電気情報工学実験

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電気情報工学実験
科目番号 0124 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 電気情報工学実験指導書(ガイダンス時にプリントを配布)
担当教員 田島 孝治

到達目標

2学年時の電気情報工学実験に続き、電気電子機器の利用方法や特性や、情報工学に関する基本技術・応用技術について学ぶと共に、実験・実習に関する報告書の作成を行なうことで,工学的な問題に対する、調査・分析・問題解決能力を身につける。具体的には以下の項目を目標とする。
①講義において習得した知識と技術を実践・実習を通じて経験的に理解する
②各計測機器の取り扱い方の習得
③情報機器の取り扱いと、処理技術の習得
④ワンチップマイコンの使い方を理解し、これを利用した電子回路を設計・製作できる能力を身につける
⑤工学的な問題に対し、自分の考えを分かりやすく説明する能力を身につける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
それぞれの実験内容について、80%以上の知識や技術を修得しているそれぞれの実験内容について、60%以上の知識や技術を修得しているそれぞれの実験内容について、知識や技術を修得していない。
各種計測機器、情報機器の取り扱い方を80%以上習得している各種計測機器、情報機器の取り扱い方を60%以上習得している各種計測機器、情報機器の取り扱い方を習得していない。
ワンチップマイコンを利用した電子回路を設計・製作する技術を80%以上修得しているワンチップマイコンを利用した電子回路を設計・製作する技術を60%以上修得しているワンチップマイコンを利用した電子回路を設計・製作する技術を修得していない。
工学的な問題に対し、自分の考えをまとめ、相手に分かり易く説明する能力を80%以上習得している工学的な問題に対し、自分の考えをまとめ、相手に分かり易く説明する能力を60%以上習得している工学的な問題に対し、自分の考えをまとめ、相手に分かり易く説明する能力を習得していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業は実験実習を中心に行う。実験実習に積極的に参加し、レポートを作成すること。実験を行う前に実験指導書を良く読み、実験内容を把握しておくこと。また、実験に必要な基礎知識を図書館やインターネットを利用し、自分の力で予習すること。実験テーマ終了時には口頭試問を行うので、実験内容を十分把握しておくこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験実習ガイダンス
実験テーマ1:過渡現象
2週 電子レポートの作り方
3週 実験テーマ2:トランジスタの特性
4週 実験テーマ3:FETの特性
5週 実験テーマ4:アーカイバ・バイナリデータの解析(ソフトウェア系実習)
6週 実験テーマ5:SQLとデータベース
7週 班別実験ガイダンス
8週 中間試験(実施しない)
2ndQ
9週 実験テーマ5:共振回路
10週 実験テーマ6:反共振回路
11週 実験テーマ7:オペアンプの周波数特性
12週 実験テーマ8:順序回路
13週 マイコン実習1 簡単なセンサとスイッチ
14週 マイコン実習2 複雑なハードウェアソフトウェアとの連携
15週 期末試験(実施しない)
16週 マイコン実習3 企画作り (前期の結果報告も実施)
後期
3rdQ
1週 実験テーマ9:発振回路実験テーマ10:変調回路と復調回路
2週 実験テーマ10:変調回路と復調回路
3週 実験テーマ11:電子の比電荷
4週 実験テーマ12:静電容量
5週 実験テーマ13:マイケルソン干渉計
6週 実験テーマ14:太陽電池の特性
7週 マイコン実習5 回路作成1
8週 マイコン実習6 回路作成2
4thQ
9週 マイコン実習7 プログラム作成1
10週 マイコン実習8 プログラム作成2
11週 マイコン実習9 プレゼンテーション作成
12週 マイコン実習10 製作予備時間
13週 マイコン実習11 デモンストレーション
14週 マイコン実習12 プレゼンテーション発表
15週 期末試験(実施しない)
16週 レポートの公表と表彰

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート点作品評価プレゼン評価マイコン報告書合計
総合評価割合150202010200
前期100000100
後期50202010100