技術英語

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 技術英語
科目番号 0123 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「技術英語 実践的技術英語テキスト:初期〜中級レベル」(津山工業高等専門学校技術英語テキスト編集委員会、電気書院、2010年3月)を教科書として用いる。また以下の参考書等に基づき適宜プリントを作成し、副教材とする。 参考書・・・実践ビジネス英会話(大島さくら子/スティーブ・バーンスティン ベレ出版 2009年7月)) 日本人の英語、実践日本人の英語(ともにマークピータセン著の岩波新書 2009年9月25日、2013年4月19日)
担当教員 安田 真,柴田 明仁

到達目標

社会生活がどんどんグローバル化されるに伴い、日本語を解さない人やシステムと付き合う機会は確実に増えています。技術者もこのようなグローバリゼーションに身をおくことになりますが、コミュニケーション手段はほとんどが英語です。本教科では、意志疎通のツールとして英語が使えるよう、より実践的な英語を学習します。
1) 聴く力、会話力の向上
相手の話している事を「聴いて」自分の考え  
や意志を「言葉で」伝える。
2) 読解力、記述力の向上
技術記事やや技術情報を「読んで」それに対する自分の考えを「書いて」発信する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1まとまりのある英語を聞いて、全体の概要や要点を適切に聞き取ることができる。 まとまりのある英語を聞き、概要(話された内容のあらまし)を理解 することができる。 定型のビジネス英会話を概ね正確(6割以上)に聞き取り理解できる。定型のビジネス英会話を正確に聞き取ることができない。
評価項目2与えられた状況に対して、自分の意見や主張をまとまりよく話すことができる。  自分の意見や主張を理由や具体例などと共に英語で話すことができる。 質問や依頼などを聞いて簡単な英会話や動作などで概ね正確(6割以上)に応じることができる。質問や依頼などを聞いても、簡単な英会話や動作などで正確に応じることができない。
評価項目3話の内容や書き手の意見などを批判的に読むことができる。 書かれた内容や意見に対し感想や意見などを持てるように読むことができる。 辞書なしで教科書程度の技術専門用語や慣用表現が入ったビジネス文書や技術文書を概ね正確(6割以上)に理解できる。辞書を使っても教科書程度の技術専門用語や慣用表現が入ったビジネス文書や技術文書を理解できない。
評価項目4与えられたテーマについて、立場や意見を表明するとともにその理由を論理的にかつ時間的に順序立てて表現することができる教科書程度の一貫したビジネス文書や技術文書に対して自分の意見を英語で概ね正確(6割以上)に表現できる。教科書程度の一貫したビジネス文書や技術文書に対して自分の意見を英語で表現できない。
評価項目5学会英文論文レベルの数式/数字記述を詰まらずに音読できる基本的な英文法及び数式・数学表現に関して概ね正確(6割以上)に理解し、使うことができる基本的な英文法及び数式・数学表現に関して正確に理解し使うことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
1回の講義時間90分を3セクションに分けて進めます。
① ビジネスシーン等を題材にした英語のヒアリングとスピーキング演習(英会話)又は英語での小討論:概ね20分
② 教科書を使っての技術英文のリーディング、文法、ライティングの演習:概ね60分
③ 課題(宿題)の提示とその解説/数式表現や専門用語の提示と解説:概ね10分
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 教科書L1.電気工学・コンピュータ」による文法復習、 読み/書き訓練。技術英語とは?
2週 教科書L2.機械・制御工学」による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、数の表現。
3週 教科書L3.パソコン」による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、日付・年号の表現。
4週 教科書L4.大気汚染と制御技術」による文法復習、 読み/書き訓練。小討論。
5週 教科書L5.光電素子」による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、四則演算の表現。
6週 教科書L6.F1における空気力学」による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、冠詞基礎。
7週 教科書L7.オームの法則」による文法復習、 読み/書き訓練。小討論。
8週 中間試験
4thQ
9週 教科書L8. エアバス対ボーイング による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、微積表現。
10週 教科書L9. キルヒホッフの法則 による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、略語表現。
11週 教科書L10. メカトロニクス1 による文法復習、 読み/書き訓練。小討論。
12週 教科書L11. オームの法則とキルヒホッフの法則 による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、添え字やべき乗等の表現。
13週 教科書L12. 宇宙ゴミ問題 による文法復習、 読み/書き訓練。 英会話、電通情学会誌記事。
14週 教科書L13. 交流回路 による文法復習、 読み/書き訓練。小討論。
15週 期末試験
16週 期末試験の解説。「エンジニアのための伝わる技術英語」紹介。
     教科書L14. メカトロニクス2 による文法復習、 読み/書き訓練。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験宿題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合200500000250
200500000250
0000000
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