発変電工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 発変電工学
科目番号 0116 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 [改訂版]発電・変電(道上勉著,電気学会)
担当教員 冨田 睦雄

到達目標

本授業では、我々の生活や産業に不可欠な電気エネルギーの発生に関わる各種発電方式と電気エネルギーの供給に関わる変電についての基礎知識を習得する。さらに、発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式についても習得する。具体的には以下の項目を目標とする。
①電力の需要と供給についての理解
②水力発電の理解
③火力発電の理解
④原子力発電の理解
⑤発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式の理解
⑥電力系統と変電所の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電力の需要と供給に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。電力の需要と供給に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。電力の需要と供給に関する問題を解くことができない
評価項目2水力発電に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。水力発電に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。水力発電に関する問題を解くことができない。
評価項目3火力発電に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。火力発電に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。 火力発電に関する問題を解くことができない。
評価項目4原子力発電に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。原子力発電に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。原子力発電に関する問題を解くことはできない。
評価項目5発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。発電所の環境対策や環境に配慮した発電方式に関する問題を解くことができない。
評価項目6電力系統と変電所に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。 電力系統と変電所に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。電力系統と変電所に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は、教科書及び配布するプリントと板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 発変電の概要
2週 電力の需要と供給・電力システムの経済運用
3週 水力発電所の発電方式と水力学・水力発電所の出力
4週 水力発電設備・水車
5週 水力発電の運転と運用
6週 火力発電所の仕組みと熱力学・熱サイクル
7週 火力発電所設備と環境対策
8週 火力発電所の環境対策
2ndQ
9週 原子力発電の仕組みと核反応
10週 原子力発電の原子炉形式と炉構造
11週 原子力発電と環境
12週 環境に配慮した新しい発電方式
13週 電力系統と変電所の設備構成
14週 変電所の設計と変電所の運転保守
15週 期末試験の解答の解説など
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合10020120
10020120
000