自動制御

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 自動制御
科目番号 0122 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 Scilab で学ぶシステム制御の基礎(橋本洋志・石井千春・小林裕之・大山恭弘共著,オーム社)
担当教員 鈴木 俊毅,冨田 睦雄

到達目標

本授業では、身の回りの家電機器、工業機器や産業界など幅広い分野において用いられている自動制御の理論である「古典制御理論」と「現代制御理論」を習得する。具体的には以下の項目を目標とする。
①伝達関数とブロック線図についての理解
②時間応答・周波数応答についての特性の理解
③フィードバック制御系についての理解
④状態方程式についての理解
⑤状態フィードバックとオブザーバについての理解
⑥最適制御についての理解

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1伝達関数とブロック線図に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる伝達関数とブロック線図に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる伝達関数とブロック線図に関する問題を解くことができない
評価項目2時間応答・周波数応答に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる 時間応答・周波数応答に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる 時間応答・周波数応答に関する問題を解くことができない
評価項目3フィードバック制御系に関する問題を正確(8割以上)に解くことができるフィードバック制御系に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができるフィードバック制御系に関する問題を解くことができない
評価項目4状態方程式に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる状態方程式に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる状態方程式に関する問題に関する問題を解くことができない
評価項目5状態フィードバックとオブザーバに関する問題を正確(8割以上)に解くことができる状態フィードバックとオブザーバに関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる状態フィードバックとオブザーバに関する問題を解くことができない
評価項目6最適制御に関する問題を正確(8割以上)に解くことができる最適制御に関する問題をほぼ正確(6割以上)に解くことができる最適制御に関する問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、身の回りの家電機器、工業機器や産業界など幅広い分野において用いられている自動制御の理論である「古典制御理論」と「現代制御理論」を習得する。具体的には以下の項目を目標とする。
授業の進め方・方法:
授業の進め方とアドバイス:授業は、教科書とプリントと板書を中心に行うので、各自学習ノートを充実させること。
授業で用いる制御理論に必要な数学については、教科書にまとめてあるので、必要に応じて復習しながら進める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システム制御概論
2週 伝達関数
3週 ブロック線図
4週 システムの時間応答(1)
5週 システムの時間応答(2)
6週 極・零点と時間応答の関係
7週 周波数応答
8週 ボード線図(1)
2ndQ
9週 ボード線図(2)
10週 フィードバック系の安定性
11週 安定判別法
12週 フィードバック系の安定余裕の評価
13週 フィードバック制御系の目的と評価
14週 PID制御
15週 期末試験の解答の解説・古典制御理論のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 現代制御理論概説
2週 状態方程式
3週 古典制御と現代制御の関係
4週 状態方程式の解
5週 線形システムの安定性
6週 可制御性と可観測性
7週 状態フィードバック(1)
8週 状態フィードバック(2)
4thQ
9週 状態オブザーバ(1)
10週 状態オブザーバ(2)
11週 状態オブザーバを用いたフィードバック系の安定性
12週 最適制御及び最適レギュレータ
13週 最適サーボ系
14週 最適ロバストサーボ系
15週 期末試験の解答の解説・現代制御理論のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験教室外学習提出合計
総合評価割合20040240
基礎的能力20040240
000