データ構造とアルゴリズム

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 データ構造とアルゴリズム
科目番号 0131 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 C によるアルゴリズムとデータ構造(茨木俊秀・オーム社)
担当教員 出口 利憲

到達目標

様々なデータ構造とそれを取り扱うアルゴリズムを理解する
(1) 基本的なデータ構造について理解する
(2) 基本的なデータ構造の実現方法について理解する
(3) 基本的なアルゴリズムを理解する
(4) 基本的なアルゴリズム設計技法を理解する
(5) 効率の評価法を理解し,データ構造・アルゴリズムの違いにより効率が異なる ことを理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的なデータ構造に関する問題 を正確(80%)に解くことができ る基本的なデータ構造に関する問題 をほぼ正確(60%)に解くことが できる基本的なデータ構造に関する問題 を解くことができない
評価項目2基本的なデータ構造の実現に関す る問題を正確(80%)に解くこと ができる基本的なデータ構造の実現に関す る問題をほぼ正確(60%)に解く ことができる基本的なデータ構造の実現に関す る問題を解くことができない
評価項目3整列,探索などに関する問題を正 確(80%)に解くことができる整列,探索などに関する問題をほ ぼ正確(60%)に解くことができ る整列,探索などに関する問題を解 くことができない
分割統治法,動的計画法などに関 する問題を正確(80%)に解くこ とができる分割統治法,動的計画法などに関 する問題をほぼ正確(60%)に解 くことができる分割統治法,動的計画法などに関 する問題を解くことができない
オーダーに関する問題を正確 (80%)に解くことができるオーダーに関する問題をほぼ正確 (60%)に解くことができるオーダーに関する問題を解くこと ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
教科書に沿って授業をすすめるが,教科書の内容から離れることもあるので講義に集中すること。
注意点:
第2学年・第3学年のプログラミングの知識が必要なので,十分復習しておくこと。
演習には積極的に取り組み,指定された課題を提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計算量(オーダー記法)
2週 基本的なデータ構造(リスト,スタック,待ち行列)
3週 基本的なデータ構造(グラフ,木のデータ構造,木のなぞり,2分木,集合)
4週 基本的なデータ構造(辞書,ハッシュ,互いに素な集合族)
5週 基本的なデータ構造(順序付集合,優先度付き待ち行列,ヒープ)
6週 2分探索木
7週 並行探索木(AVL 木)
8週 中間試験
2ndQ
9週 整列アルゴリズム(バブルソート,バケットソート)
10週 整列アルゴリズム(ヒープソート,クイックソート)
11週 整列データの処理,分割統治法(マージソート)
12週 動的計画法(SUBSET-SUM)
13週 資源配分問題,欲張り法(Greedy Method)
14週 グラフ(プリム,クラスカル,ダイクストラ)
15週 文字列照合(BM 法)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
得点8020100