応用物理Ⅰ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用物理Ⅰ
科目番号 0117 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 初歩から学ぶ基礎物理学 力学Ⅱ(小橋有子編集、大日本図書)(参考書)、物理学基礎(第4版)(原 康夫・学術図書)(参考書)、新編物理学(藤城敏幸,東京教学社)(参考書)、物理学入門(宮下精二 サイエンス社)(参考書)、物理学演習テキスト(物理学演習テキスト編集委員会 学術図書)(参考書)、物理学(小出昭一郎 裳華房)(参考書)。
担当教員 富田 勲

到達目標

講義受講者は、環境システムデザイン工学の学習目標の習得を目指し、前期は運動現象の理解のために力学を学習し、後期は、電磁気学、熱統計物理学、現代物理学の初歩を習得する。これらの力学、電磁気学、熱統計力学、現代物理学を含む応用物理の学習によって、各物理現象をより深く理解すると共に、それらの工学への応用法を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を正確(8 割以上)の正答率で説明することができる。力学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題をほぼ正確(6 割以上)の正答率で説明することができる。力学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を解くことができない。
評価項目2電磁気学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を正確(8 割以上)の正答率で説明することができる。電磁気学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題をほぼ正確(6 割以上)の正答率で説明することができる。電磁気学の物理の概念を理解し、その応用として具体的な問題を解くことができない。
評価項目3熱統計物理の基礎の概念を理解し、その応用として具体的な問題を正確(8割以上)の正答率で説明することができる。熱統計物理の基礎の概念を理解し、その応用として具体的な問題をほぼ正確(6 割以上)の正答率で説明することができる。熱統計物理の基礎の概念を理解し、その応用として具体的な問題を解くことができない。
評価項目4現代物理学の初歩の概念を理解し、その応用として具体的な問題を正確(8割以上)の正答率で説明することができる。現代物理学の初歩の概念を理解し、その応用として具体的な問題をほぼ正確(6 割以上)の正答率で説明することができる。現代物理学の初歩の概念を理解し、その応用として具体的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
講義受講者は、力学、電磁気学、熱統計力学、現代物理学の初歩の幅広い領域の現象について熟考して理解を深めると良い。受身ではなく、講義に参加する積極性が重要である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 運動の表し方
2週 自由落下、慣性運動
3週 ニュートン力学による運動の見方
4週 運動量とエネルギー
5週 摩擦のある運動
6週 慣性力
7週 振動現象
8週 中間試験
2ndQ
9週 力学に関する演習問題の解き方の講義
10週 物体の回転運動、慣性モーメント
11週 斜面のころがり運動
12週 弾性体、圧力の向きと伝達
13週 静止流体の圧力
14週 流体の運動
15週 複合的な力学現象
16週
後期
3rdQ
1週 電気現象に関するガウスの法則
2週 磁気現象に関するガウスの法則
3週 ファラデーの法則
4週 アンペールの法則
5週 マックスウェル方程式
6週 熱力学の第1 法則
7週 熱力学の第2 法則
8週 中間試験
4thQ
9週 電磁気学・熱力学に関する演習問題の解き方の講義
10週 熱力学の第3 法則
11週 統計力学入門
12週 相対性理論入門
13週 量子力学入門
14週 現代物理学と最先端技術
15週 熱統計力学・現代物理学に関する演習問題の解き方の講義
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合40050450
得点40050450