語のプログラムを理解できる。
② C言語の簡単なプログラムを作成できる。
③ 有用なアルゴリズムを理解する。
④ データの表現方法を理解する。
⑤ 実際にアルゴリズムやデータ表現を利用する。
⑥ コンピュータを用いて,実際にプログラムを作成し,実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語のプログラム理解に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム理解に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム理解に関する問題を解くことができない。
評価項目2C言語のプログラム作成に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム作成に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。C言語のプログラム作成に関する問題を解くことができない。
評価項目3アルゴリズムの理解に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。アルゴリズムの理解に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。アルゴリズムの理解に関する問題を解くことができない。
評価項目4データの表現方法に関する問題を正確(8 割以上)に解くことができる。データの表現方法に関する問題をほぼ正確(6 割以上)に解くことができる。データの表現方法に関する問題を解くことができない。
評価項目5アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについて正確(8 割以上)に説明することができる。アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについてほぼ正確(6 割以上)に説明することができる。アルゴリズムやデータ表現を実際に利用し,これについて説明することができない。
評価項目6実際にプログラムを作成・実行し,これについて正確(8 割以上)に説明することができる。実際にプログラムを作成・実行し,これについてほぼ正確(6 割以上)に説明することができる。実際にプログラムを作成・実行し,これについて説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C言語のプログラミングを通じて,手続型のプログラミングの基本的な概念を習得する。
授業の進め方・方法:
授業ではプリントによる解説と練習課題を実施する。演習では各自課題に取り組みレポートを作成する。
英語導入計画:なし
注意点:
積極的に演習等のプログラムを作成すること。教科書の例題等のプログラムを作成して,理解を深めるとよい。
学習・教育目標:(E) 100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計算モデルによるプログラミング言語の分類,最も簡単なCプログラム main関数の書式を説明できる。
2週 画面表示(AL のレベル C) printf関数の書式を説明できる。
3週 整数の計算(AL のレベル C) 整数型変数の宣言,代入,演算について説明できる。
4週 実数の計算,誤差(AL のレベル C) 実数型変数の宣言,代入,演算について説明できる。
誤差の種類を説明できる。
5週 数学関数(AL のレベル C) いくつかの数学関数の書式を説明できる。
6週 演習(実数の計算)(AL のレベル C) 実数型変数を用いたプログラムが作成し,実行できる
7週 キーボード入力(AL のレベル C) scanf関数の書式を説明できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 条件分岐1(AL のレベル C) if文の書式を説明できる。
10週 条件分岐2(AL のレベル C) switch~case文の書式を説明できる。
11週 演習(条件分岐)(AL のレベル C) 条件分岐を用いたプログラムを作成し,実行できる
12週 繰り返し1(AL のレベル C) while文やdo while文の書式を説明できる。
13週 繰り返し2,構造化プログラミング(AL のレベル C) for文の書式を説明できる。
多重ループのプログラムの動きを説明できる。
14週 演習(繰り返し1)(AL のレベル C) 繰り返しを用いたプログラムが作成実行できる。
15週 期末試験の解答の解説と前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 関数(AL のレベル C) 関数作成手法を覚える。
2週 引数の受け渡し,変数の種類(AL のレベル C) 引数の受け渡し手法を覚える。変数の種類を覚える。
3週 演習(関数)(AL のレベル C) 関数を用いたプログラムが作成し,実行できる。
4週 構造体(AL のレベル C) 構造体の宣言,代入,演算について説明できる。
5週 関数と構造体(AL のレベル C) 構造体を引数や戻り値とした関数を使ったプログラムの動きを説明できる。
6週 演習(構造体)(AL のレベル C) 構造体を用いたプログラムを作成し,実行できる。
7週 後期中間試験
8週 配列(AL のレベル C) 配列の宣言、代入、演算、初期化について説明できる。
4thQ
9週 多次元配列(AL のレベル C) 多次元配列の宣言、代入、演算、初期化について説明できる。
10週 演習(配列)(AL のレベル B) 配列を使ったプログラムが作成実行できる。
11週 ソート(AL のレベル C) 単純挿入法とバブルソートのアルゴリズムを説明できる。
12週 演習(ソート)(AL のレベル B) ソートのプログラムを作成し,実行できる
13週 文字型(AL のレベル C) 文字型変数の宣言、代入、演算について説明できる。
14週 演習(文字型)(AL のレベル B) 文字型変数を使ったプログラムを作成し,実行できる。
15週 期末試験の解答の解説と総まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミングプログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。3

評価割合

中間試験期末試験レポート合計
総合評価割合200200240640
得点(前期)100100120320
得点(後期)100100120320