応用物理I

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 応用物理I
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:物理学(三訂版)(小出昭一郎・裳華房) 演習書:センサー総合物理 新訂版(啓林館)
担当教員 小川 信之,安田 真

到達目標

基本(運動、電磁気、熱など)、応用(物理工学、応用物理、現代物理)を学ぶことで、様々な現象を理解する。基礎では、1、2年で既に学習した物理の内容を応用物理の観点より現実の現象との対応において再構築する。 
①質点の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を説明することができる。
②弾性体と流体の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を説明することができる。
③波と光の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を説明することができる。
④温度と熱の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1質点の物理に関する問題を正確に解くことができる。質点の物理に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。質点の物理に関する問題を解くことができない。
評価項目2波と光に関する問題を8割以上解くことができる。波と光に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。波と光に関する問題を解くことができない。
評価項目3温度と熱に関する問題を8割以上解くことができる。温度と熱に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。温度と熱に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基本(運動、電磁気、熱など)、応用(物理工学、応用物理、現代物理)を学ぶことで、様々な現象を理解する。基礎では、1、2年で既に学習した物理の内容を応用物理の観点より現実の現象との対応において再構築する。
授業の進め方・方法:
板書を中心に行なう。教科書の内容から離れることもあるので、各自学習ノートを充実させること。適宜演習を行なう。第16回〜19回は実験の説明及び実験を行う。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
学習・教育目標:(D-2)100%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 質点・ベクトル・変位と速度・加速度 質点・ベクトル・変位と速度・加速度に関する演習を6割以上正答する
2週 力と慣性・次元と単位(ALのレベルC) 力と慣性・次元と単位に関する演習を6割以上正答する
3週 放物運動・単振動・単振り子(ALのレベルC) 放物運動・単振動・単振り子に関する演習を6割以上正答する
4週 仕事と運動エネルギー(ALのレベルC) 仕事と運動エネルギーに関する演習を6割以上正答する
5週 束縛運動・保存力とポテンシャル(ALのレベルC) 束縛運動・保存力とポテンシャルに関する演習を6割以上正答する
6週 位置のエネルギー・平面運動の極座標表示(ALのレベルC) 位置のエネルギー・平面運動の極座標表示に関する演習を6割以上正答する
7週 万有引力と惑星の運動(ALのレベルC) 万有引力と惑星の運動に関する演習を6割以上正答する
8週 中間試験
2ndQ
9週 ガリレイ変換(ALのレベルC) ガリレイ変換に関する演習を6割以上正答する
10週 慣性系に対して等加速度運動する座標系(ALのレベルC) 慣性系に対して等加速度運動する座標系に関する演習を6割以上正答する
11週 二体問題(ALのレベルC) 二体問題に関する演習を6割以上正答する
12週 運動量と角運動量(ALのレベルC) 運動量と角運動量に関する演習を6割以上正答する
13週 運動量保存則と衝突(ALのレベルC) 運動量保存則と衝突に関する演習を6割以上正答する
14週 重心運動と相対運動(ALのレベルC) 重心運動と相対運動に関する演習を6割以上正答する
15週 期末試験(ALのレベルC)
16週 単振動とその合成(ALのレベルC)  単振動とその合成に関する演習を6割以上正答する 
後期
3rdQ
1週 実験(説明日)(ALのレベルC) 実験内容を把握する
2週 実験(第1回)(ALのレベルA) 実験を行いレポートを作成する
3週 実験(第2回)(ALのレベルA) 実験を行いレポートを作成する
4週 実験(第3回)(ALのレベルA) 実験を行いレポートを作成する
5週 光の波(ALのレベルC) 光の波に関する演習を6割以上正答する
6週 幾何光学(ALのレベルC) 幾何光学に関する演習を6割以上正答する
7週 光の干渉(ALのレベルC) 光の干渉に関する演習を6割以上正答する
8週 中間試験
4thQ
9週 温度・状態方程式(ALのレベルC) 温度・状態方程式に関する演習を6割以上正答する
10週 力学・波動の復習 力学・波動の復習に関する演習を6割以上正答する
11週 準静的過程・熱力学第1法則(ALのレベルC) 準静的過程・熱力学第1法則に関する演習を6割以上正答する
12週 熱容量と比熱・理想気体の断熱変化(ALのレベルC) 熱容量と比熱・理想気体の断熱変化に関する演習を6割以上正答する
13週 カルノーサイクル(ALのレベルC) カルノーサイクルに関する演習を6割以上正答する
14週 熱力学第2法則・熱機関の効率(ALのレベルC) 熱力学第2法則・熱機関の効率に関する演習を6割以上正答する
15週 期末試験
16週 エントロピー(ALのレベルC) エントロピーに関する演習を6割以上正答する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3
力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
物理実験物理実験実験報告書を決められた形式で作成できる。3
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
波に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
光に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電磁気に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電子・原子に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
化学実験化学実験レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3

評価割合

試験演習実験レポート演習書その他合計
総合評価割合14035151000200
14035151000200
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