電気機器

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気機器
科目番号 0121 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 よくわかる電気機器 (森本雅之 著,森北出版)
担当教員 冨田 睦雄

到達目標

電気機器は、磁気エネルギーを介して機械エネルギーと電気エネルギーとの相互変換を行う、我々の身近な生活や産業に必要不可欠である電力の発生から消費までに用いられる発電機,変圧器,モータなどの機器のことである。本授業では、これらの原理,構造,特性,制御法などを習得する。具体的には以下の項目の理解を目標とする。
①直流機の理解
②変圧器の理解
③同期機の理解
④誘導機の理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。直流機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。直流機による扱いに関する問題を解くことができない。
評価項目2変圧器に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。変圧器に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。変圧器に関する問題を解くことができない。
評価項目3同期機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。同期機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。同期機に関する問題を解くことができない。
評価項目4誘導機に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる。誘導機に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる。誘導機に関する問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
 授業は、教科書とプリントと板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。電気回路や電気磁気学など他の科目と強い相関があるので、それらについても十分学習し、復習しておくことが重要である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気機器概説
2週 電磁誘導・電磁力・インダクタンス
3週 磁化現象と鉄損・銅損
4週 変圧器の原理と理想変圧器
5週 実際の変圧器
6週 実際の変圧器の等価回路
7週 変圧器の等価回路定数の測定
8週 中間試験
2ndQ
9週 回転運動とトルク
10週 三相交流と回転磁界
11週 誘導機の原理と構造
12週 誘導電動機の等価回路
13週 誘導電動機の特性
14週 誘導電動機の速度制御
15週 期末試験の解答の解説・前期のまとめ・後期の予習
16週
後期
3rdQ
1週 同期機概説
2週 同期発電機の原理と構造
3週 同期発電機の等価回路とベクトル図
4週 同期発電機の性能指標
5週 同期発電機の負荷特性
6週 同期電動機の等価回路と出力
7週 同期電動機のV曲線
8週 中間試験
4thQ
9週 直流機の原理と構造
10週 直流発電機
11週 直流電動機
12週 直流電動機の運転特性
13週 直流電動機の励磁方式
14週 直流電動機の速度制御
15週 期末試験の解答の解説・電気機器のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力直流機の原理と構造を説明できる。2

評価割合

試験課題合計
総合評価割合40080480
40080480
000