電気電子工学実験

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気電子工学実験
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 白木 英二,安田 真,出口 利憲,冨田 睦雄,羽渕 仁恵,山田 博文,飯田 民夫,田島 孝治,柴田 欣秀,堀内 咲江,クマール ラフル

到達目標

座学、実験を通じて得た知識と技術を基に、与えられた課題に取り組むことで、技術者としての倫理を身につけ、問題を解決する総合的能力を育成すること。具体的目標を下に示す。
①調査・検索能力
②企画・創案能力
③問題抽出・検討能力
④設計・計画能力
⑤知識・技術取得能力
⑥協調・管理統率能力
⑦実践能力
⑧継続的改善能力
⑨報告書・プレゼン能力
⑩評価能力
岐阜高専ディプロマポリシー:(A),(B),(D),(E)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
調査・検索能力調査・検索能力:テーマ設定 における討論等で評価する。 評価基準は、中学生・保護者 ・中学校教員への公開に十分 に耐えるものであること。調査・検索能力:テーマ設定における討論等で評価する。評価基準は、中学生・保護者・中学校教員への公開に耐えるものであること。調査・検索能力:テーマ設定における討論等で評価する。評価基準は、中学生・保護者・中学校教員への公開に耐えられない。
企画・創案能力企画創案能力:計画書で評価する。評価基準は、従来のものと異なり新鮮味や創造性が十分に感じられること。企画創案能力:計画書で評価する。評価基準は、従来のものと異なり新鮮味や創造性が感じられること。企画創案能力:計画書で評価する。評価基準は、従来のものと異なり新鮮味や創造性が感じられない。
問題抽出・検討能力問題抽出・検討能力:計画書で評価する。評価基準は、限られた時間・予算・自己の能力等の制約のもと、完成に至る道順が具体的に十分に実現可能なものであること。問題抽出・検討能力:計画書で評価する。評価基準は、限られた時間・予算・自己の能力等の制約のもと、完成に至る道順が具体的に実現可能なものであること。問題抽出・検討能力:計画書で評価する。評価基準は、限られた時間・予算・自己の能力等の制約のもと、完成に至る道順が具体的に実現可能でない。
設計・計画能力設計・計画能力:計画書で評価する。評価基準は、ソフト・ハード及びメカニズムに関する設計がなされており、完成に至る道筋が具体的に十分に実現可能なものであること。設計・計画能力:計画書で評価する。評価基準は、ソフト・ハード及びメカニズムに関する設計がなされており、完成に至る道筋が具体的に実現可能なものであること。設計・計画能力:計画書で評価する。評価基準は、ソフト・ハード及びメカニズムに関する設計がなされており、完成に至る道筋が具体的に実現可能でない。
知識・技術取得能力知識・技術獲得能力:作品で評価する。評価基準は、新たな知識・技術の修得が十分に確認できること。知識・技術獲得能力:作品で評価する。評価基準は、新たな知識・技術の修得が確認できること。知識・技術獲得能力:作品で評価する。評価基準は、新たな知識・技術の修得が確認できない。
協調・管理統率能力協調・管理統率能力:計画書と報告書で評価する。評価基準は、分担が明確であり、協同して完成させたことが十分に確認できること。協調・管理統率能力:計画書と報告書で評価する。評価基準は、分担が明確であり、協同して完成させたことが確認できること。協調・管理統率能力:計画書と報告書で評価する。評価基準は、分担が明確であり、協同して完成させたことが確認できない。
実践能力・実験スキル実践能力:計画書・作品・報告書で評価する。評価基準は、継続して努力した形跡が十分に確認できること。実践能力:計画書・作品・報告書で評価する。評価基準は、継続して努力した形跡が確認できること。実践能力:計画書・作品・報告書で評価する。評価基準は、継続して努力した形跡が確認できない。
継続的改善能力継続的改善能力:実践状況で評価する。評価基準は、複数回の改善が十分に確認できること。継続的改善能力:実践状況で評価する。評価基準は、複数回の改善が確認できること。継続的改善能力:実践状況で評価する。評価基準は、複数回の改善が確認できない。
報告書・プレゼン能力報告書・プレゼン:報告書・プレゼンで評価する。評価基準は、報告書・プレゼンの体裁等が守られ、論理的な整合性が十分にあること。報告書・プレゼン:報告書・プレゼンで評価する。評価基準は、報告書・プレゼンの体裁等が守られ、論理的な整合性があること。報告書・プレゼン:報告書・プレゼンで評価する。評価基準は、報告書・プレゼンの体裁等が守られ、論理的な整合性がない。
評価能力評価能力:報告書・論文で評価する。評価基準は、他の作品・論文との比較についての論理的整合性のある評価を十分に確認できること。評価能力:報告書・論文で評価する。評価基準は、他の作品・論文との比較についての論理的整合性のある評価を確認できること。評価能力:報告書・論文で評価する。評価基準は、他の作品・論文との比較についての論理的整合性のある評価を確認できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気電子工学コース、情報工学コースの学生が共同で行う。
前期:個人またはグループで、創成型実験課題に取り組む。
後期:卒業研究指導教員の指導のもとで、卒業研究を行う。
授業の進め方・方法:
問題解決するための継続的な努力と考察・検討が必要である。問題点の抽出、解決方法の検討、作業計画の立案などを主体的に行なうよう務めること。
注意点:
前期:達成度評価(80 点満点)の得点率により評価 2~10 をつける。
後期:卒業研究の論文を 10 段階評価する。
学年:前期評価と後期評価の平均(小数点以下四捨五入)ととする。

授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
成績評価,進級及び卒業に関する内規 第 19 条 4 項(別表1)に該当する科目。
(B−1)10%,(B−2)10%,(C−1)10%,(D−3 創生系)30%、(E)40%

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気電子工学実験ガイダンス 電気電子工学実験のガイダンス内容を理解する
2週 電気電子工学実験実習(1) 実習テーマ(1)を実施する
3週 電気電子工学実験実習(2) 実習テーマ(2)を実施する
4週 電気電子工学実験実習(3) 実習テーマ(3)を実施する
5週 電気電子工学実験実習(4) 実習テーマ(4)を実施する
6週 電気電子工学実験実習(5) 実習テーマ(5)を実施する
7週 電気電子工学実験実習(6) 実習テーマ(6)を実施する
8週 電気電子工学実験実習(7) 実習テーマ(7)を実施する
2ndQ
9週 電気電子工学実験実習(8) 実習テーマ(8)を実施する
10週 電気電子工学実験実習(9) 実習テーマ(9)を実施する
11週 電気電子工学実験実習(10) 実習テーマ(10)を実施する
12週 電気電子工学実験実習(11) 実習テーマ(11)を実施する
13週 電気電子工学実験実習(12) 実習テーマ(12)を実施する
14週 電気電子工学実験実習(13) 実習テーマ(13)を実施する
15週 電気電子工学実験コンテスト 電気電子工学実験に関連したコンテストを実施する
16週
後期
3rdQ
1週 電気電子工学実験実習(14) 実習テーマ(14)を実施する
2週 電気電子工学実験実習(15) 実習テーマ(15)を実施する
3週 電気電子工学実験実習(16) 実習テーマ(16)を実施する
4週 電気電子工学実験実習(17) 実習テーマ(17)を実施する
5週 電気電子工学実験実習(18) 実習テーマ(18)を実施する
6週 電気電子工学実験実習(19) 実習テーマ(19)を実施する
7週 電気電子工学実験実習(20) 実習テーマ(20)を実施する
8週 電気電子工学実験実習(21) 実習テーマ(21)を実施する
4thQ
9週 電気電子工学実験実習(22) 実習テーマ(22)を実施する
10週 電気電子工学実験実習(23) 実習テーマ(23)を実施する
11週 電気電子工学実験実習(24) 実習テーマ(24)を実施する
12週 電気電子工学実験実習(25) 実習テーマ(25)を実施する
13週 電気電子工学実験実習(26) 実習テーマ(26)を実施する
14週 電気電子工学実験実習(27) 実習テーマ(27)を実施する
15週 電気電子工学実験実習(28) 実習テーマ(28)を実施する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

調査・検索能力企画・創案能力問題抽出・検討能力設計・計画能力知識・技術獲得能力協調・管理統率能力実践能力・実験スキル継続的改善能力報告書・プレゼンテーション能力評価能力論文合計
総合評価割合510101051010510580160
前期5101010510105105080
後期00000000008080