情報数学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報数学
科目番号 0084 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 離散数学入門(守屋悦朗、サイエンス社,2006年6月)
担当教員 安田 真

到達目標

情報科学の根幹をなす離散数学の基本的事項の修得を目標とする。具体的には
①集合と写像について理解する。         
②対偶法・背理法・帰納法について理解する。
③関係と順序について理解する。
④有向グラフとグラフについて理解する。
⑤論理・述語論理とブール代数について理解する。
⑥アルゴリズムの解析について理解する。
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1集合と写像に関する問題を8割以上解くことができる。集合と写像に関する問題を6割以上解くことができる。集合と写像に関する問題を6割未満しか解くことができない。
評価項目2対偶法・背理法・帰納法・再帰に関する問題を8割以上解くことができる。対偶法・背理法・帰納法・再帰に関する問題を6割以上解くことができる。対偶法・背理法・帰納法・再帰に関する問題を6割未満しかことができない。
評価項目3関係と順序に関する問題を8割以上解くことができる。関係と順序に関する問題を6割以上解くことができる。関係と順序に関する問題を6割未満しかことができない。
評価項目4有向グラフとグラフに関する問題を8割以上解くことができる。有向グラフとグラフに関する問題を6割以上解くことができる。有向グラフとグラフに関する問題を6割未満しかことができない。
評価項目5論理・述語論理とブール代数に関する問題を8割以上解くことができる。論理・述語論理とブール代数に関する問題を6割以上解くことができる。論理・述語論理とブール代数に関する問題を6割未満しか解くことができない。
評価項目6アルゴリズムの解析に関する問題を8割以上解くことができる。アルゴリズムの解析に関する問題を6割以上解くことができる。アルゴリズムの解析に関する問題を6割未満しか解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報科学の根幹をなす離散数学の基本的事項の修得を目標とする。
*実務との関係
この科目は企業で人工知能・最適化アルゴリズム・創発型ソフトコンピュータ等の研究開発を行った教員が、その経験を活かし、これらの分野の基礎となる情報数学について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
プレゼンテーション形式で行なう。教科書の内容から離れることもしばしばあるので、各自学習ノートを充実させること。毎回演習を行なう。
(事前準備の学習) 論理学の復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業資料に予め目を通し、演習問題には自力で取り組むこと。
授業の内容を確実に身に着けるために、予習・復習が必須である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 集合
(ALのレベルC)
集合について理解して説明できる。
2週 写像・関数
(ALのレベルC)
写像・関数について理解して説明できる。
3週 命題・対偶法・背理法
(ALのレベルC)
命題・対偶法・背理法について理解して説明できる。
4週 数学的帰納法
(ALのレベルC)
数学的帰納法について理解して説明できる。
5週 再帰
(ALのレベルC)
再帰について理解して説明できる。
6週 2項関係
(ALのレベルC)
2項関係について理解して説明できる。
7週 同値関係
(ALのレベルC)
同値関係について理解して説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験の解答の説明
順序
(ALのレベルC)
順序について理解して説明できる。
10週 有向グラフ
(ALのレベルC)
有向グラフについて理解して説明できる。
11週 グラフ
(ALのレベルC)
グラフについて理解して説明できる。
12週 様々なグラフ
(ALのレベルC)
様々なグラフについて理解して説明できる。
13週 命題論理・述語論理
( ALのレベルC)
命題論理・述語論理について理解して説明できる。
14週 アルゴリズムの解析
(ALのレベルC)
アルゴリズムの解析手法について理解して説明できる。
15週 期末試験
16週 期末試験の解答の説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。4
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。4
ブール代数に関する基本的な概念を説明できる。4
論理代数と述語論理に関する基本的な概念を説明できる。4
離散数学に関する知識をアルゴリズムの設計、解析に利用することができる。4

評価割合

定期試験演習その他合計
総合評価割合200500000250
200500000250
0000000
0000000